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金融システムの闇の超起源 その10

 投稿者:Legacy of Ashesの管理人  投稿日:2014年11月 1日(土)02時22分35秒
  通報 返信・引用 編集済
  http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11897716469.html

≪R.D. Willing 著『マネー/金融システムの闇の超起源』より抜粋(10)≫
2014-07-21 21:04:07
テーマ:R・デュアン・ウィリング
(9頁からの続き)

〔Richard Duane Willing 著, 為清勝彦 訳『マネー/金融システムの闇の超起源―地球を滅ぼす人類最後の宗教』 第7章 暗号名(コード・ネーム)はイスラエル より抜粋、要約 P.172-P.220〕

■「イスラエル」の元々の意味は地名ではなかった

イスラエルが地名だというのは誤解である。勿論、こんなことを言うと、何百年間も人間がやってきたことを否定することになる。多くの宗教もイスラエルを土地の名前として教え伝えている。「ユダヤ人 Jewish」を自称(詐称)する人々にとって「イスラエル Israel」は、(欺き騙す)「ユダヤ Jews」思想の核心を成す重要な土地である。原理主義プロテスタント Christian Fundamentalism などのキリスト教各派もイスラエルを土地の名前だと考えている。彼らは、聖書で神が存在すると言っているからイスラエルは存在するはずだと主張する。イスラエルという土地に、「エルサレム Jerusalem(新たな平和)」という聖都がなければならないと言う。現在のイスラエルが聖書の中で「ユダ Judah」として記述されている場所にあるにも関わらず、現状のイスラエル国とエルサレムは聖書の言い伝えによるものだと考えている人がいる。都市エルサレムは聖書のユダに存在していたが、決してイスラエルには存在していない。

あちこちから盗用して掻き集めた話を散々書き換えて編集して出来た聖書にある通り、神は「イスラエル」を、神自らが「選んだ民」の土地として与えた、と信者は言い張る。古代イスラエル人に関する聖書の話は、よく史実であると表現される。聖書が歴史を記したものであるという証拠は何一つ無いが、何故か多くの研究者は記録された史実として扱っている。信者が自明の如く歴史上存在すると主張する「イスラエル」や「選ばれた民」を示す証拠が全く無いことは驚くべきことである。才能豊かなラビ Rabbi であるエルマー・バーガー Elmer Berger(1908-1996)でさえも、「実際のところ、現在のイスラエル国家がユダヤ人の先祖代々の祖国であることを歴史的に証明するものは無い」と言ったそうである(Graham,Lioyd,Deceptions and Myths of the Bible,Bell Publishing Co.,New York,1979,P.120)。聖書の預言は「私はエルサレムを全ての人間にとって苦難の石とする。その石を背負う者は例外無く痛みを伴って傷付くであろう」(旧約聖書 ゼカリヤ書 12章3節)と宣告する。ロンドンの首席ラビは、第2次世界大戦の前、(よくあることだが)表向き飛び降り自殺と処理される高所からの落下死の少し前に、「シオニスト国家イスラエルを考え出したのはユダヤ人に対する罠である」と公言した〔※関連資料(1土地と血に関する完全なデマゴギー・2「本質上異なった二つの恵みの契約があるのではなくて、違った時代の下に、同一のものがあるのである」・3・4ジグムント・フロイト著『モーセと一神教』・5・6「ああ、我が民よ、あなた達を案内する者達は、あなた達を邪道に導き迷わせる」「私はユダヤ人(Jews)が生き残ってユダヤ(Jewry)は死んでもらいたかった」―イスラエル・9.11・明治維新と満洲他・7・8)〕。

