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日本人が陰謀論にハマり始めた訳

 投稿者:Legacy of Ashesの管理人  投稿日:2013年10月27日(日)19時56分3秒
  通報 返信・引用 編集済
  http://www.cyzo.com/2012/06/post_10739.html

書店の一角やネット上の掲示板などを覗いてみると、「東日本大震災は地震兵器による日本への攻撃だ」「世界はユダヤ資本に牛耳られている」などといった陰謀的言説が溢れている。陰謀論に興味がない人でも、ユダヤ資本やフリーメイソンによる陰謀を聞いたことがある人は多いのではないだろうか。

 そんな、これまで人々が受け入れてきた陰謀論の実例を取り上げ、なぜ人々は陰謀論を求めるのかについて考察したのが『世界の陰謀論を読み解く ユダヤ・フリーメイソン・イルミナティ』(講談社)だ。

 今回、本書の著者で、北海道大学大学院で宗教学を專門にしている辻隆太朗氏に、日本でも広く知られているユダヤやフリーメイソンに関する陰謀論について話を聞いた。

――辻さんは現在、大学院で宗教学を研究されています。その延長線上に陰謀論というテーマがあり、本書を書かれたのでしょうか?

辻隆太朗氏(以下、辻) 大学の学部の卒論では、オウム真理教のサリン事件について関心を持ち、大学院修士課程の修論ではオウムだけでなく、マインドコントロールやカルトの入信動向について書きました。具体的には、一般的に言われているような「マインドコントロールで洗脳され、騙されて新宗教に入信している」というのが、どこまで妥当なのかということを考察しました。要するに、社会的に異端とされていたり、社会と軋轢を生じている考え方を社会がどう扱うのかということに関心があったんです。また、なぜそうした考え方が一部の人々にとって魅力的であるのかということに関心があり、社会的に異端とされている考え方のひとつのサンプルとして、今回は陰謀論に焦点を当てました。

――一般的な日本人からすると、ユダヤ人やユダヤ資本、フリーメイソンは、現実社会では身近な存在ではありません。にもかかわらず、それらが関わる陰謀論は、日本でもよく見受けられます。そこで、とくにユダヤやフリーメイソンに関して伺いたいのですが、まず、ユダヤ資本の代表格のようによく扱われるロスチャイルド(ユダヤ系の一族であり、現在も金融業を営んでいる)やロックフェラー(アメリカの三大財閥のひとつ)は、実際にはユダヤ系なのですか?

辻 ロスチャイルドは、ユダヤ人なのでユダヤ資本と言って差し支えないと思います。しかし調べている限りでは、ロックフェラーはユダヤ系ではないです。宗教的にもユダヤ教ではないですし、過去をさかのぼっても、知られている限りではユダヤ系ではないです。ただ、ユダヤ人は歴史的にいろいろな民族と混血をしていますので、どこかでユダヤ人の血が入っている可能性もあります。しかし、それを言いだしたら誰でもユダヤ人になる可能性はありますね。

――ユダヤ資本やフリーメイソンに関する陰謀論の特色はありますか?

辻 世の中にはいろいろな陰謀論的な主張がありますが、ユダヤやフリーメイソンに関する陰謀論に関心を示す人は、「世界全体が、ユダヤやフリーメイソンに動かされている」と主張する特色があります。例えば、「アポロは本当は月へ行っていない」「エイズはアメリカがつくった殺人兵器」といった陰謀のように、ひとつの出来事に対する疑問や不信感ではなく、世界全体の動きに対して、不信感や納得できないという感覚があり、それを陰謀に結びつけて見るという特色があります。

――そうした特色が生んだものに、新世界秩序というものがあります。新世界秩序とは「あらゆる出来事・集団・領域に陰謀の存在を見いだし、それらすべてが統一世界政府の樹立といった目標のもと、統一された陰謀のネットワークを形成していると見なす」というものですが、このような陰謀論を受け入れる要因とはどんなものでしょうか?

