teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]


スレッド一覧

  1. 11(0)
  2. ハーゲンダッツの苦味成分と健康被害(0)
  3. 株暴落を手招きする投資家を絶対許してはいけない!(0)
スレッド一覧(全3)  他のスレッドを探す  スレッド作成

*掲示板をお持ちでない方へ、まずは掲示板を作成しましょう。無料掲示板作成

新着順:862/3586 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

金融システムの闇の超起源 その8

 投稿者:Legacy of Ashesの管理人  投稿日:2014年11月 1日(土)02時14分45秒
  通報 返信・引用 編集済
  http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11894241621.html

≪R.D. Willing 著『マネー/金融システムの闇の超起源』より抜粋(8)≫
2014-07-14 22:48:07
テーマ:R・デュアン・ウィリング
(7頁からの続き)

〔Richard Duane Willing 著, 為清勝彦 訳『マネー/金融システムの闇の超起源―地球を滅ぼす人類最後の宗教』 第6章 黄金のモロク神とミルコム神殿 より抜粋、要約 P.146-P.169〕

■ソロモン崇敬の「(モロク神を祀った)ミルコム神殿」は、今、中央銀行(マネーの大聖堂)になりすましている

本当に歴史を作っているものは何なのか、意見は様々である。学者達の意見も分かれている。唐突だが、(モロク神の傘下にある)体制権力のインサイダーである秘密諜報員はそんな議論なんか毛ほどの関心も無い。彼らにとって歴史は、彼ら自身が作るものである。秘密諜報員が作ったとされる歴史を真実だとすれば、表向きの公認の歴史など何一つ信じられなくなる。

持って回った言い方だが、彼らはこんなことを言う。「完成された至高なる秩序は、あなた方犠牲者によって尊重され、保持されることになる」。その事例としては、米国と、その盟友ということになっているイスラエルとイギリス、この三者が絡む国際政治の企みの中に容易に見ることが出来る。騙(だま)す技術が高いことが、手柄とされ、高度な技術と思われている。或る秘密諜報員(どちらの味方なのか分からないが)は、疑うことを知らない人々に、こんな有難い警告を投げ掛ける。「悪魔の持つ最大の力は、悪魔など存在するわけがないと思い込ませる力であることを忘れてはいけない」。確かに「ミルコム神殿」が中央銀行という仮面を着け、ありふれた風景の中に溶け込んでいるのは驚きである。モロク神とミルコム神殿は、聖書の列王記上下にソロモンとして描かれている有名な人物の崇敬の対象であったにも関わらず、ユダヤ・キリスト教の宗教ドグマにおいては殆んど無視されている。

モロク神とミルコム神殿のパワーを、中央銀行という誰でも知っている組織の中に隠すことは、史上最高傑作の詐欺と言える。米連邦準備制度(FRS)やイングランド銀行 Bank of England(1694年創設)のような中央銀行は、銀行(会員銀行)の為の銀行として政府権力によって信認されている。一般的に中央銀行というものは、その国の通貨を発行し、金融危機の時には会員銀行にとって最後の頼みの綱となる役割を持っている。中央銀行は、古代の神殿の現代版そのものであり、現代の銀行建造物はマネーの大聖堂であるとよく言われる。

中央銀行の存在を都合よく正当化しているのは、政府は余りにも腐っているし、無能なので、金融に関する問題に責任ある対処は出来ないという考え方である。利率や負債の管理はとても大事なことなので、選挙によって選ばれた(無能な)政府のコントロールには任せておけない、と僭越(せんえつ)にも中央銀行は言っているのだ。国民はえらく舐(な)められたものではないか。

時折、中央銀行から国の信用を取り戻し、中央銀行システムに対する負債や利払いの発生しないマネーを造ろうとする“まともな”政府によって、中央銀行が脅かされたこともある。だが、負債や利子の発生しないマネーを発行することは、ミルコム神殿のモロク神に対するこの上ない攻撃(不敬)であり、通常暗殺もしくは戦争という暴力によって報われることになっている。そのような暴挙をこれ以上許さない為には、「信用(クレジット Credit)」=「貸付金(ローン Loan)」=「負債(デット Debt)」=マネーとなるマネー創造の二重思考を注意深く研究し、経済霊とミルコム神殿のモロクの秘密のヴェールを取り払わねばならない。信用をマネー創造の根拠とすることは、彼らにとって人間を使った実験から得られた大きな収穫である。