聖書に縁の無い宗教の人々にとって「選ばれた民」の為に「特別な土地(約束の地)」があるという話は、意味不明なだけでなく、恐らくは恐怖心すら掻き立てられる、実に傲慢な態度に思えるだろう。不義不正を許せない生真面目な人であれば、セム人 Semite(実際はセム人ではないのだが)の優越性を殊更強調することで論外な喧嘩を売ってるのではないかと受け取るはずである。或いは弱者を騙す狡猾な陰謀をそこに嗅ぎ取る人もいるだろう。こうした困惑に応える為であろうが、最近は、セム系の宗教の考え方を拒絶する様々なイデオロギーが登場しつつある。「選ばれた民」と「イスラエルという土地」の物語には、邪悪な想念が含まれていると言う人もいる。彼らは聖書の神話と政治的な国家を一緒くたにしている。イスラエルの民族国家は北米の政治という身体に出来た政治的な悪性腫瘍であることを示唆する数多くの報告をインターネットで見ることが出来る。レーニン Vladimir Il'ich Lenin(1870-1924 初代ソ連参考指導者任期:1917~1924)〔※関連資料(1・2・3―NWO)及び『ロマノフ家の黄金』より【系図11】を参照〕の預言では「イスラエルは死をもって償うしかない、口にすることを憚(はばか)るような行為をするだろう」(Graham,Lioyd,Deceptions and Myths of the Bible,Bell Publishing Co.,New York,1979,P.121)と予測しているが、預言者達が語っているのが、個人のことなのか、国家のことなのかは、はっきりしていない〔※関連資料(1「イスラエル12支族」と「イエス派ユダヤ人」の謎・2「日ユ同祖論」の謎・3「ハザール王国」と「ロシアのユダヤ人」の謎・4アメリカのユダヤ人・5サンカ(山窩)とゴシェン・6・7『偽イスラエル政治神話』モシェ・ツィムメルマン教授曰く「我々は、これ迄のように振舞うのに絶好の“口実”を持っている。しかし、我々の一人一人の中に怪物が潜んでいて、もしも、我々が、常に正当だと主張し続けると、その怪物は巨大化する。・・・・・・私は、既に現在、或る現象が日々巨大化の傾向を辿っていると考えている。私の定義によるユダヤ人の人口の殆んどが、躊躇うこと無く、ドイツのナチスの生き写しになっている。ヘブロンの植民者のユダヤ人の子供を観察してほしい。彼らはヒトラー・ユーゲントと、そっくりそのままだ。彼らは幼少時代から、アラブ人は皆劣等で、ユダヤ人以外は全て敵だと教え込まれる。彼らは偏執狂になる。ヒトラー・ユーゲントと全く同じように、自分達を最優秀人種だと思い込んでしまう。レヘヴァン・ツェエヴィ(1990年から1992年の間、シャミール政権の大臣)は、全てのパレスチナ人の領土からの追放(“移住”)を主張した。これはナチ党の公式の政策、即ち、ドイツのユダヤ人全ての追放と、全く同じだ」・8ホロコーストの舞台裏・9ナチスの「ガス室」神話の起源、他・10『アンネの日記』検証・11「赤い交響曲」・12マイケルソン(エーテルの否定)はフリーメーソンだったか?・13)〕。


■英国諜報機関が発明した「英国が本当のイスラエル説(失われた十部族)」

「イスラエル Israel」という名前の議論を始めれば、知識人から政治、オカルト分野まで幅広い範囲の様々な心情と解釈が絡み合ってくる。明らかに欠陥のある聖書解釈によって複雑化され、問題は更に混迷を極めることになる。実際のところ聖書では「ユダ Judah」と呼ばれている地域内にあるにも関わらず、今日「イスラエル Israel」と呼ばれるようになった地域(パレスチナ)への諦め切れない思いは、政治的・経済的目的を達成する為の用意周到な詐欺であると考えられる。

古代イスラエルの十部族の神話に支えられて、聖書のイスラエル伝説は依然として有効であり続けている。失われた十部族は、かつてイスラエルで暮らしていたが、一度は消滅し、英帝国のアングロ・イスラエル神話の中に再登場したとされる。英国が本当のイスラエルであるという発想は、19世紀半ばに、英国の帝国主義を正当化する手段として、ケンブリッジとオックスフォードにある英国諜報機関の想像力豊かな研究活動によって発明された。聖書の十部族の物語は、「アングロ・イスラエル神話」を正当化する為に盗用され、大成功を収めた。今やイギリス人こそが本物のユダヤ人であるという神話は、旧大英帝国地域〔※関連資料(1英連邦・2「原爆投下を承認したのは英国」「英国系海洋国家群と日本の位置」)〕の全領域の活動を支え、イギリス人が「選ばれた民」の本当の子孫であり、それ故に旧約聖書の正統の血筋であることを示す根拠となっている。