辻 人が陰謀論を受け入れる要因は2つあると思います。ひとつは時代や地域を問わず、普遍的な人間の心理的傾向や実存的欲求、人間の本性のようなものがあります。もうひとつは、それぞれの地域や社会の時代的条件が生んだ特有なものがあるということです。ひとつ目の、普遍的な人間の心理というのは、世の中に起こる事象について、「本当の真実を知りたい」という気持ちや「自分の人生や社会、世界に対して何か意味があるはずだ、それを知りたい」というものです。「社会や世界がこうであることに意味なんてない。すべては偶然の出来事だ」と考えるよりは、社会や世界には明確な意味があり、現在の社会はこうなっていると考えるほうがわかりやすいからではないでしょうか。

――そのような特色や要因を背景として、日本でユダヤやフリーメイソンに関する陰謀論が受け入れられるのはなぜでしょうか?

辻 本書では、なぜ日本でユダヤやフリーメイソンが広まったのかということについてはあまり手をつけられませんでした。ですから、ハッキリと分析はできていません。しかし、考えられることとして、まず第一にヨーロッパで発展してきた陰謀論の基本的なフォーマットがあります。日本で、ユダヤやフリーメイソンに関する陰謀論を主張する人は、そのフォーマットに乗って主張をします。

――そのフォーマットというのは?

辻 代表的なのが『シオン賢者の議定書』という文書です。この文書は「ユダヤ地下政府の会議で語られた世界支配計画が流出したもの」とされています。詳しい内容については割愛しますが、ユダヤ人が世界を征服することや、そのために娯楽による愚民政策を行うことが記されています。この文書は、19世紀末のパリでロシアの秘密警察によって作成された偽書であることが明らかにされていますが、さまざまな陰謀論の主張に影響を与えています。例えば、中国共産党による対日謀略文書『日本解放第二期工作要網』や、ロンドンのタビィストック研究所で作成された「影の政府」による人類奴隷化の計画書『静かなる戦争のための沈黙の兵器』などです。この『シオン賢者の議定書』を元にした文書のフォーマットの中心には、ユダヤやフリーメイソンが必ずいます。しかし、日本人がユダヤやフリーメイソンを知らなかったら、誰もその主張を信じません。日本にユダヤやフリーメイソンに関するイメージがある程度流布しているからこそ、受け入れられるわけです。

――いつ頃から、日本にもユダヤやフリーメイソンのイメージが流入してきたのでしょうか?

辻 歴史的に見ると、1918年の日本軍のシベリア出兵の際に、反革命派のロシア人経由で『シオン賢者の議定書』が日本へ入ってきました。その当時の日本は全体主義の枠組みでした。西洋で陰謀論がはやったのと同じ土俵だったわけです。つまり、民主主義や自由主義に対する警戒心が強かったのです。そのような背景の中、日本の知識人にも、ある程度ユダヤやフリーメイソンという言葉が広がったと考えられます。日本の陰謀論のフォーマットも、欧米から借りてきたものです。日本の知的な枠組みは欧米依存ですし、さらに西洋に対するコンプレックスもあります。この欧米依存と西洋コンプレックスという対立があるため、日本の陰謀論は「日本対西洋」という構図になりがちです。

――ヨーロッパの陰謀論とは違うということでしょうか?

辻 ヨーロッパの陰謀論では、ヨーロッパ社会の中で、ユダヤやフリーメイソンが国の中から侵食し、自分たちを裏切り、動いているとなります。しかし、日本の陰謀論では、古き良き日本の伝統や精神主義が西洋の物質主義に侵され、日本の独立が西洋に攻撃されているとなる。そして、日本を攻撃してくる西洋の黒幕として、ユダヤやフリーメイソンが存在するという話になります。

――日本でも、ベンジャミン・フルフォードさんなどが陰謀論的な著作を書いていますが、どう読まれていますか?

辻 日本で出版されている陰謀論的な本は、資料として読んでいます。しかし、どれも内容に変わりはありません。基本的には同じフォーマットで、取り上げている陰謀の証拠も、これまでの陰謀論者が取り上げている話や証拠と同じようなものしか出てきません。根拠として参照している話も、陰謀論者の中で出回っている話の孫引きにすぎない。参照している原典にも当たっていないと思います。

――最後に、陰謀論とはなんでしょうか?