■思考停止(魔術的呪縛力)を齎(もたら)す「唯一神」概念を導入したヘブライ人

「二重思考」がマネーの創造を齎(もたら)すプロセスが「余りにも単純過ぎて、思考を寄せ付けない程だ」と言ったのは、現代の中央銀行経済学の父であるジョン・メイナード・ケインズ John Maynard Keynes(1883-1946)〔※『ロマノフ家の黄金』より【系図8・36・37・38・39】及び関連資料(1―IMF・2―Victor Rothschild, 3rd Baron Rothschild(1910-1990)・3・4・5・6・7国際金融機関設立の目的 IMF・世界銀行と金貸しとの関係その1・8その2・9その3・10―Darwin Family―Rothschild Family)〕である。ありふれた日常に隠れた秘密とは、中央銀行組織は、さも公共の利益の為に存在しているように装っているが、私人によってコントロールされ所有された独占企業体であることである。現代のミルコム神殿である中央銀行の本当の目的は、公債と呼ばれる永遠に解消されることの無い負債を造り出すことである。」その公債に課せられた利子は、中央銀行組織に人間文化を隷従させる、旧約聖書の「捕らわれの身(緊縛)」の一形態である。米連邦準備制度及び数多くの国々の中央銀行は、明らかに神話のソロモンのミルコム神殿の現代版である。

公債に対して支払われる利子は、実質的にミルコム神殿のモロク神への「十分の一税」である。この十分の一税の大半は、所得税を徴収してくれる政府のお蔭で実現出来ている。リンカーン大統領達とは違って、自国通貨の発行管理と利率を自らコントロールしない政府は「中央」銀行という作られたイメージの中にミルコム神殿を隠匿(いんとく)することに協力している。更に経済霊に唆(そそのか)され、政府の役人は間違った発表をする。社会にとって必須なことをするには所得税他の税金徴収は必要絶対不可欠であると言う。このような政府の虚言のヴェールに包まれ、誰でも知っている中央銀行の姿に身を潜めたミルコム神殿は、公債という形で永続的な資産を保有することが出来、その公債に対する利子を安定的に受け取ることが可能になっている。

有史以前から神々は神殿を持っていた。時代が経過するに連れ、最終的に多くの神々が存在するという概念は打ち棄てられた。たった一つの髪という概念が生み出されたのは、ヘブライと呼ばれる人々の手によって作られた聖書においてである。この「唯一神」には、それまでとは異質な特筆すべき神概念が取り入れられている。この神が独特なのは、神殿は不要であると言った点である。しかしながら、度重なる要望に応えて、この異質な神は、不本意ながらも、神話の人物ソロモンに神殿を建てることを許可した。「唯一神」という概念は、人間の思考に対して一種の魔術的な力を持っており、止血帯のように、考えることを停止させる働きをする。それは特に、日常的な風景の中にミルコム神殿のモロク神を隠す効果を齎(もたら)している。

神話のソロモンは、彼の「唯一神」の為に神殿を建てるだけでなく、他の神々の神殿をも建築した。その他の神々の神殿の一つが、特別にミルコム(モロク神とも言われる)の為に建築された。それまでの全ての神殿と同様に、この神殿は、人々に犠牲や供物(くもつ)、「十分の一税」を納める義務を課した。これらは、神の住居と神に使える聖職者を維持する為に要求されたものである。

時代が経過するに連れて、自然と調和しながら繁栄することが社会の目的であるという感覚よりも、横道に逸(そ)れて神殿を維持する為の義務のほうが優先されるようになったことが分かる。人間社会の第一の義務は母なる自然の世話人であるが、いつしか優先順位が逆転してしまったのだ。今や人間社会の究極の義務は、モロク神への「十分の一税」としてミルコム神殿(中央銀行)に公債の利子を払うことによって達成されると思わされている。