この思想は、米国でも多くの宗教集会で教宣(きょうせん)されており、アングロサクソン系アメリカ人が特別な存在であることを強調する為に利用されている。一時有名になったカリフォルニア・パサデナの「神の全世界教会 ワールドワイド・チャーチ・オブ・ゴッド Worldwide Church of God(WCG)」の故ハーバート・W・アームストロング Herbert W. Armstrong(1892-1986)牧師は、「失われた十部族」、つまり正真正銘のユダヤ人としての世界のアングロサクソン概念を米国で流布した中心人物であった。アームストロング牧師は、旧約聖書のイスラエルは実は現代の大英帝国 British Empire であると説いた〔※関連資料(1・21917年大英帝国がユダヤ人大富豪家のライオネル・ロスチャイルド卿と「ユダヤ国家樹立」を約束する書簡を取り交わす・3・4・5・6シティ・オブ・ロンドンは金融界のバチカン・7セント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂・8・9)〕。そして彼は、1983年2月6日のテレビ放送で、米国の最高裁判所は米国の公立学校から意図的に神を排除したと述べた。「失われた十部族」の本物のユダヤ人(つまり大英帝国)は、アメリカ人をアメリカ独立革命の神意から精神的に切り離し、イスラエル国家に表された俗世の神への服従に置き換えたかったようである。今日の現実世界に存在するイスラエル国は、真のユダヤ人(英国のアングロサクソン)が本当のイスラエルであるという最終的な認知を達成するまでの中間段階に過ぎないという複合暗示だと思えば、身が竦(すく)むような気がする。(中略)

ベストセラーになった『聖なる血と聖杯 The Holy Blood and the Holy Grail』(Michael Baigent, Richard Leigh, Henry Lincoln 共著、英Jonathan Cape 1982年刊行。邦訳版は『レンヌ=ル=シャトーの謎―イエスの血脈と聖杯伝説』林 和彦 訳、柏書房 1997年刊行)は、「アングロ・イスラエル」の神話を、宣伝・普及し、実現する活動の一例である。この話は、英国王室のチャールズ皇太子 Charles Philip Arthur George, Prince of Wales(1948-)は新約聖書のイエスの血を継いだ子孫であると言っている。その他の野心的なヨーロッパの王達も同様にこの本から恩恵を得た。このアングロ・イスラエルの物語は、経済霊とモロクによって衝き動かされる地球規模の中央銀行による金融帝国主義とも大いに関係している。エルサレムに再建される「第三神殿」は、「新しいマネー」と共に中央銀行として使用され、十部族の「真のユダヤ人」であるアングロサクソンによって世界を支配することになり、モロクの「横暴な腕」となることは間違いない。


■モロク神は、BIZWOGの本部エルサレム第三神殿から指令

「ザ・ノース・アメリカン・リーダー The North American Reader」というカナダのニューズレターが以前あったのだが、それによると、エルサレムの第三神殿は、現時点では内密のBIZWOG(the British-Israel-Zionist World Occupation Goverment、アングロ・イスラエル・シオニスト世界占領政府)の本部となるよう計画されているそうである。ヴェールを外したBIZWOGは、マネー・システムと米国のドル通貨のコントロールを通じてモロク神の為に世界を支配することになる。このコントロールの為には、米国はマスコミに操作された電子的な強制収容所として貶(おとし)められる必要がある。企業大商人の従順な下僕である収容所の囚人は、命令された通りに消費する。マインド・コントロールされた囚人達の引き攣(つ)った作り笑いは、真実を直ぐに忘れること、事実に無関心であること、そしてBIZWOGの命令するままに世界中の都市と人々を爆破する準備が出来ていることを、覆い隠すことだろう。BIZWOGのプロパガンダによって囚人達の事実認識は切り替わる。残虐な殺戮(さつりく)行為は、自由と民主主義と解放を追求する為と(イラクやアフガニスタンへの不埒な米国侵略戦争など)考えられるようになる。モロクと経済霊の企業パワーの影響下にある人間の特徴は、自分の利益になることであれば何でも正義であると解釈することである。この利己的な考え方に抵抗する囚人がいれば、直ぐに名誉毀損であるとか、背信行為などと、あらゆる理由で反ユダヤ主義として非難されることになる。