辻 陰謀論とは、複雑で曖昧な世界をすっきりわかった気になれる便利な解釈の枠組みだと思います。つまり、世界をどう考えるか、どう解釈するのかという思考の枠組みのひとつです。世界全体を解釈するための世界観という意味においては、宗教やイデオロギーに近い部分があると思う。しかし、宗教やイデオロギーとまったく一緒というわけではない。そこのグラデーションについては、現在も考えているところです。
(構成=本多カツヒロ)

●つじ・りゅうたろう
1978年生まれ。北海道大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士後期課程在学中。修士(文学)。專門は宗教学。共著書に『よくわかる宗教社会学』(ミネルヴァ書房)、『面白いほどよくわかるキリスト教』(日本文芸社)、『情報時代のオウム真理教』(春秋社)がある。

管理人注:まず「シオン賢者の議定書」は偽物,ロックフェラーやユダヤ人ではありません.....などの記述に?が付きますね。ロックフェラーは隠れマラーノです。シオン....を偽物とする記述で辻隆太郎という若き研究者が子供に見えてきます。

大学の研究室では何も見えて来ないということ。

東京はフリーメーソンの都市である?

http://www.millnm.net/qanda4/tokyofreemason666_5.htm

イルミナティの奴隷が驚きの手紙を公開

http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/51904464.html


(ビデオ 概要)
私の名前はドナルド・マーシャルです。この手紙の内容は嘘でもジョークでもありません。私は、イルミナティ=巨大な秘密カルト教 団のフリーメーソン、Vrill結社、サイエントロジー専門家らによって私の肉体はクローン化されました。彼らは、虐待する目的でクローン人間を作りま す。
彼らは小児もクローン化します。そしてクローンに大人(男性)が彼等に性的虐待をしています。世界的に有名な政治家らも加わり、小児らに対して汚らわしい性的虐待を行っています。

G20では、世界的な問題が話し合われますが、会議の後に、参加者らは、罪のない人たちを相手におぞましい行為を行っているところを見せられます。
このようなことは、ただちに止めさせなければなりません。そのためにも何が起きているのか、真実をお伝えしたいのです。
政治リーダーらは映画スターやミュージシャンを会合に参加させ、彼らの傍に置いておきます。そして映画スターやミュージシャンのクローン化が完了すると、クローン人間の方を自分たちの支配下に置きます。私は、彼らがだれなのか、何をやっているのか、全て知っています。
彼 らの行為は拷問であり、小児の性的虐待です。私も子供のころは彼らの被害者の1人でした。当時、私は、このような変質者らを遠ざけるために、自分のオリジ ナル・ソングを歌いました。すると彼らは私に歌を歌い続けるように言いました。歌い続けるなら、虐待はしないと約束されました。彼らは私を卵を生むカモの ように扱いました。私が彼らを喜ばすことができなくなると、彼らはまた私に虐待をしました。最初に私の顔を殴りつぶします。次に私を放り投げます。
5 才の時から30才になるまで記憶を抜き取られていました。虐待は日を追うごとに酷くなり、ついにはナイフで刺されたり、焼かれたりしました。さらに男色の 性的虐待を受けました。30才になって初めて私に記憶を取り戻させました。それ以来、レム睡眠中に全てが思い出されます。私は夢を見ません。クローン人間 としてのこれまでの記憶がよみがえるだけです。彼らはこのような事実を物語った映画を作りました。ザ・アイランドとインセプションです。
彼らは自分たちは非常にずるくて最下層の人間だと思っています。彼らには自慢するものが何もないため、気分が悪くなるような事をやってお互いを見せびらかしているのです。彼らは恥を知りません。
ア イスホッケーのリンクよりも狭いアイスリンク(誰も使っていない)の300~400席くらい収容できる観客席に全員が座り、氷ではなく泥が敷き詰められた リンクの中央に子供たちを連れてきて、おぞましい虐待行為をします。また、イルミのメンバー自身が犬などの動物をリンクの中に連れていき、観客の前で子供 たちと動物に〇〇〇をさせるのです。彼らは、動物が子供たちの首を噛まないように綱でつないでいます。観客席にいたイルミのメンバーは其々、リンクの中に 入り、子供たちに酷い事をします。私も同じことをされました。悪魔たちにとっては、このようなことをすることはスマートなのです。
このような邪悪なイベントを主催しているリング・リーダーら(首謀者)をお教えします。みなさん、信じられないでしょうが、これは本当のことなのです。世界は非常事態なのです。
リング・リーダーの中で最悪の人たちは。。。エリザベス女王、フィリップ(エジンバラ卿=女王の夫)そしてチャールズ王子です。イルミの変質者らは、有名人を招いて、このような異常な行為をしては自慢して見せびらかすのです。
エリザベス女王は子供たちに自分をリリベットと呼ばせ、子供たちに対し、非常に邪悪なことをします。彼女はとても良い人のようなふりをしていますが、実際は、刀で泣き叫ぶ子供たちを切り裂いているのです。
無理やり会場に招かれた良識のある人たちは、彼らがそのような事をしているのを目にし恐ろしくて何の反論もできない状態です。なにしろ、彼らの子供たちも囚われの身だからです。もし彼らが事実を外に漏らしたなら、彼らの子供たちも切り裂かれてしまうからです。
彼らは私に対しても拷問をしました。プーチン大統領は、子供たちが拷問を受け、苦しんだり、死んだりする様子を見るのが大好きです。しかし彼は臆病なため自分ではできません。

