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老子・道徳経 その2

 投稿者:Legacy of Ashesの管理人  投稿日:2013年 3月16日(土)23時28分24秒
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  http://www.ginzado.ne.jp/~okoshi/rousi.html

第十九章

識別することをやめ、知識を放棄せよ。

そうすれば、人々は何倍も利益を得るだろう。

慈善をやめ、道義を捨てよ。

そうすれば、人々はたがいにもっと愛しあうだろう。

利口な教えをやめ、利益を捨てよ。

そうすれば、盗みや詐欺はなくなるだろう。

識別と知識、慈善と道義、利口と利益はただ外面的な工夫にすぎない。

そこで、これら以外の何かを求めなければならない。

純真さをあらわし、生まれつきの本性に固執せよ、

自己本位の自己を取りのぞき、強欲を捨て、人による学習を捨てよ、

そうすれば思いわずらうことはなくなるだろう。



第二十章

敬意を表して「はい」というのと、非礼な「ああ」ということにどれほどの違いがあろう。

善と悪にどれほど違いがあろうか。

他人が恐れるところで、私もまた恐れなければならないだろうか。

これは何とばかげたことか。

人々は生けにえの祝宴を楽しみ、花咲く春の日に高台に登って楽しんでいるかのようだ。

私はただ一人、身じろぎもせず、何と静寂にしていることか。

ちょうどまだ笑ったことのない赤子のように。

戻るべき家ももたず、目的もなく私はさまよう。

人々は多くの野心と欲望をもっている。

私一人だけがこれらすべてを置き去りにしてきてようだ。

私はなんとなまくらだ。私の心はまったく愚かものの心だ。

人々は光り輝いているのに、私一人が暗く鈍い。

人々は賢く好奇心が強いのに、私一人がはっきりしなくて鈍い。

私は穏やかな海のように何と静かなことか。

私はなにものにも縛られず流されるようだ。

人々はすべて目的をもっている。

私一人が異様で、善くないもののようだ。

私には他人と違っているところがある。

私は「母」によって養われている。



第二十一章

徳に固有のものは「道」のひびきである。

「道」というものはおぼろげで、とらえようがない。

おぼろげでとらえようがないが、そこには形がある。

おぼろげでとらえようがないが、そこには何物かがある。

測りがたく見えにくいが、そこには本質がある。

本質は実に純粋で、そこには生き生きとした真実がある。

昔から今日に到るまで、「道」という名前のものがないわけではなかった。

我々はそれによって万物の始まりを見る。

万物の始まりはこれによってわかるのだ。



第二十二章

曲がっているものは完全に残る。

まっすぐであるために、身をかがめよ。

いっぱいになるために、くぼみがあるべきだ。

使いつくすことが、若返ることになる。

欲しい人はもっと得られるだろうし、たくさんもっている人は奪われるだろう。

だから、賢人は「一」をしっかりつかみ、天下の模範となる。

自分を見せびらかさないから、おのずからはっきりと見られ、

自分を主張しないから、きわだって見える。

信用を求めないから、信用をうけ、

うぬぼれないから、最高のものとなる。

争うことをしないから、天下の人で争えるものはいない。

「曲がっているものは完全に残る」という昔の言葉は真実で、

実際、人は完全でいることができるのである。

言葉によってでなく、ひとりでに起こってくるのである。



第二十三章

自然はことばで表さない。

暴風が起きても朝中続くことはなく、激しい雨が一日中続くことはない。

これらは天と地の活動である。

天と地でさえ、いつまでもその活動を続けることはできない。

まして人間はできようか。

「道」を学ぶ者は「道」と同一になる。

人が徳に達すると、その徳と同一になる。

人が徳と同一になると、徳もまたおのずから人と同一になる。

人が失うものと同一になると、失うものもまたおのずから人と同一になる。

この同一性を信じなければ、これは起こらないだろう。



第二十四章

つまさきで立つものは長く立つことはできない。

大股で歩くものは長く歩くことはできない。

見せびらかすものはすぐれていない。

みずから正しいと主張するものは、他よりきわだっているわけではない。

信用を求めるものは信用を得られない。

自分をほこるものは最高のものではない。