注意深く観察している人にとっては、十部族の神話の陰で蠢(うごめ)いているモロク神の力は極めて明瞭に把握出来る。その為には、モロク神の力が、「イスラエル」を、政治的主体である同時に宗教的信条として利用していることに気付く必要が十分ある。米国の新約聖書に基づく建国来のプロテスタント派キリスト教を、個人的な救済の教義から、旧約聖書のイスラエル国の神話を支持する政治的な教条(ドグマ)に改変したのは、モロクの意識体が持つパワーの生きた証拠であると考えられる。


■「イスラエル」という言葉は生命そのものを指している

秘儀の文献によれば、ここには、宇宙的な勢力が働いていることが判明している。地名としての「イスラエル Israel」という発想に対して、もし地名という考えを横において置けるのであれば、より深い知識を受け容れることが可能になり得る。「イスラエル Isra El(神に勝つ者)」という名前の本当の完全な意味は、「エロヒムに対して継続的に勝利する戦い」(Suarés,Carlo,The Cipher of Genesis,Shambala Publications,Boulder and London,1978,P.190)という宇宙的な感覚で理解されることになる。地球上の生命に関連するものとしての「エロヒム Elohim(Elの複数形)」の定義は、「全ての存在と生命が、人間に対して開かれたあらゆる可能性に向かって進化するプロセス」(前掲書 P.187)として理解しておく。「イスラエル」という言葉は生命そのものを指している。「イスラエル」は、全ての生物の有機的機能を動かしている全プロセスのことである。この全プロセスは、光合成の触媒(しょくばい)の神秘として認識すると最も理解しやすい。人々や土地についての聖書の神話とは違って、イスラエルは、「始まりと存続」に関する科学を指す暗号なのである。

このように目覚めた意識は、「イスラエル」という言葉を、「宇宙において危機に瀕(ひん)している最初にして究極の原理、つまり不確定であることの自由」(Suarés,Carlo,The Cipher of Genesis,Shambala Publications,Boulder and London,1978,P.88)を暗号化したものであることに気付く。将来の時間に従って複利で増える利子のマネーに根本を置く経済霊は、将来のことを確定させる指示をすることによって、「不確定であることの自由」を侵害しているということが見えてくるであろう。自然は、地球の世話人の責務の失敗によって乱されることが無ければ、自然として行うべきことをやろうとする。

地球の世話人としての責務は今、脅かされている。(中略)


■イスラエルの寓話は、マネー・システム(強欲)到来を伝える比喩であり「公開暗号」

古生物学、地理学、考古学の研究は、聖書の「イスラエル」を十分な一貫性をもって分析することに失敗している。聖書の主要人物の記録でもそうであるが、年代特定は問題が多い。それでも尚、介入し続ける神とその選民の神話を信じる者は執拗(しつよう)に存在する。本書は、寓話としてイスラエルの物語を検討すれば、イスラエルの歴史的な問題は理解しやすくなることを提案する。この寓話は、「始まりと存続」に関する科学の観点から、経済霊とモロク神の到来を説明するものである。この寓話に出てくる地理、人々、介入する神は、マネーという現代のシステムが如何にして人類にやって来たのかを伝える為の比喩であり「公開暗号」である。

自然から乖離(かいり)することに固執するイスラエルの神話は、旧約聖書の神のことでも場所のことでもない。イスラエル神話が存続しているのは、人間の精神の知的構造の中のシナプス(私欲連鎖)によるもののように思える。偶然によってマネーが発見されたのも、このシナプスによって引き起こされたようである。この事件によって、古代神殿の聖職者は過剰な権力を持つようになり、商売と生命を解釈する人間の能力が、本当に変わってしまったのである。この超自然的(極めて人為的、人工的)な知的シナプスが、周期的に訪れては人類の思考に衝撃を与え、大激変を齎(もたら)し、宗教(邪教)になっていったものと、ここでは考えておく。