■自立思考を封じた「二重思考(マネー)」の第一人者「カルト273(モロク神のエージェント)」

聖書の列王記上11章5節に、ミルコム神殿はソロモン王 Solomon(1011BCE?-931BCE?)によって建造されたと言及されているが、この記述は公開暗号になっている。この暗号は、人類社会に経済霊と現代的なマネーが導入されたことを語っている。ここでは、ミルコム神殿の神は、「モロク神」もしくは「モレク神」として理解されている。経済霊とマネーを伴ってやって来た神は、即座に自身のカルトを誕生させ、養成した。このカルトは、新たに発見された十進法の威力を逸早(いちはや)く理解した人間であったに違いない。彼らは、紀元前450年から紀元前150年の時代に、マネーの算術に卓越し、更にそれを精緻化(せいちか)していった。経済的芸術(エコノミック・アート)とも言える信用=貸付金=負債=マネーという「マネーの二重思考」の第一人者は、本書では「カルト273」と称している。モロク神の手下(エージェント)であり、モロク神によって操られた「カルト273」は、「地球全土を征服し、人々が自立した思考を一切出来ないようにし、その後も永久に人々が自立した思考をする可能性自体を消し去ることを目的」(Orwell,George,1984,Penguin Books,Middlesex,England,1949,P.169)としている。

自立した思考は、ミルコム神殿の暗号を解読する力を持つものであり、並行して存在しているモロク神の領土を隠すヴェールを取り払う力を持つ。中央銀行として知られる組織の中に棲みついた奇妙なミルコム神殿は、生命を育む地球そのものを破壊するに十分な力を持っており、そのミルコム神殿の二重思考に気付く能力は大きな意味を持つ。

キリスト自身が体験したと伝えられていることも、モロク神の存在を証明している。新約聖書によると、キリストは、悪魔サタン Satan に服従しさえすれば、世界中の全王国を与えてやると誘惑された。「そこでイエスは悪魔に言った。サタンよ、お前を懲(こ)らしめてやる。ここに書いてある通り、お前の主である神を崇拝せよ。お前が仕えるべき神は他に無いのだ」(新約聖書 マタイ伝 4章8節~11節)。サタンの主なる神とは、「慢性的な政府債務・利子稼ぎのマネー・資本利益率」の中央銀行の支配を通じて全王国に力を及ぼすモロクである可能性が高い。言うまでもなく、キリストなる人物によって崇拝された神とは同一ではない。

モロク神の為に神話のソロモンが建築したミルコム神殿は、喩(たと)え話として特別な重要性を帯びてくる。考古学によれば、神話のソロモンが建築したという神殿と思(おぼ)しき建築物が実際に存在した証拠を発見するのは困難との結論に達しており、喩え話であることは明らかである。また、本書では、聖書のダビデ David(1040BCE?-961BCE?)もソロモンも実在した人物ではないという前提にしておきたい。ミルコム神殿は、「経済霊の知的複合体のことを示す仮想的な場所」と考えられる。聖書に記録されている神殿のうち、実在するのは、いわゆるエルサレム第二神殿だけである。ユダヤ・キリスト教の神話にとって中核的存在である第一神殿も、本書では存在しなかったものと考えるが、喩え話として聖書を理解する為には非常に重要な存在である。聖書の記述は、かつては理解されていたが、その後、ユダヤ・キリスト教の神話によって意味不明になってしまった。新種の思考形態に沿って語り掛けている暗喩(あんゆ)的記述と本書では考える。この新たな思考能力は、聖書の第二神殿の時代に人類の頭に入り込んできたようである。実在した不動産としては、第二神殿が第一神殿であると考えたほうが、あらゆる実用的な意味では賢明である。この新しい思考形態とは、聖書の記述では市場のマネーとして言及されているものである。


■エルサレム「第二神殿(エズラ建築)」こそ、モロク神の「仮想神殿(マネー・テンプル)」の「公開暗号」

現在エルサレムと思われている地域に、古代から実際に存在した建築物であって、聖書上の人物が建設したものではない神殿は、恐らく算定された第二神殿の時代に先立つこと数百年、または数千年前のものであろう〔※関連資料(1聖書アラビア起源説1~32・2)〕。有史以前の多くの神々、神殿は、伝説の「メルキゼデク Melchizedek」も含めて、エルサレム地域の商業・貿易の交通の十字路にあった。聖書で高名なエズラ Ezra(生没年不詳)が建築した聖書の第二神殿は、「新たに基礎から」(旧約聖書 エズラ書 3章10節~12節)建築された為、実際は第一神殿と考えられる。

