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リバイアサンとモロク

 投稿者:Legacy of Ashesの管理人  投稿日:2014年 1月 8日(水)23時43分17秒
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  記事が消されると困りますのでコピペしておきます

http://www5.cncm.ne.jp/~ryuji-t/kenkyu/leviathan.htm

リヴァイアサン

前200年頃『ヨブ記』第41章(日本聖書協会訳『聖書』iconより)
 あなたはつり針でわにをつり出すことができるのか。糸でその舌を押さえることができるのか。
 この部分の欽定英訳は「Canst thou draw out leviathan with an hook? or his tongue with a cord which thou lettest down?」で、この日本語訳では「わに」とされている部分が、「leviathan」にあたる。このあと、「leviathan」の詳細な描写が続き、それによると、口から火花を出したり、鼻から煙を出したり、心臓は石のように硬く、その身を動かす時は勇者も恐れをなし、剣も槍も矢も通用しない、誇り高ぶる者の王だという。かなり「ドラゴン」的な存在だ。

前200年頃『詩篇』第74章(日本聖書協会訳『聖書』iconより)
 神はいにしえからわたしの王であって、救を世の中に行われた。あなたはみ力をもって海をわかち、水の上の龍の頭を砕かれた。あなたはレビヤタンの頭をくだき、これを野の獣に与えてえじきとされた。
 そんなレビヤタンも、YHVHによってスレイされる。多くの研究家はこれを、バアルが龍ヤムを倒したドラゴンスレイヤー伝説を取り入れたものだろうと考えている。

前200年頃『イザヤ書』第27章(日本聖書協会訳『聖書』iconより)
 その日、主は堅く大いなる強いつるぎで逃げるへびレビヤタン、曲がりくねるへびレビヤタンを罰し、また海におる龍を殺される。
 同じく、YHVHがレビヤタンをスレイした記事。ここでは、YHVHが剣を持っているところが興味深い。

1世紀頃『シリア語バルク黙示録』第29章(日本聖書学研究会編『聖書外典偽典5』より)
 またベヘモートがその塒から姿を現わし、レビヤタンは海中からのぼってくるであろう。この二匹の巨獣は創造の五日目にわたしが創って、生き残る者たちの食料としてそのときまでとっておくのである。
 これは主がバルクに語った言葉のひとつ。世の終末に生き残る人々の餌になるらしい。

1世紀頃『第四エズラ書』(関根正雄訳『旧約聖書外典』下巻icon/講談社文芸文庫)
 そののち、あなたは二つの生きものを生かしておかれました。その一つはベヘモートと名づけ、他の一つをレビアタンと名づけられたのです。あなたはこの二つを別々のところにはなしておかれました。なぜなら水があつまったあの第七の区域は、これら二つの生きものをいっしょに入れておくことができなかったからです。あなたはベヘモートには第三日目に水の干あがった土地、つまり多くの山のある陸地を住みかとして与え、一方レビヤタンには第七の区域、水のある場所をお与えになりました。あなたはあなたのよしとされる人が、よしとされる時に食べるためにこれらの生き物を生かしておられたのです。
 『シリア語バルク黙示録』では五日目だったのが、ここでは三日目になっている。同じように食料になるんだな。

8世紀頃『エチオピア語エノク書』第60章(日本聖書学研究会編『聖書外典偽典4』より)
 その日、二匹の怪獣は分かれ、レヴィヤタンという名の雌の怪獣は海のどん底、水の源の上に住み、名をベヘモットという雄は胸で眼に見えない荒野をつかんでいる。
 これはミカエルがエノクに語る言葉の中に出てくる話。レヴィヤタンとベヘモットが、アダムとイブのように対になって誕生しているのが興味深い。「この二匹の怪獣は神の大きさに従ってそなえられ、神の刑罰がむだにならないよう飼育されている」のだという。なお、この第60章は講談社文芸文庫の『旧約聖書外典』iconではカットされている。

1486年シュプレンゲル&クラメル『Malleus Maleficarum』Question IV(JD訳)
 同様に、高慢の悪魔はリヴァイアサンと呼ばれ、それは「付加」を意味している。なぜなら、ルシファーが私達の最初の両親を誘惑した時に、高慢によって、彼らに神性の付加を約束したからだ。彼について、主は言った、私はリヴァイアサン(その古の、とぐろを巻く蛇)と同時に現れるだろう。
 これは日本では『魔女への鉄槌』と呼ばれる、魔女狩りテキスト。その中に悪魔に関する簡単な解説がある。ここではリヴァイアサン=ルシファー=エデンの蛇という扱いがされ、「高慢」にあてられている。