■イクナートンは、光合成(「不確定な奇跡」)から「イスラエル(神の声)」を未知の力の原理卍(鉤十字)と捉える

そのような霊的閃(ひらめ)きの別の例としては、エジプトのファラオ(王)、イクナートン(アメンホテプ4世) Amen-hotep IV/Echn-Aton or Ikhn-Aton or Akh-En-Aten(?BCE-?BCE ファラオ在位期間:?BCE~?BCE、古代エジプト第18王朝のファラオ。ツタンカーメン王 Tut-ankh-Aten/Tut-ankh-Amen は近親婚による実子)による光合成の「不確定な奇跡」の直感的な理解がある。イクナートンは、物理的な太陽ではなく、太陽が持つ何らかの神秘的な力が地上の全ての生命を動かす力となっていることを、何らかの方法で理解し、それを「イスラエル」と名付けた(Schenouda,Anubis,La légende d'Osiris et la vie de la mort de Jesus,Montreal,1980,P.44)。イスラエルという言葉には、物質と生命の創造を齎(もたら)した変換を象徴する、依然として謎めいた力の意味が含まれている。イスラエルという言葉で表現される謎と未知の力の原理は、多くの社会では鉤十字(卍)によって表されると考えられている(Angebert,Jean Michel,The Occult and the Third Reich,Macmillan Pub.Co.,NY,NY,1974,P.191)。イクナートンがこの驚くべき発見をし、その後それを自らの宗教に取り込んだ時期は、イクナートンの治世の年代から特定することが可能である。公式見解では紀元前1250年頃ではないかと思われているが、イマヌエル・ヴェリコフスキー Immanuel Velikovsky(1895-1979)が進めた研究結果によれば紀元前1450年~紀元前1250年という期間では何世紀もずれている可能性があることが示されており、私は、イクナートンの時期はおよそ紀元前850年~紀元前750年頃の可能性が高いと考えている。従って本書では、イクナートンとエジプト脱出の伝説は共に紀元前9世紀頃であろうという前提を採っている〔※関連資料(1『古代文明ミステリー たけしの新・世界七不思議7』・2ジグムント・フロイト著『モーセと一神教』・3イクナートンとモーセとイスラエルとロスチャイルド、黄金仮面(1922年11月26日王墓発見・発掘)より遥かに価値のある何か・4・5・6Ay・7古代核戦争説・8)及び広瀬 隆 著『赤い楯』より【系図40】を参照〕。

この時期の後、人間の思考様式を変質させるような集合意識のシナプスが存在していたようであり、それを裏付けるように紀元前600年までに新しい宗教が幾つも登場している。エジプトだけ見ても、治世のぶつかり合いのようなものがあったことが窺(うかが)え、その後に既存の三つの宗教が合成されたのである。イクナートン以前のエジプトには、「ラー Ra(太陽)」という名前の神がいた。この神は、実際に空に見られる物質としての太陽であった。それから、「イシス Isis(玉座)」という女神もいた。女神は、孵化(ふか)と出産を通じて人類に語り掛けていた。

三番目の力の名は「エル El(神)」であった。当時知られていた全ての世界に共通して、エルは至高の存在を意味していた。それぞれの神は、多くの聖職者によって神殿に祀(まつ)られ、エジプトの信仰体系を包み込んでいた。

ファラオのイクナートンは、これら三つの宗教と、生命と究極の意義について熟慮した結果、これらの対立する宗教は、彼の宇宙観と相容れないものであると判断した。イクナートンは、数が多過ぎる聖職者と神殿に置き換わる新しい信仰体系を打ち出した。イクナートンの思想は、既存の全ての宗教と聖職者を事実上禁止し、死後の世界という思想や、物理的な太陽を神であるとする考え方を排除した。イクナートンの理解では、神は太陽ではなく、太陽が持つ神秘的な力であった。「その力とは全ての創造物が存在する究極の理由であった。そして、太陽の光の声、つまり、生命を与える神の言葉を意味するものであった。それを彼はイスラエルと呼んだ」(Jouven,Georges,Les nombrés caches,Devry-Livres,Paris,1982,P.36)。現代科学では、この生命を支える、目に見えない太陽の力のことを、「光合成の触媒作用の神秘」として捉えている。我々が光合成の触媒作用の神秘として捉えている太陽の神秘的な力を、イクナートンは天才的直感で認識したのである。彼はイスラエルという言葉の音で認識される「神の声」だと考えたのである。

イクナートンの唯一神、「イスラエル」と称される普遍的な力は、既成の宗教勢力による抵抗を受け、最終的には打倒されてしまった。イクナートンの生命を支える一つの神秘の力への抵抗が広がったと思われる時期の後に、奇妙な時期が訪れている。そこには、普遍的な力は混沌(カオス)であるという思想があった。後にプラトンは「思考と物質は宇宙の永遠なる二つの原理であった。この二つは、他の何にも依存していない。我々が知っている宇宙は混沌とエーテル(霊気)が結合した結果生じているものであり、全ての生命は、知性(エーテル)と物質(カオス)が結合した結果生じている」と理論化している(Blavatsky,Madame,Isis Unveiled,Theosophical Society,NY,NY,1898)。