「道」の立場からいうと、これらすべては生物が好まない余分のものである。

だから、「道」を有する人はそんなところに留まらないのである。



第二十五章

形はないが、混沌としたものがあり、天と地より先に存在していた。

音もなく、空漠。

あらゆるところに充ち、疲れることがない。

それは天下の母だといわれる。

その名は知られておらず、「道」と呼ぶだけである。

もし私が名をつけようとするなら、それを「大」と呼ぼう。

「大」は無制限に広がっていくことである。

無制限に広がるとは遠ざかることであり、

遠ざかるとは「近くに」返ってくることである。

このように「道」が大であるように、天も大、地も大、人もまた大である。

世界には四つの大があり、人はその一つの位置を占める。

人は地に従い、地は天に従い、天は「道」に従い、「道」は「自然」に従う。



第二十六章

重いものが軽いものの根源であるように、

静かであることがそわそわすることの根源である。

だから、統治者は朝から晩まで旅をしても、重い荷馬車から離れない。

どんなに素晴らしい環境にいても、彼は静かになって心を動かされないのだ。

「一万の戦車をもつ」指導者が天下を前にして、

どうして軽々しくふるまえることができようか。

軽々しくふるまえば根源を失うことになり、

そわそわすれば、主たるものが失われる。



第二十七章

すぐれた行為者は痕跡(善であれ悪であれ)を残さない。

すぐれたことばを使う人は少しのきず(善であれ悪であれ)も残さない。

すぐれた計算者は計算器具を使わない。

門をとざすのにすぐれた者はかんぬきを使わないが、誰れもその戸は開くことはできない。

結ぶのにすぐれた者は縄を使わないが、誰れもそれをほどくことはできない。

このように賢人は人を救うのにすぐれており、だからどんな人も見捨てない。

彼はまた物を救うのにすぐれており、だから何物をも見捨てない。

これは明を洞察すると呼ばれる。

だから、善である者は善でない者の師であり、

善でないものは善であるものの源である。

善ある者をありがたく思わず、善なき者を大事にしないならば、

どんなに知恵があっても迷いがある。



第二十八章

積極的なことを知りつつ、消極的なところにとどまるのは、天下の深い谷間のようなものである。

天下の深い谷間であれば、本当の「徳」は離れることがなく、赤子のままにおかれる。

白を知りつつ、黒にとどまるのは、天下の模範となる。

天下の模範であれば、十分に変わることのない「徳」は最初の非区別の状態にとどまる。

原初の非区別が区別されるとき、ものごとが生み出される。

賢人が原初の非区別を使えば、人々の指導者となる。

だから、偉大な統治をするものは非区別である。



第二十九章

天下を治めようとするものたちが、どうにもできないことを私は知っている。

天下は神聖な器で、どうにもしようがないものだ。

それを扱うと失敗し、それに固執すると失ってしまう。

ものの性質は変化し、一方が行えば他方がまねをする。

一方がゆるやかに息をすれば、他方は激しく息づく。

一方は精力的であり、他方はおとなしい。

一方は背負い、他方は損なう。

だから、賢者は過度な行いを避け、わがままでなく、極端になることを避ける。



第三十章

「道」によって君主を助けるということは、武力を優勢にすることではない。

武力を優勢にすれば尊大さが生まれる。

武力のあるところにはどこでも無秩序が起こる。

大きな戦いのあとには喪失の年がくる。

勝利はただ競争の結果にすぎない。

力の優勢をあえて求むべきではない。

勝利は結果にすぎないから、そのために見せびらかすべきではない。

結果にすぎないから、誇るべきではない。

結果にすぎないから、獲得しただけにすぎない。

結果にすぎないから、力の優勢を求むべきではない。

強いことを求めると衰退に行きつく。

これは「道」に反することである。

「道」に反することは長く続かない。



第三十一章

武器は、人々によって蔑視される不吉な前兆をもった道具である。

だから、「道」を有した人はそれを身におかない。

武器は不吉な前兆をもった道具である。

避けることができない時だけ、それを使用する。

たとえ、戦闘にあたっても、冷静で冷淡であるのがよい。

たとえ、戦争に勝ったとしても、光栄とすべきではない。

光栄とは、人を殺害するのを楽しむことを意味するからだ。

人々を殺害するのを楽しむような人は、天下で成功しない。


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