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ヤコブの劣勢なる遺伝子

 投稿者:Legacy of Ashesの管理人  投稿日:2014年 3月12日(水)22時46分4秒
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  ヤコブの狡猾なる劣勢遺伝子です。
見事に世界を欺く・・・
特に金融詐欺(投資、中央銀行制度)に応用されますが、まず、相手を喜ばせて隙を作る。そして相手が信用したところ、根こそぎ奪い取るという手法です。
旧約聖書の創世記34章のヒビ人の物語を読めば一目瞭然です。長くなるので引用はしません。これから先の世界を予測するにあたり、聖書は必需品です。ちょっと高いですが、クリスチャンでなくとも、一家に一冊は持っておきたいものです。願わくは、買って読んでいただきたいものです。

管理人注:ヒビ人の物語

http://www5.ocn.ne.jp/~arisawa/souseiki.files/sousei34.htmより

元記事:http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/739.html

聖書研究会資料(34)創世記34章1節~31節

創世記34章は元来独立して伝えられていた伝承で、それがヤコブ物語の中に組み込まれています。内容はシケムの町でヤコブの娘ディナが先住民の男から性的暴行を受け、怒ったディナの兄シメオンとレビが策略を用いて報復する話です。資料的にはJ資料(ヤハウェ資料)が中心で、一部E資料(エロヒーム資料)が加えられています。

<1節~4節>

ヤコブ一族はある程度長い期間シケムの町に定住します。シケムの町は全カナンのほぼ中心に当たり、カナンの先住民はシケムを「地の高み(大地のへそ)」(士師記9章37節)と呼んでいました。シケムの町にはカナン先住民の一つ「ヒビ人」(2節)が住んでいました。ヤコブには12人の息子が生まれますが、娘で聖書に名前が残っているのはレアの娘「ディナ」(1節)だけです。ディナはシケムの町の先住民の娘たちと交わりを持とうと思ってでかけます。

2節「その土地の首長であるヒビ人ハモルの息子シケムが彼女を見かけて捕らえ、共に寝て辱めた。」ハモルは「ろば」の意味です。シケムは人名が地名にもなっています。この「共に寝て辱めた」は「力ずくで女性を犯す」「性的暴行を加える」という意味です。3節「シケムはヤコブの娘ディナに心を奪われ、この若い娘を愛し、言い寄った。」この「心」とは「ネフェシュ」で「いのち」「魂」という意味があります。シケムは最初性的欲望からディナを犯しますが、彼の魂はすっかりディナに引き付けられ彼女を愛するようになります。そしてディナに結婚するように言い寄り、自分の父親、一族の首長であるハモルにもディナとの結婚の許可を求めます。

<5節~7節>

5節「ヤコブは、娘のディナが汚されたことを聞いたが、息子たちは家畜を連れて野に出ていたので、彼らが帰るまで黙っていた。」1節の「辱めた」という言葉がここでは「汚された」という宗教的用語に変えられています。この「汚された」という言葉はレビ的用語で創世記では34章5節、13節、27節にしか出てきません。レビ記でたくさん用いられている言葉です。ここで「性的暴行」の問題が「宗教的汚れ」の問題として描かれ、赦しがたい行為として意味が強められています。カナンの先住民のように、いとうべき性行為を行う者は民の中から断たれるのです。(レビ記18章24節~30節)

娘ディナが性的暴行を受けたという情報はヤコブのもとに伝わりました。しかしヤコブは娘ディナが性的暴行を受けたと聞いても沈黙していました。普通の父親なら悲しみ激しく怒るはずです。ところがヤコブは黙っていました。なぜでしょうか。ヤコブの思いは30節のことばでわかります。ヤコブたち一族はカナンの地において、少数者であり、力もありません。多数のカナン先住民と対立すればヤコブも一族も滅ぼされるかもしれません。ヤコブはできるだけカナンの先住民と対立したくなかったのです。だから娘ディナが性的暴行を受けても黙っていたのです。ヤコブは自己保身に走ったと言われても仕方がないと思います。ここにヤコブの弱い姿があります。沈黙を守る父親ヤコブに対して、ヤコブの息子たちはどうしたでしょうか。

家畜の放牧のために野に出ていたヤコブの息子たちが帰ってきて、ディナの事件を知り「皆、互いに嘆き、また激しく憤った」(7節)のです。「シケムがヤコブの娘と寝て、イスラエルに対して恥ずべきことを行ったからである。」この時ヤコブの息子たちの間で、自分たちはイスラエル一族であるという強い同族意識が生まれていたのかもしれません。「イスラエルに対して恥ずべきこと(愚かな事)」をしたというのは相手がイスラエルの古い習慣法に反する重大な罪を犯したというだけでなく、このことによって彼らの同族意識、プライドが深く傷つけられたということです。ここから絶対に相手をゆるさない、必ず報復してやるという熱狂的な想いが沸き上がってくるのです。

<8節~17節>

父ハモルと息子シケムはヤコブと話し合うためにやってきます。

ところが族長ヤコブはこの件について何も言わずに沈黙し、ヤコブの息子たちが話し合いに応じます。

ハモルはディナを息子の嫁にもらいたい、お互いに姻戚関係を結びこの地に一緒に住もうと提案します。11節~12節シケムも「どんなに高い結納金でも贈り物でも、お望みどおりに差し上げます。ですから、ぜひあの方をわたしの妻にください。」と謙虚にお願いします。

しかしヤコブの息子たちの怒りは収まりません。ヤコブの息子たちは策略を用います。彼らは割礼というイスラエルにとって神から与えられた契約のしるしを悪用し、ハモルとシケムたちを騙す策略のために用いるのです。

