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成長を壊す無茶な目標

 投稿者:Legacy of Ashesの管理人  投稿日:2013年12月17日(火)11時17分5秒
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  Nikkei Webより

成功を壊す・むちゃな目標…ネット企業に学ぶ成長戦略
ブロガー 藤代 裕之

管理人注:日韓貿易の真実

http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1889.html

(1/3ページ)
2013/12/13 7:00

 インターネットの世界は、パソコンからスマートフォン(スマホ)への流れが、経営環境を大きく変えている。ネット系ベンチャー企業の経営者らが集まるイベント「Infinity Ventures Summit(IVS)2013 Fall」では、LINE、ヤフー、GMOインターネットの経営陣が新たな成長のために組織をどのように変えるのか話し合った。社員に対して「先の地獄を見せる」、「居心地いいなと思わせないように」など刺激的な言葉が飛び交った。

■居心地が良いと思わせない

「強い経営チーム・組織を創る」をテーマに、ヤフー、GMOインターネット、LINEの経営陣が話し合った
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「強い経営チーム・組織を創る」をテーマに、ヤフー、GMOインターネット、LINEの経営陣が話し合った
 IVSは前身のイベントを含め2004年から19回目となった。この間、インターネット業界は激しい波に洗われてきた。

 楽天やディー・エヌ・エーはプロ野球球団を持ち、社会に大きく認知されるようになった。半面、ライブドア事件の影響などで、「ネット企業は虚業」と批判する声もあった。従来型の携帯電話向けソーシャルゲームで急成長したグリーは、いわゆる「コンプガチャ」騒動やスマホへのシフトで業績が落ち込み、リストラを実施した。フェイスブックが伸びる一方で、国内ナンバーワンのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)だったミクシィは利用者が落ち込み、経営陣を変え、新たな事業を模索する。

 IVS初日恒例の最終セッションは、ビールを片手にフランクなやり取りが行われる。テーマは「強い経営チーム・組織を創る」。インターネットビジネスの荒波を乗り切ってきた「先輩ベンチャー」ともいえるLINEの森川亮社長、GMOの熊谷正寿会長兼社長、ヤフーの川辺健太郎副社長とそれぞれの人事担当者が登壇し、突っ込んだやり取りが行われた。

 森川LINE社長は、07年の就任時、社員の給料を勤続年数に関わらずリセットしたと明かした。「すさまじく変化して、人も入れ替わっているが、変化し続けるのは大事。居心地いいなと思わせないように、良くなったら(居心地を)下げる。成功すればするほど守りが増えていく。いかに『壊せる組織文化』を残せるかだと思う」と、厳しい環境が新たな事業を生むとの認識を示した。

日本発のサービスでユーザーが3億を突破する大ヒットとなっているLINE。運営会社は2000年に設立されたハンゲームジャパンが源流だが、10年にライブドア事件により解体されたライブドアのメディア事業を吸収した。森川社長は、日本テレビ放送網やソニーに勤務した後、ハンゲームジャパンに入社した。こうした激変を「壊せる組織文化」という経営手法に昇華させた。

■変化のために先の地獄を見せる

 15期連続で増収増益を続けて来たヤフー。12年4月に経営陣が若返り、「爆速」をキーワードにスマホへのシフトを進める。川辺副社長は、「昔は最初に問題を起こすのはヤフーだったが、いつの間にか柔らかい頭が固くなってきた」という表現でネット業界の先頭を走って来た会社が停滞していたことを紹介。「孫さん(孫正義ヤフー会長)が地獄をつくっている。むちゃな目標があると変わる」と社内を変化させる方法を説明した。

 ヤフーはパソコンのポータルサイトで一強ともいえる地位となったが、スマホとタブレットでは状況は異なる。グループでアイフォーンを販売し、LINEなどスマホ向けサービスが急成長する中で、孫会長ら経営陣は危機感を強めていた。しかし、パソコンで圧倒的に強く、増収増益も続く状況で、社員には危機感が浸透しなかった。

「爆速」でスマホシフトを進めるヤフーの川辺健太郎副社長
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「爆速」でスマホシフトを進めるヤフーの川辺健太郎副社長
 孫会長は新体制に対して2020年までに営業利益を2倍にするように指示。ヤフーの営業利益は前期比3%増のペースで伸びていたが、指示を実現するためには同12%増の成長が必要で、これまでのやり方では実現できないことが明らかになった。これから先に予想される地獄を見せて今を変えることで、社内の危機感を作り出した。

 ヤフーは、社員の人事評価基準である「ヤフー・バリュー」で、「課題解決」「爆速」「フォーカス」「ワイルド」の4つを示して見える化したことが知られている。これは言葉に宿る力「言霊(ことだま)」の考えから来ているという。

 「日本には言葉を口にしたらそうなってしまうという言霊信仰がある。いま我々(の力)は足りないけど、口にしていれば(どうにか)なるだろうと、『爆速』を掲げた」という。ヤフーは13年3月期に、6期ぶりに売上高、営業利益ともに2ケタ成長している。

熊谷社長は、グループの企業理念である「スピリットベンチャー宣言」を経営会議で唱和していることや「子会社、買収、M&A、従業員」といった禁句があることを紹介した。財閥や宗教組織を研究し、100年単位で成長できるか考えた結果だという。GMOは、ドメインやレンタルサーバー、FXといった事業をベースにソーシャルやスマホ関連事業に投資している。一見無縁な業界や組織から、どん欲に経営のヒントを得ている。

■給与をガラス張りにする

 熊谷GMO社長が、社内ポータルで約70人の役員の報酬や評価をガラス張りにしていると紹介すると、川辺ヤフー副社長が「なぜ、あの人はそんなにもらっているのか、とならないか」と質問した。熊谷社長は「それを求めている。あいつはなんで高いんだとなる。フェアじゃない会社は滅びる。ガラス張りじゃない会社は遅い。それくらいしないとインターネットで生き残れない」と返した。

 この制度は立候補した社員によって考えられたという。「やりたいと言った人にやってもらう仕組みをつくっている」と述べた。

 GMOは1991年、ヤフーは96年、LINEに吸収されたライブドアの前身のオン・ザ・エッジは96年の設立だ。セッションでは「状況が変われば強い経営チームも変わるし、やり方も変わる」といった意見が出た。既に成長し、社員数も増えたネット企業も、自己変革しながらチャレンジする必要に迫られている。マルチデバイス対応やソーシャルメディアの普及は、ネット企業に限らず、EC(電子商取引)や決済、ニュースメディアにも関係する大きな波であり、このセッションでの議論はあらゆる業界において人ごとではない。

藤代裕之(ふじしろ・ひろゆき)
ジャーナリスト・ブロガー。1973年徳島県生まれ、立教大学21世紀社会デザイン研究科修了。徳島新聞記者などを経て、ネット企業で新サービス立ち上げや研究開発支援を行う。法政大学社会学部准教授。2004年からブログ「ガ島通信」(http://d.hatena.ne.jp/gatonews/)を執筆、日本のアルファブロガーの1人として知られる。
 
 
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