有名人の多くは、このようなことをしている自分たちが恥ずかしいと思っています。ですから私に真実を暴露してほしくないのです。
イルミナティは数々の不気味な儀式を行っていますが、私は良識ある人間であり、そのような儀式には参加しませんでした。従って、イルミナティは私に酷いこと( 拷問)をしてきました。彼らは私に記憶障害を起こさせ真実を暴露させないようにたのです。

カナダの諜報部員は全員がこのようなおぞましい儀式に参加しています。さらに大勢の守衛やカナダのハーパー首相も参加しています。彼らはみなエリザベス女王の指示通りに行動します。何の疑問も抱きません。
参加者の中に可愛くてお金を稼ぐほどのタレントがある子供がいる場合、その子供たちを連れてこさせ、早速、虐待をする目的で子供たちをクローン化します。彼らの集会場は、小児性愛者の天国なのです。
エ リザベス女王は秘密裡に複数の音楽会社(ユニバーサルなど)を所有しています。複数のミュージックバンドとも契約を交わしています。そしてエリザベス女王 は私にバンドのために曲を作れと命令しました。もし私が彼女の命令を断わると、彼女の殺し屋たちに私の他のクローン人間がナイフで刺され、私の身体も打ち 砕かれていたでしょう。様々な虐待や暴力を受けた私は、心臓が損傷しており、激しい頭痛に苦しんでいます。
私が拷問を受けているとき、良心的なコ メディアン兼俳優のバーニー・マック氏がエリザベス女王とエジンバラ卿に立ち向かい、私を庇ってくれました。人間やクローンをこのように扱うな、と。しか しその後、マック氏はエリザベス女王とエジンバラ卿から、彼らの権力を行使するための見せしめとして、すさまじい拷問を受けました。翌日、彼は精神病院で 亡くなりました。
エリザベス女王とエジンバラ卿には誰も逆らえません。彼らはみな、怯えています。必ず、メンバーはうそ発見器にかけられます。
カナダの法廷では小児性愛犯罪に対して、うそ発見器が使われています。このような邪悪な行為を止めさせるためにも多くの良識ある人々が前に出て真実を語るべきです。
エ リザベス女王はダイアナ妃を殺害しました。車の窓から明るい光のようなものを射して事故を起こしたのです。ダイアナ妃が病院に運ばれたときは、まだ生きて いましたが、入院中に食塩水を体内に注入して殺害しました。ダイアナ妃はエリザベス女王などの王族が大嫌いでした。しかし、真実を暴露すれば、ダイアナ妃 も殺させることを知っていたため、何も言えませんでした。エリザベス女王はアラブ人と結婚させないためにダイアナ妃を殺害したのです。私の家族もみな、イ ルミナティのメンバーですが、家族は私の敵に仕向けられました。
エリザベス女王は悪魔のような低いうなり声を出して私に話かけました。。。。後は省略