マネーが発明された時期と、エズラによって神殿が建設された時期が一致することや、ソロモンによって建設されたミルコム神殿についての謎めいた聖書の言及は、単なる一つの偶然の出来事ではないことを仄(ほの)めかしている。モロク神と経済霊の話を、「公開暗号」として伝えているが、喩え話として聖書の文章が存在している可能性は十分にある。聖書の記述は、経済霊が人類を支配する目的で如何(いか)にモロク神の「仮想神殿(バーチャル・テンプル)」を造ったかを隠匿(いんとく)するヴェールになっている。第二神殿という偽りの表示で誤魔化しつつも、実際には初めて出現した新神殿のことは、預言書で示されているようである。

聖書は「荒廃によって醜態が到来することを告げる神殿」(Brandon,S.G.F.,A Dictionary of Comparative Religion,Charles Scribner's Sons,New York,1970,P.21)について、人類に警告を語り掛けている。そして、その後に、聖書は、生物圏の荒廃が発生すると預言する。これは、現代の大商人である企業が単純にマネーだけで全て物事を割り切り、商業上の意思決定を正当化した結果である。中央銀行の「慢性的な政府債務・利子稼ぎのマネー・資本利益率」という政策は、モロク神の「心霊的な領土」となっている。荒廃を推し進める力は、嫌悪すべき利子率の結果として齎(もたら)される。古代よりずっと、利率は高利貸しの起源であると理解され、多くの人々によって非難されてきた。


■恵み深い「神王マリク」の「意味反転」モロクは「容赦しない、許さない」

「モロク」の名は、聖書では、時には「モレク」、「マラーム」とも呼ばれるが、人口に膾炙(かいしゃ)された結果、超古代の「マリク神 Malik」が人為的に変容されたものと考えられている。マリクは、依然として発掘されていない最古の文明の神王であった。この原初の、恐らく最初の文明は、現在のシリア Syria の都市「エブラ Ebla」に首都があった。エブラの歴史は、聖書の原初の父祖達の神話的時代よりも数百年先立っている。エブラの言語は、ウガリット語よりも古く、当該地域で現在確認されている中で最古のセム系言語である。「エブラ文明」の起源を記した物語によると、「神王マリク」は天空から舞い降りてきて、自身の為の第一神殿を地球人と共に建築したという(Gordon,Cyrus H.,Rendsburg,Gary,and Winter,Nathan H.,ed.Essay on Eblaitica,Vol.1,Eisenbrauns,Winona Lake,Indiana,1987,P.129-135)。マリクという名前は、元々は天地の創造者を意味する言葉として翻訳された。

この壮大な名称は、伝説にある天空から来た神々から恵贈された種子によって、農業が可能となったことによるものかも知れない。マリクは天空から舞い降りて、彼の神殿を建築するのを手伝ってもらう為に、人々を組織化したと伝えられている。マリクの主な関心は、貿易と商業にあり、拡大した領地を上手く統治した。金と銀の交換比率が定着したのはこの頃であり、金と銀の比率は1対5に規制された。「マリク」はエブラで最も人気の高い神であり、楽しみを齎(もたら)す神として認められ、「父なる創造主」として尊敬された。

エブラの社会体制は、我々がイメージするような帝国の強権的体制ではなく、エリアが現在のイラクとトルコの大半に跨(またが)る穏健な商業的体制であった。誰を王に任命するかは、人々の暮らしがどれだけ豊かになったかに基づいて、人々が判断して決めていた(Pettinato,Giovanni,The Archives of Ebla,Doubleday&Co.Inc.,Garden City,NY,1981,P.6)。

「神王マリク」は人類に模範を示した。商業と宗教の勢力範囲は明確に分離された。商業の記録を行う書記官の役割は、聖職者とは切り離されていた。主に商業関係のことを処理するのは、聖職者ではなかった。王が保管した書記官の記録には、膨大な借方(かりかた)、貸方(かしかた)の情報が貯えられ、広範なエリア内の商品の産地、効用、社会に役立つかどうかを知ることが出来た(前掲書 P.245)。

