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旧暦は宇宙暦

 投稿者:月の人  投稿日:2012年 4月19日(木)20時32分44秒
  通報 返信・引用 編集済
  旧暦は約3年に一度,1年が13ヶ月になる。それが今年です。

http://88d.jp/feature01/feature4.html

 旧暦の意味や、それを使用する意義がだいぶ見えてきたのではないだろうか。"新月=毎月ついたち"というシンプルなメカニズムさえ知っていれば、旧暦は十分に活用していける。ただ、これだけでは100%月のリズムだけで暮らすことになるが、実は旧暦には太陽の要素もしっかりインストールされている。それが「閏月(うるうづき)」というソフトウェアだ。

 グレゴリオ暦と同じく旧暦でも1年を12ヶ月で数える。月の満ち欠け12サイクルを経ると、また同じ季節が巡ってくるからだ。ところが旧暦の1ヶ月は月の満ち欠けひと巡り=約29.53日。

29.53日×12ヶ月=約354日
365 日-354 日= 11日

 そう、旧暦の1年は太陽の動きをもとにした太陽暦(365.2422日)の1年と比べて11日ほど短いのだ。このまま放置しておくと、こよみ上の月日と実際の季節がどんどんズレていき、1月が夏だったり秋だったりと、少々面倒なことになってしまう。

 そこで旧暦では約3年に一度、「閏月(うるうづき)」と呼ばれる1ヶ月を加えて1年を13ヶ月とすることで、その誤差を調整している。毎年の不足分11日が3年たつと33日、つまり約1ヶ月となるため、これを加えて補完するという考え方だ。4年に1度、1日を加えるグレゴリオ暦と比較して、1年の長さがかなり大きく伸び縮みすることになり、旧暦のそれはかなりダイナミックな方法といえる。だが、どんぶり勘定的に見えて実はこれ、古代中国において緻密な天文計算にもとづいて導き出された非常に高度なシステムなのである。

2つの異なるサイクルが19年目に再び出会う
 話を簡単にするため閏月は約3年に1度と書いたが、正確には閏月は19年に7度の割合で挿入される。19年に7度、1年が13ヶ月の年があるということだ。

 太陽暦と旧暦では太陽と月というおのおの異なる天体の周期から導き出されたサイクルにもとづいているため、両者の間にズレが生じるのは当然だ。しかしこの2つのサイクルが19年ごとにほぼ完璧に同期することは、2000年以上前の中国ですでに発見されていた。

閏月
 月の満ち欠け周期(より正確には29.530589日)つまり旧暦の1ヶ月と、季節が一巡する周期(より正確には365.24219日)つまり太陽暦の1年との最小公倍数(正確には最小公倍数に限りなく近い数字)が19年というわけだ。上図にあるとおり、太陽暦19年分と旧暦235ヶ月分はともに6939日。2つの異なるサイクルは同じ地点をスタートした後、6939日を経て再び元の地点で合流する(「メトン周期」と呼ばれる。メトンはこの周期を発見した古代ギリシャの天文学者の名。中国へはギリシャより伝えられたのか、中国独自に発見されたのかは定かでない)。

 これはたとえばある年の冬至がちょうど旧暦のついたち=新月にあたるとしたら、次に再び冬至と新月が同じ日に重なるのは6939日後ということを意味している。6939日は旧暦12ヶ月×19サイクル+7ヶ月分にあたるから、19年間に7回の割合で閏月挿入を行えば太陽と月ふたつのダイヤルはカチッと合うことになる。こうして季節とのズレはほぼ完全に解消されるのだ。

 月の満ち欠けにもとづいたこよみを「陰暦(いんれき)」または「太陰暦(たいいんれき)」ということはご存知だと思うが、旧暦は閏月によって太陰暦と太陽暦をうまい具合に同期させてズレを解消することから、正確には「太陰太陽暦(たいいんたいようれき)」と呼ばれる。

 閏月は最近では2009年の旧暦5月と6月の間に挿入され、1年が13ヶ月となった。この場合、5月のあとの閏月であることから、挿入された余分の1ヶ月を「閏5月(うるうごがつ)」と呼ぶ。次回は2012年に閏3月が挿入される。

 お気づきのとおり、閏月は1年の終わりに「13月」として付け足されるわけではなく、年によって挿入される場所が異なる。もちろんこれにも法則があるのだが、それは「二十四節気③」の項でみることにしよう。