割礼はヘブライ語の語源で「切り取る」という意味があります。火打石のナイフで男性の性器の皮の一部を切り取る儀式です。旧約聖書ではアブラハムに神との契約のしるしとして命じられました。(創世記17章9節~27節)ヤコブの息子たちは、ハモルたち一族がこの割礼を受けて、自分たちと同じようになるなら、妹ディナをシケムに妻として与えてもかまわない。お互いに婚姻関係を結び、一緒に住んで一つの民となりますという条件を出すのです。

<18節~24節>

18節「ハモルとその息子シケムは、この条件なら受け入れてもよいと思った。」

割礼はアブラハムの一族だけでなく、近隣の民族の中でも行われていたことなので、ヒビ人のハモルたちにもそれほど抵抗はなかったようです。

20節「ハモルと息子シケムは、町の門のところへ行き町の人々に提案した。」

一族の首長であるハモルと一族から「最も尊敬されていた」(19節)シケムは町の人々を説得します。この時ハモルとシケム親子は自分たちにとって都合の悪いこと、すなわちシケムがディナに性的暴行を加えたことを町の人々に隠しています。そして自分たち男性が皆割礼を受け、ヤコブ一族と婚姻関係を結べば、ヤコブたちの財産は全部自分たちのものになる、大きな経済的利益が得られるという自分たちにとって都合のいいことだけを話したのです。友好的な条件として出された割礼の背後にしかけられた大きなわなに町の人々も全く気づかなかったのです。そして町の人々はハモルとシケム親子の提案に同意し、町の男性は皆割礼を受けたのです。(24節)

<25節~29節>

25節「三日目になって、男たちがまだ傷の痛みに苦しんでいたとき」この言葉から男性の性器の皮の一部を切り取る割礼の痛みが戦闘能力を低下させるほどの痛みだったことがわかります。割礼と言う宗教的シンボルを使って相手を油断させ、割礼の痛みと戦闘能力の低下を計算して策略を練ったとしたら、ヤコブの息子たちの狡猾さは昔の父ヤコブをしのいでいます。

「ヤコブの二人の息子、つまりディナの兄のシメオンとレビは、めいめい剣を取って難なく町に入り、男たちをことごとく殺した。」

ヤコブの息子たちの中でこの策略の中心になったのはシメオンとレビです。同じ母親レアから生まれたディナの兄弟はルベン、シメオン、レビ、ユダ、イサカル、ゼブルンです。その中でも特に次男のシメオンと三男のレビは気性が激しかったのです。この二人が部下を連れてシケムの町を襲い、割礼の痛みで弱っていた男たちを皆殺しにしたのです。ハモルとシケムも殺し、シケムの家からディナを連れ出し、町中を略奪しました。29節「家の中にあるものもみな奪い、女も子供もすべて捕虜にした。」

のちにヤコブはシメオンとレビの二人が行った暴虐のゆえに、イスラエルの嗣業に与ることができないと呪いの言葉を告げています。(創世記49章5節~7節)

<30節~31節>

自己保身のために、娘ディナが性的暴行を受けた事件に対して沈黙を守ってきたヤコブがここで初めて口を開きます。

30節「困ったことをしてくれたものだ。わたしはこの土地に住むカナン人やペリジ人の憎まれ者になり、のけ者になってしまった。こちらは少人数なのだから、彼らが集まって攻撃してきたら、わたしも家族も滅ぼされてしまうではないか」こう言ってヤコブはシメオンとレビ二人の息子を非難したのです。ヤコブはシメオンとレビがやったことで自分は周囲の民から「憎まれ者」「悪臭を放つもの」「忌み嫌われる者」になった、自分は悪い立場に追い込まれたと二人の息子を非難しています。ヤコブはカナンの地に入ってシケムに定住しようと努力してきたのに、カナンの先住民とも対立しないでうまくやっていこうと努力してきたのに、息子たちの愚かな行為によって自分はカナンの先住民たちから受け入れられない存在になってしまったと、二人の息子たちを非難しているのです。この事件がきっかけでヤコブは何とか定住しようとしていたシケムの町を出て行かなければならなくなるのです。しかし、ヤコブは本当にここで息子たちを非難することができるのでしょうか。本当ならこの困難な問題に対して、族長のヤコブ自身がハモルやシケムと交渉に当たるべきでした。ディナを取り返すために興奮し激情に流されようとしている息子たちをいさめるべきでした。しかしヤコブは何も言わないで沈黙していました。語るべき時に語るべき事を語らないで、後から口を開いても取り返しがつきません。もしここでヤコブが息子たちを非難するなら、自分に不利益を与えたことではなく、激情にかられて相手を虐殺したことと、神との契約のしるしである割礼を策略に用いたことは神に対する重大な罪であるとハッキリ言うべきです。この問題に対して、カナンの先住民と対立することを恐れて自己保身に走り、沈黙して何も言わず、何も行動を起こさなかったヤコブはシメオンとレビの二人の息子から「わたしたちの妹が娼婦のように扱われてもかまわないのですか。」(31節)と反論されて、何も言い返すことができないのです。本当に情けない姿です。ヤコブは息子たちにも背かれ、父親としての権威も、族長としての尊厳も全く失われてしまいました。34章の陰の主役はヤコブです。34章はヤコブの失敗物語、挫折物語だといってもいいと思います。人間的に弱さをさらけ出し、破れてしまったこのどうしようもないヤコブが立ち直ることができるのは、35章1節で神の言葉を聞いて、もう一度神に従って立ち上がる時なのです。このどうしようもないヤコブを立ち直らせてくださるのは神様だけなのです。ここにしか弱さと罪を抱えた私たちの希望はありません。

関連記事:創世記34章~37章 ヤコブの子

http://www.logos-ministries.org/old_b/gen34-37.html
 
 
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