1667年ミルトン『失楽園』icon第1巻(平井正穂訳/岩波文庫)
 或いは、大海原を遊泳するすべての生物のうちで神が最も巨大なものとして造り給うた海の怪物リヴァイアサン、などに優るとも劣らなかった。
 ここではサタンの身体を表現する比喩として登場しているが、このあとノルウェーの船乗りが、リヴァイアサンを島と間違えて停泊したという寓話も紹介している。

1812年コラン・ド・プランシー『地獄の事典』レヴィヤタンの項(床鍋剛彦訳/講談社)
 神ははじめに雄と雌の二匹のレヴィヤタンを創造したが、かれらが地球をめちゃくちゃにしたり、その身内たちで世界を埋めつくしてしまうのではないかと心配した神は、雌を殺し、来るべきメシアの食事とするために塩漬けにした。
 と、ラビの伝説にはあるそうな。レヴィヤタンのアダムとイブがいるあたり、『エチオピア語エノク書』にも通じる。「その身内たちで世界を埋めつくしてしまう」というのは、もしかすると古代の恐竜の繁栄を語っているのかもしれない。

1860年エリファス・レヴィ『魔術の歴史』icon第一之書第三章インドにおける魔術(鈴木啓司訳/人文書院)
 ヴィシュヌは海の怪物レヴィヤタンとなり、また、巨大な猪となって鼻先で原初の大地を耕すのである。
 なぜだか、インドの解説のとことで、ヴィシュヌの化身としてレヴィヤタンをあげている。クールマ(亀)やマツヤ(魚)のことだろうか?

雪の女王

1843年アンデルセン『雪の女王』(大畑末吉訳『完訳アンデルセン童話集2』icon岩波文庫)
 雪の女王は、それは美しい人でした。これ以上、賢い、やさしい顔は、考えられませんでした。いつか窓の外から手まねきしたときのように、氷でできているとは、とても思われません。カイの目には、まったく申しぶんのない美しい人に見えました。
 『女神異聞録ペルソナ』など、たまにゲームのネタにも使われるが、「雪の女王」はもとももとはアンデルセンの童話である。原題(デンマーク語)では「Sneedronningen」、英語では「Snow Queen」。副題に「七つのお話からできている物語」とある通り、七つの物語から成ってるため、他の童話よりも長め。1話目は悪魔が作った鏡の話で、この鏡の破片がカイという少年の目の中に入り、カイはひねくれた少年になってしまう。2話目で雪の女王が登場し、カイを雪の城へと連れ去る。3話目から5話目にかけては、カイの友達である少女ゲルダが、カイを探して雪の城を目指す旅の話。6話の後半で、やっと雪の城に辿り着くが、この辺のくだりが一番面白く、雪の女王の軍勢たちがゲルダに迫った時、「主の祈り」を唱えると、ゲルダの吐いた息が天使の軍勢となり、雪の魔物たちを撃退してくれる。7話目でカイと再会し、雪の女王が留守の間に連れ出して、めでたし、めでたしとなる。雪の女王の城はラプランドにあるという設定だが、ミルトン『失楽園』iconでも「ラップランドの魔女たち」という記述があり、ラプランドは魔女たちの棲みかとされていたらしい。他にも新潮文庫の『マッチ売りの少女』iconなど、いろんな出版社からアンデルセンの童話は出版されている。

モロク

前200年頃『レビ記』第20章(日本聖書協会訳『聖書』iconより)
 イスラエルの人々のうち、イスラエルに寄留する他国人のうち、だれでもその子供をモレクに捧げる者は、殺されなければならない。すなわち、国の民は彼を石で撃たなければならない。私は顔をその人に向け、彼を民の内から絶つであろう。彼がその子供をモレクにささげてわたしの聖所を汚したからである。その人が子供をモレクにささげるとき、国の民がもしことさらに、この事に目をおおい、これを殺さないならば、わたし自身、顔をその人とその家族に向け、彼および彼を見ならってモレクを慕い、これと姦淫する者を、すべての民のうちから断つであろう。
 これはヤハウェ自身がモーゼに語った訓戒のひとつ。このようにモレク信仰者は、その子供をモレクに捧げているとされていた。実際に子供を生贄にしていたのか、私にはわからないが、一言付け加えておくなら、『創世記』22章でヤハウェ自身が、アブラハムの信仰を試すために、子供を犠牲にさせようとした。また、「間引き」という風習は日本でも行われていたし、現代でも胎児を犠牲にする行為は行われている。