 ちなみに太陽暦とのズレをまったく考慮しない純粋太陰暦を採用しているのが、イスラーム圏で使用されているヒジュラ暦だ。ヒジュラ暦では季節に対するこよみ上の月日が毎年約11日ずつ前倒しにスライドしていき、一巡するまでに約33年(太陽暦の)かかる。ムスリムが日の出から日没まで断食しなければならないことで知られる「ラマダーン」とは、このヒジュラ暦の9番目の月のことをさしている。「ラマダーン」はムハンマドにクルアーンが最初に降った月とされ、イスラームの聖月である。


旧暦は宇宙暦

http://88d.jp/feature01/feature2.html

正しい復活祭とは??

 ここまで旧暦と二十四節気のしくみや機能について見てきたが、これらがグレゴリオ暦とは本質的にまったく異なった構造のこよみであることは十分理解できただろう。旧暦も二十四節気もまさしく"自然暦""宇宙暦"であり、生命を本来あるべき法則の内に返してくれる。

 一方のグレゴリオ暦は、結論からいってしまうと、さながら"人工暦""機械暦"だ。自然や宇宙というものを"意識できないように"つくられているとしかいいようがない。

 そもそもこのグレゴリオ暦ができたのは1582年のこと。ローマカトリック教会の教皇グレゴリウス13世がユリウス暦から改暦して施行した。

 紀元前46年よりローマで使用されてきたユリウス暦もグレゴリオ暦と同じく太陽暦なのだが、1年を365.25日として計算していることから、精度に問題を抱えていた。実際の1年は365.2422日(365.24219日)。0.01日にも満たない差ではあるが、長年放置しておくと、積もり積もって大きな誤差に成長する。やがてグレゴリウス13世がローマ教皇の座につく16世紀になると、こよみ上の春分の日が実際の春分より10日ほど前倒しになるほどまで、ズレは大きく育ってしまった。

 聖職者たちにとって、これは非常にゆゆしき問題であった。

 なぜなら彼ら聖職者たちの最大の関心事は、キリスト教の最重要行事である復活祭(イースター)のつつがない催行であり、それを正しい日に行えないことは、イエスの復活をしかるべき日に正しく祝福できないことを意味するからだ。このままでは宗教上とても困る。

正しい復活祭は迎えるも理論的には破綻
 復活祭とは、ゴルゴダの丘で磔になって死んだイエスがその3日後に甦ったという伝承にもとづいた宗教行事であり、その催行日は「春分後の満月のあとの最初の日曜」と定められている。このため、こよみ上の春分が実際の天文学的な春分とズレてしまうと、復活祭の日程もズレてしまう。

 そこでグレゴリオ暦では閏年の入れ方を調整することで、実際の1年(365.2422日)との間のズレを限りなく解消。ユリウス暦では4年に一度、4で割り切れる年を閏年としたのに対し、グレゴリオ暦では4で割り切れ、かつ100で割り切れない年、および400で割り切れる年を閏年とした(つまり閏年は原則として4年に1度入れられるが、たとえば西暦2100年は4でも100でも割り切れるので、閏年にはならない)。現在もこの法則は変わっていない。

 こうして天文学的な事実とこよみとの誤差は3319年に1日という精度になった。

 これは一見、きわめて合理的で、大変優れた成果に思われる。しかしグレゴリオ暦は太陽暦としての1年の精度、すなわち「正しい春分」を迎えるために太陽の周囲を地球がひとまわりする長さにこだわる一方で、それ以外の点、すなわち改暦以前からそのまま継承されていた矛盾や理論破綻についてはまったく考慮に入れなかった。これによりグレゴリオ暦は規則性や客観的根拠を内包しない非合理的なこよみとなってしまった。

 確かに1年の長さだけはとにかく正確に測れるのだが、それに満たない細かい部分はちゃんと計測することができない。メートル単位は測れるけれど、ミリやセンチの目盛がいい加減なものさしみたいなものだ。復活祭を正しく行うという宗教上の大命題の前では、少々の不具合(バグ)などどうでもよかったのだろう。

 しかし、その少々のバグこそが私たちの暮らしから、地球に生きる生命として大切なものを喪失させてしまう結果を招くことになる。

 
 
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