その手紙に書かれていること

http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/482.html

『世界の陰謀論を読み解く ユダヤ・フリーメイソン・イルミナティ』(講談社)の解説

http://kousyoublog.jp/?eid=2609

辻隆太朗著「世界の陰謀論を読み解く――ユダヤ・フリーメーソン・イルミナティ (講談社現代新書)」は、そのタイトル通り、ユダヤ陰謀論、フリーメーソン、イルミナティなどの著名なものから、9.11陰謀論や地震兵器、あるいは「田中上奏文」、オウム真理教、米国の宗教右派など多種多様な陰謀論関連のトピックを網羅しつつ、陰謀論がなぜ人々に受け入れられていくのかを、宗教学者の立場から描いた新書である。

    陰謀論とは
    (1)ある事象についての一般的に受け入れられた説明を拒絶し、
    (2)その事象の原因や結果を陰謀という説明に一元的に還元する、
    (3)まじめに検討するに値しない奇妙で不合理な主張とみなされる諸理論、である。(P5)

ユダヤ陰謀論は「ユダヤ人」が世界の政治経済を支配しており自身の都合がいいように操作するために、あるいは自身を迫害し続けたキリスト教徒に復讐するために陰謀を張り巡らせ、「シオン賢者の議定書」という文書(実は偽書だが)にその世界支配計画が記されている、という趣旨の内容で様々なストーリーが展開されるが、陰謀論者が考えるユダヤ人の陰謀の目的は概ね三つに分類できるという。

    (1)迫害に対する民族生き残りのための自衛
    (2)キリスト教への復讐
    (3)邪悪な選民思想にもとづいた世界支配(P81)

ユダヤ人は古くから迫害の歴史にさらされてきた。その中で彼らは様々なかたちで生き残りを図り、あるいは協力して勢力を拡大し、確かに少なからぬ影響力を持つまでに力を持つようになってきている。そのタフネスさや、迫害の歴史に対するゆがんだ被害妄想が、陰謀論の背景にあり、その中で「ユダヤ人」という虚像が作り出されてきた。その陰謀論を生み出す「ユダヤ人」という記号化されたステレオタイプなイメージは以下の四つがあるという。

    (1)社会の内部に潜む異端者、邪悪な異教徒としてのユダヤ人
    (2)ずる賢く利己的な金の亡者、天性の商人としてのユダヤ人
    (3)国家に忠誠を誓わない「国際主義者」としてのユダヤ人
    (4)既存秩序を破壊する、近代主義の象徴としてのユダヤ人(P78)

これらは近代社会へと移行する過程で築かれた反ユダヤ感情を背景としており、大きな歴史と社会の変化の中で植えつけられた記号としてのユダヤ人像である。これらユダヤ人像を背景として世界を操るユダヤ人という陰謀論が構成されていった。

    実在する他者の、その実像を無視し記号化して理解したつもりになることそれ自体が、陰謀論的な思考のひとつの特徴であり原因である。(P55)

フリーメーソンやイルミナティに対してもまた同様に「実像を無視し記号化して理解したつもり」になったことで陰謀論が生み出される。

歴史上のあるいは現代の著名人が多くメンバーであることが知られる「フリーメーソン」はそもそも十八世紀初頭に啓蒙主義思想や神秘主義思想を前提とした友愛団体として登場した。これが近代になると、その秘密結社性と政治経済界の第一人者たちが会員であることなどから様々な想像を生んだ。いわばフリーメーソンは絶対王政やカトリック教会支配などの旧秩序を改革し、理性に基づいた自由主義社会を作っていこうという人々の秘密結社であったわけだが、陰謀論ではこれが、現在の自由主義社会秩序を破壊し、悪魔崇拝を前提とした階級社会を建設しようとする世界的組織へと反転する。