元々の言葉では「マリク」の名は自然の創造者を意味していたが、それに反して「マリク Malik」から変形した「モロク Moloch」の名は、聖書の記述や文脈からは、何か自然に敵対するものに変身している。本来の「マリク」の名を、元々の意味するものと全く反対のことを意味するものに変容させてしまうのは、ユダヤ・キリスト教の歴史では珍しいことではない。キリスト教の歴史では有名なユダヤ人であるサウル Saul はそのような「意味反転」の一例である。一時は出世コースに乗っていたユダヤの高官であったサウルは、サンへドリン Sanhedrin(最高法院)〔※関連資料(1)〕に認めてもらい、エルサレムのヘブライ神殿の高官への昇進を得ようと必死になっていた。

キリスト教徒から徴税する仕事をしているうちに、サウルは罪の意識に悩むようになったと、キリスト教は伝えている。深い自責の念に襲われたサウルは、将来の展望を抱いてキリスト教に改宗し、かの有名なキリスト教徒パウロ Paul(5?-67?、カトリック教会のドグマの基盤を作った中心人物)となり、ヘブライ神殿からは忌み嫌われる存在になったのである。

「マリク Malik」から「モロク Moloch」への変形には数百年を要している。正式に神の名としてモロクが出現するのは第二神殿の時期として定説になっている紀元前539年の約1500年前である。恵み深い支配者であったマリクとは異なり、モロクは「容赦しない、許さない」(Lurker,P.1344)神として歴史に登場する。この性格は、経済霊の(高利貸し)マネー・システムを運営するという意味では、最も相応しい性質である。実際、「慢性的な政府債務・利子稼ぎのマネー・資本利益率」の中央銀行組織を運営する上で、容赦・許容する能力の欠如は必須のようだ。中央銀行の機能の核心は、負債を創造して市場流通させるところにある。利子率とその裏返しである割引率によって、負債は売買可能な商品に変えることが出来る。負債を減免したり帳消しにする(赦す)という概念があっては、そのような市場は成立しない。

赦(ゆる)すことが出来ないというモロクの性格は、犠牲者達に与える危害の大きさに比例して、犠牲者達を憎むことが出来る能力があることを意味している。慈悲深い心はモロクには無縁である。モロクの中央銀行カルトは、その寛容心の欠如という特長によって、人類とは異質な存在であることが分かる。モロクのカルトの束縛から無償の救済がなされることは、全くあり得ない。更に、苦しめ傷付けた者に対し、決して赦したり、怯(ひる)んだりしてはならないと書いてある(Blavatsky,Madame,Isis Unveiled,Theosophical Society,NY,NY,1898,P.330)。モロク神の中央銀行パワーに掛かっては、如何なる妥協の余地もあり得ないのだ。

マリクからモロクへの行程には、幾つか脱線があった。オカルト研究者は、サタンの名の下にイスラエル人によって採用された恐怖の「バアル神 Baal」も、モロクとして知られていたと指摘している(前掲書 P.568)。この発想の展開は、「セス Seth」の名の下に、エジプトに起源があるようであり、セスは小アジアでは「セス・バアル Seth-Baal」として知られた太古の神である。この神は、「メレシュ・シェシュ Melech-She'asah」または「モロク・セス Moloch-Seth」としても知られており、赤いロバのシンボルで表されることが多い。完全無欠な動物は、神聖なものの現れと考えられた。徹底的に正統派を貫いているユダヤ人によると、傷の無い赤い子牛の誕生は、聖書の救世主が出現する印であるという。


■「お前の種子(マネー)を火に通してモレク神(火焔の呪詛)に捧げてはならない」

聖書を典拠とする宗教にモロクが登場する謎は、レビ記18章21節の暗号めいた記述から始まる。そこでは、種子を火に通すことについて警告している。この一節は、穀物の種子と同時に、人間の子孫のことも意味しており、共に繁殖に関連している。そして、マネーは種子のように地球時間の経過と共に成長していくことが期待されている。この一節が経済霊とマネーに関係していると言えるのは、当時は交換手段として種子が使用されていた事実があるからである。「お前の種子を火に通しモレク(またはモロク)神に捧げてはならない。お前の神の名を汚してはならない。私は主である」(旧約聖書 レビ記 18章21節)とその一節は告げている。