後世になって、東洋学者とカバラ信奉者は、イクナートンの「イスラエル」の情報を発見したようである。彼らは、普遍的な放射理論を創作した。「全ての事物は大いなる一つの根本に由来している。その根本とは、不可視にして不可知の神である。神から、本源的な力が直接発生している。それが神のイメージであり、引き続いて発生する放射の源である。この二次的な根源は、放射のエネルギー(意志と力)によって、様々な性質を送り出し、一次的な根源からの距離に応じて、完全さに差が生じる。物質は、神の放射が及ぶ範囲の最遠部にも及ばないものである」(Blavatsky,Madame,Isis Unveiled,Theosophical Society,NY,NY,1898)。


■光合成の矛盾―光合成(植物)なくして生命は誕生しない

名前としてのイスラエルの議論は尚も続いている。しかし、光合成の事実は何も変わることは無い。あらゆる生命は光合成のサイクルに依存している。光合成のプロセスが一つのサイクルを完了する為には350年の歳月が必要である。地球上の全ての酸素が一巡する為には、およそ2千年が必要である。この科学的なプロセスは、精霊から物質、物質から精霊という神学上の決まり文句に極めて見事に表現されている。

光合成のサイクルは矛盾を抱えている。光合成によって、地球上の緑の植物は太陽エネルギーを吸収し、二酸化炭素と水から生命の源を作っている。ここで矛盾なのは、水が生じるのは、光合成からである。つまり、水が存在する以前から、水によって支えられるはずの植物が最初に存在している必要があるのだ。「あらゆる可能性を考えてみても、この特殊な合成反応無くして生命が誕生することはあり得ない。そして、この合成反応は、現在、単独で生命を支えている」(Soddy,Frederick,Wealth,Virtual Wealth and Debt,Omni Publications,1983,P.49)。

このプロセスは完全に太陽に依存している。光合成は、緑の植物が太陽光エネルギーを受けてクロロフィル(葉緑素)を吸収させ、そのクロロフィルが二酸化炭素と水から炭水化物(糖質)を作るプロセスである。太陽光を化学エネルギーに変換させる方法としては、光合成以外の方法は発見されていない。しばしば葉緑素システムは生命の源であると言われる。地球上の全ての酸素は光合成によって作られ供給されている可能性が極めて高い。光合成の神秘の宇宙的な矛盾は、「如何にして生命の神秘は、生命によらずして発生することが出来たのか?光合成の神秘によらずして、如何にして生命は生命を維持することが出来たのか?」である。フレデリック・ソディ Frederick Soddy(1877-1956)〔※関連資料(1ソディの経済思想・2アイソトープの発見とその応用(放射壊変或いは放射性崩壊)・3・4『富、仮想的な富そして負債―経済学の逆説への解決策』・5「真の富は、化石燃料資源の使い尽くしに基づくのではなく、太陽からのエネルギーの現在のフローに基づくものだ。経済的な会計計算(例えばGDP)が間違っているのは、資源の消耗・枯渇と(それに伴う)エントロピーの増大を、富の創造と取り違えているからである」)〕が指摘したように、「現在、単独で生命を支えているシステム(光合成)なくして、自然に生命が発生して存在するということはあり得ない」(Soddy,Frederick,Wealth,Virtual Wealth and Debt,Omni Publications,1983,P.43)のである。が指摘したように、「現在、単独で生命を支えているシステム(光合成)なくして、自然に生命が発生して存在するということはあり得ない」(Soddy,Frederick,Wealth,Virtual Wealth and Debt,Omni Publications,1983,P.43)のである。イクナートン、如何にして「イスラエル」の音韻と共に、光合成の神秘に極めて似通った概念に近付くことが出来たのかは長年の謎である。