前200年頃『列王紀上』第11章(日本聖書協会訳『聖書』iconより)
 そしてソロモンはモアブの神である憎むべきものケモシのために、またアンモンの人々の神である憎むべき者モレクのためにエルサレムの東の山に高き所を築いた。
 ソロモンは妻達のためにモレクの拝殿をたてた。

前200年頃『列王紀下』第23章(日本聖書協会訳『聖書』iconより)
 王はまた、だれもそのむすこ娘を火に焼いて、モレクにささげ物とすることのないように、ベンヒンノムの谷にあるトペトを汚した。
 この王はヨシュア王で、徹底的な宗教弾圧のひとつ。モレクは主にベンヒンノムの谷にあるトペトで信仰されていた。この「ベンヒンノム」が後に地獄を表す「ゲヒナ」の語源となった。

前200年頃『イザヤ書』第56章(日本聖書協会訳『聖書』iconより)
 あなたは、におい油を携えてモレクに行き、多くのかおり物をささげた。またあなたの使者を遠くにつかわし、陰府の深い所までつかわした。
 この前に、「谷の中、岩のはざまで子どもを殺した」とある。その少し前には「あなたがた女魔法使いの子よ」とあるので、もしかすると巫女的な存在がいたのかもしれない。

1667年ミルトン『失楽園』icon第1巻(岩波文庫)
 それらのうちで最初に来たのが、人身御供の血にまみれ、親たちの流した涙を全身に浴びた恐るべき王モーロックであった。火焔のなかを通って、彼をかたどる像のもとへ進んでいく阿鼻叫喚こそ、大太鼓小太鼓の喧しい音にかき消されて耳には聞こえなかったが、涙を流さぬ親はいなかったのだ。彼は、ラバとその周辺の豊潤な平野、アルゴブとバシャン、さらに遥か遠くアルノンの河の流域にいたるあたりまで、アンモン人に拝まれた。。
 第2巻では「彼こそは、天において戦った天使のうち最も強く、最も獰猛な者であった」とされているが、第6巻で天使ガブリエルに「腰のあたりまで斬切り裂かれて」殺された。余談だが、ラバは『サムエル記下』第12章に出てくる、アンモン人の首都で、ダビデ王に占領された。占領後、ダビデはアンモン人たちを「のこぎりや鉄のつるはし、鉄のおのを使う仕事につかせ、またれんが造りの労役につかせた」という。

1812年コラン・ド・プランシー『地獄の事典』モロク(講談社)
 ラビたちによれば、アモン人の神として名高いモロク像の内部には、七つの戸棚が作られていたという。一つには小麦粉、二つには雉鳩、三つめは牝羊、四つ目は牝山羊、五つ目は子牛、六つ目は牡牛、そして七つ目は子供を入れるためのもであった。
 挿絵には、王冠を被って玉座に座る子牛の姿が描かれている。

1860年エリファス・レヴィ『魔術の歴史』icon第二之書教理の形成と実現 第一章黎明期の象徴表現(鈴木啓司訳/人文書院)
 彼ら曰く、それは髭を生やし口を開けた偶像で、舌は巨大な陽物であるというのだ。人々はこの偶像の前で恥じらいもなく裸になり、糞を捧げた。モロクとケモシの偶像は殺人機械と言ってよく、不幸な幼子たちをときに青銅の胸に当てて押しつぶし、ときに火で赤くなった両腕に掻き抱いて焼き殺したのである。人々は犠牲者の叫びを聞かぬよう喇叭と太鼓の昔に合わせて踊り、しかも母親がその踊りを先導したのであった。近親相姦、男色、獣姦は、このおぞましい民のあいだでは習慣として受け入れられ、そのうえ神聖なる儀式の一部となった。
 と、かなり陰惨な邪神崇拝が語られてるが、これらはタルムード学者たちと、ユダヤ人のプラトン主義者フィロンなどが伝えたことだとしている。
 
 
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