この禁止事項は、衛生に関する章の途中で唐突に出現することから、特別に奇妙である。これが喩(たと)え話である証拠として、種子を熱に晒すことは農業の基本に反していることは広く認知されていることも挙げられる。この一節を解釈する為には、物質的な行為としてよりも、心理的または私的な観点が必要であるようだ。もしも現実に子供を焼却するような慣習を持つ文化があれば、生き残ることは不可能である。

この禁止の意図は、(モロク神に擦り寄るような)精神的・心理的な状態になる、または、その為の私的な行動を取ることに対する警告であると、本書では捉えておく。経済霊の観点からは、「種子」とは「マネー」のことを言っている。この一節は、「種子(つまりマネー)」をモロクの勢力の支配下に置くような行為をしてはならないと禁止しているようである。モロクの勢力とは、総合的に、「慢性的な政府債務・利子稼ぎのマネー・資本利益率、割引率と商品化された負債」のことである。種子と、マネー概念の結び付きは、「元手(マネーの種)」という投資用語として残っている。

創造主の神は、この一節で邪悪な霊のことを語っているようである。この邪悪な霊は、創造物を脅かす強(したた)かな力を持っている。モロク神の邪悪な力は、「火焔の呪詛(かえんのじゅそ)」のように人間の心を掌握する力を携(たずさ)えて、人類に近付いて来たのである。子供を火に通してはいけないという禁止は、マネーの計算に情熱を燃やし、利子稼ぎのエンジン(強欲)を支えることによって、人間の心が如何に消耗するのかを説く象徴表現である。マネーに取り憑(つ)かれた精神状態になれば、創造主である神と疎遠になり、その契約を締結した神に反逆したモロク神に代わりに近付くことになる。

「慢性的な政府債務・利子稼ぎのマネー・資本利益率」というマネー概念への信仰の父であるモロク神にとっては、永続する負債(デット)が究極のパワーの供給源である。モロク神にとって最高の成果は、夫妻が世襲によって代々引き継がれる状態であり、もし可能であれば、政府の負債として永久に更新されていく状態にしたいのである。世襲制で負債が相続されていたローマ時代では、貸付金(ローン)と負債のマネーの「火焔の呪詛」に取り憑かれた親の子供は、死亡した親の債権を所有する者の財産になる運命であった。次の世代の個人の自由は、マネー計算のモロクの支配する「火焔の呪詛」によって犠牲となった。

火とモロクの謎めいた話は、宗教上の禁止を語っていると共に、預言にもなっているようである。利率など様々な投資計算の形態を通じたマネーの算術計算から生じる、神秘的とも言える知能への執着は、我々人間の中でも最も才能ある者達の思考を突然に襲ったようである。才能の劣った多くの人間は、マネーについて何とか理解し、洞察して利益を得ようとして無駄な思考を巡らせる。その結果何が起きるかと言えば、マネー計算の「火焔の呪詛」によって、自然のバランスを歪める方向に社会全体は活性化されるのだ。禁止を説いた聖書の記述は、人類にとって危険な、或る大きな力のことに気付いていたに違いない。

殆んど全ての宗教には「聖なる火」という類似の概念があり、モロク神によって吹き込まれた「火焔の呪詛」という発想は、特別なものではない。一般的に、「聖なる火」の概念は、浄化のことを指すか、もしくは、精神的な輝きに繋(つな)がっている。また、「聖なる火」は、ホロコースト Holocaust(大虐殺)〔※一部関連資料(1アンネの日記捏造疑惑・2自由の名の下の民族浄化1~4他・3「愛国者」の二つの意味他・4マイナンバー制度の外注他・5メモ。―ヘーゲルの弁証法(正・反・合)において阪神大震災・村山と東日本大震災・菅が意味すること・6聖火―ナチス―ゾロアスター教)〕のような破壊に結び付くこともある。心霊的な観点からは、火は神聖な力を宿しており、宗教的な目覚めを齎(もたら)すものである。知能的なレベルで言えば、詩的な意味での火は、モロク神と経済霊の存在の証しである消費への熱情を表現していると理解可能である。

 
 
》記事一覧表示

新着順:862/3586 《前のページ | 次のページ》
/3586