また「イルミナティ」になるとさらに極端で、陰謀論ではそのフリーメーソンを手足のように使っているのがこの秘密結社ということになるようなのだが、そもそもイルミナティは一七八〇年代にフランスやドイツを中心にしてわずか十年ほど活動しただけで消滅した小さな秘密結社にすぎない。フリーメーソンと違い、実力行使を前提とした急進的な啓蒙主義改革を唱える団体であったという。それゆえかイルミナティ陰謀論は二〇世紀初頭ころから一部の人々の間で囁かれていたが表に出るのは一九七五年に出版された娯楽小説「イルミナティ」と、一九八二年に発売されたボードゲーム「Illminati」を端緒とするという。これでポピュラーになった「イルミナティ」というキーワードを、陰謀論者たちが自身の説のメインに据えはじめ、九〇年代に一気に陰謀論の主役に躍り出てきたわけだ。

イルミナティが陰謀論に登場したことで陰謀論は「イルミナティ」を頂点として様々な組織が体系だてられていく。フリーメーソン、三〇〇人委員会、反キリスト、国際連合、ローマクラブ、フェビアン協会、ユダヤ人、ロックフェラーやロスチャイルド、米国の連邦政府などなどなど。これらがやがてUFOやオカルト的言説も総合して「新世界秩序」の陰謀論へと発展した。この新世界秩序陰謀論は陰謀の主体をひとつの団体ではなく「数多くの組織が複雑に連携したネットワークが想定されて」(P200)おり、現在のグローバル化する社会・経済を強く反映しているという。

    現代の陰謀論は、国際社会における主体を脱国家的な陰謀論のネットワークに見出し、国家を従属的役割に位置づける。見方を変えれば、グローバリゼーションによる国家の役割の低下、あるいは国家がもはや国際社会における唯一の主体ではないという事態を反映したものと考えることもできるだろう。つまり、さまざまな主体が複雑に絡み合い不確実性を増した現在の世界情勢において、もはやただひとつの邪悪な集団が、彼ら自身の活動のみで世界征服の陰謀を企んでいると単純に想定することは不可能なのである。そして陰謀論者たちの国家に関する主張は、グローバリゼーションによってすでに失われたもの、あるいは脅かされたものとしての国家の統一性やアイデンティティの回復の願いだ、と言っていいだろう。(P202)

たとえばウサマ・ビン・ラーディンを思い出す。ウサマもまたアメリカを黒幕とした西欧世界という邪悪な集団がイスラム世界を支配せんとする陰謀論を唱えていた。その背景にあるのはアラブ諸国に広がる近代化の波であり、失われたムスリムのアイデンティティ回復の願いである。そのために彼はテロネットワークとしてのアルカーイダを作り上げる。それに対してアメリカもまた現代の自由主義秩序を脅かす世界中に張り巡らされたテロネットワークとしてのアルカーイダという陰謀論的な言説に囚われていた。9.11で失ったアメリカの誇り、失墜し続けてきた強いアメリカとしてのアイデンティティの回復という願いがその背景にある。ウサマの敵意もアメリカの正義も「その実像を無視し記号化」された他者の姿を前提としたものであった。

陰謀論は「世界は間違っている」という感覚を前提として、その間違いは何かという判断基準は自身の信じる価値観が元になる。その価値観はしばしば強い無謬性、普遍性を帯びることになるという。「彼らは自己の価値観と社会の現状との乖離を、本来あるべき自然な姿に反した社会の「異常さ」として指摘する。」(P249)同時に、「世界が自然の流れでここまでおかしくなるはずがない、という前提」(P250)が確固として存在し、偶然などなくすべては必然であるという世界観に基づいている。そこから導き出されるのは、世界の異常さの原因として人為的な力が働いているに違いないという懐疑であり、その懐疑に意味を与えてくれるわかりやすい答えを求めずにはいられなくなる。かくして、世界の悪としての陰謀勢力が想定され、やがてその存在は確信へと変わる。

    悪は常に自覚的で、外部から進入してくる存在として想定される。世界は何者かが意識的に悪い方向に動かしているにちがいないと仮定することで、自己の正しさと世界の本来的善性は保たれる。世界や人びとが邪悪に染まりつづけているのは、われわれ自身のせいではないのだ。世界が自覚的に、あるいは偶然の積み重ねによって、このような邪悪な道を選び取っていくはずがないという確信、あるいは願望は、こうした説明によって正当化される。(P251-252)

自己の正しさに対する確信は客観的事実を遠ざけさせる。すでに陰謀というストーリーが存在しているため、それを補強し、あるいは裏付けるデータだけが選択され、そのパーツは相互矛盾をはらみながら無原則に重ねられていく。それが破綻しないのは自身の価値観の無謬性ゆえだ。あるいはストーリーがなくとも陰謀という存在だけで、それを受け入れ、相互に矛盾するはずの無数の小さな陰謀論の並存もまたありえる。それらは常に陰謀論者同士で相互引用されていくから、その引用が繰り返されればされるほど自己確証性が高まり、陰謀論の拡大再生産が行われていくのだという。

陰謀論は曖昧な世界を明確にしたいという欲求である。

    社会に対する不満や不安、世界の実情の把握の困難さや先行きの不透明さなどに関する漠然とした感情は、世界が現在のようにある意味を一身に背負う存在、つまり告発すべき敵としての陰謀勢力を想定することで、明確な方向性を獲得する。社会の巨大な欺瞞を告発する孤独な真理保持者として自己を規定し、陰謀に操られる社会のその他大勢から自己を差異化することは、社会に埋没する自己に「私」という唯一性の感覚を回復させ、社会に対する受動的存在としての自己の無力感を解消する機能をもつのかもしれない。(P278-279)

ゆえに陰謀論は、「私(われわれ)」と「かれら」という二項対立の構造を持つ。二項対立的言説が陥る「敵」の創出によって、敵に対置される正義として「われわれ」が認識されることで、陰謀論は一層強化され、時に仮想敵に対する暴力を正当化する論理として働いてしまう。もちろんその飛躍には陰謀論だけでない様々な要因が働くと思うのだが。

重要なのは、陰謀論がアイデンティティの回復、世界を認識することで安心したいという感情から生み出されている点だと思う。事実を知りたいという欲求と生きる意味を得たいという願いとはどうしても不可分であらざるを得ない。世の中は陰謀論者と非陰謀論者とに明確に分けられるのではなく、その境はグラデーションであるのではないだろうか。

人柄もよく、社会的立場があり、充実した生活を送る「普通の人」が時に陰謀論を受け入れ、誰かを激しく罵り、あるいは不安や恐怖に駆られる様というのは往々にして見られるし、僕自身もそれから自由ではない。懐疑と陰謀論との明確な差を見極めることは非常に困難だ。科学と非科学の線引き問題とも絡むが、その判断を自身のアイデンティティや不安感、憎しみや怒りなどと隣り合わせの状態で、「私」の中で事実と意味とを連関させ、バランスを取りながら、しかしその境界を見定め続けなければならない。自己の理解に対する正当性を疑い、反対意見を受け入れることを心がけることは確かに陰謀論を遠ざける最大の要因だが、どこか修行とでも言える険しい道でもある。いつでも僕は”そちら側”へと傾いていく可能性と隣り合わせなのだなと思うし、もしかしたらすでにそうなのかもしれない。

陰謀論を受け入れてしまう前提となる心理を肯定する。事実は事実として主張し、間違いはあらためながら、しかし「正しさ」に囚われず「陰謀論」という異質なものとの向き合い方を考えることの重要性を著者も指摘しているが、僕も「陰謀論」を問う上での最大の論点はそこにあるように思う。それは自身の異質さと向き合うことでもあり、他者と向き合うことでもあるのではないだろうか。ブログのトップにも載せているが僕が好きな言葉に、スピノザの「嘲笑せず、嘆かず、呪わず、ただ理解する」という言葉がある。その困難さに、少しでも向き合うことが出来れば良いと僕は思う。

陰謀論について興味がある人、批判的に読みたい人はもちろんだが、異質な他者、あるいは自身の異質さとの向き合い方を考えたい人にこそおすすめの一冊だ。

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