驚くべきことに、イクナートンと類似の洞察を行っていた者が他にも存在した形跡がある。北欧の創造神話には、光合成に対応した類型を使用しているように思えるところがある。北欧の伝説は、底無しの深淵について述べている。そこでは、物質を遥かに超えた次元で、その放射光そのものの中に偉大な存在がいるという「最高天の火」の球から、「未知の神」が慈悲深い意味を吹き出す。暗闇の深淵の水の動きをじっと見ている精霊は、混沌から秩序あれと叫ぶ。そうして全ての創造物に衝撃波が与えられたならば、最初の原因(原動力)は消え、以後永久に「姿を隠した状態」(Blavatsky,Madame,Isis Unveiled,Theosophical Society,NY,NY,1898,P.160)のままになる。プラトン Plato/Platon(427BCE-347BCE)、ユダヤ教のラビ達の哲学、北欧の伝説は、何れも神話であると同時に科学でもある。こうした描写は、イクナートンの「イスラエル」や、光合成の科学的説明とも、大いに共通する点がある。


■創造される以前に存在する「マネーの矛盾」悪用の「アルゴリズム(ニセ金づくり)」

イクナートンのイスラエルの謎と光合成の矛盾は、経済霊のマネーの力を発見した知性とも共通の基盤を持っている。マネーの存在基盤が創造される以前からマネーは存在していなければならないというマネーの矛盾は、光合成の矛盾と同じである。例えば、融資が成立した後に、融資されるマネーは存在することになる。創造される以前に存在するという矛盾を、マネー創造のアルゴリズム/ニセ金づくり(演算論理/錬金術)にすり替えた、聖職者達の直観力には天才的なものがある。それは、イクナートンが「イスラエル」と名付けた創造に関わる原初の洞察と同様に、「究極の自然の崇高力」としてのマネーの駆動力を取り入れた発想である。これは、銀行が創造したマネーが、「完全なる信頼と信用」として人々の精神によって公的に表明された一形態であるという現実を想起させる。

この意味で、当座勘定(小切手)と、クレジットカードも或る意味ではそうであるが、精神状態の一形態を表している。国家の強権によって設立免許を与えられた銀行は、口座を創造する。銀行と借り手がその口座に入れる金額――通常は貸付金(ローン)の形態になる――について合意した時、当座勘定はマネーの価値を得る。この当座勘定のマネーの仕組みは、マネーが創造する仕組みが前もって存在しなければマネーは創造されないという意味で、光合成の触媒の謎を複製したものである。

現代のマネーは思考のシナプス(欲望連鎖)の産物である。貸し手と借り手は、信用(クレジット)と呼ばれる集合意識を共有している。思考のシナプスは、マネーを創造する精神的な信仰に相当するものであり、光合成の矛盾を知的に応用したものである。それは当初「イスラエル」と呼ばれ、そこでは、マネーが創造する仕組みが、マネーが発生する前から存在しなければならなかった。

光合成についての原始的な直感から、信用をベースにしたマネー創造のアルゴリズムへの突然変異こそが、現在の経済霊とマネーの想念の原型となっている。元々は恐らく知性が齎(もたら)した偶然の出来事であったかも知れないが、その後に発生したマネーに関連するシナプスの氾濫(はんらん)は、人類の記憶を様変わりさせる知性の事件へと発展した。生物圏のことを説いたイクナートンの「イスラエル」が、マネーの経済霊とモロク神の由来を隠匿する神話のイスラエルへと変質させられたことは、明かされることのない秘密のまま今日を迎えている。


■「イスラエル(イクナートン)」が撲滅され、自然と調和して繁栄の「カナン(旧秩序)」が復活

その最初の「イスラエル」の物語はイクナートンが姿を消すと同時に終焉を迎えた。イクナートンの宗教は、その後のファラオ達によって弾圧された。復権した宗教と聖職者達は、「イスラエル」の宗教に関するもの全てを全エジプトから素早く撤去した。現存する「イスラエル」に関する資料で既知(きち)のものは一点だけである。

「イスラエル」のことに言及しているたった一つの記録は、メルエンプタハ(バエンラー・メリネチェル) Merenptah/Ba-en-Ra Mery-netjeru(?BCE-?BCE ファラオ在位期間:1213?BCE~1203?BCE、古代エジプト第19王朝4代目のファラオ)の神殿の石碑にある。その碑文は、「反逆者イスラエル(イクナートンの社会秩序)」が弾圧されたことを伝えている。この碑文を解釈すると、追放された聖職者や様々な宗教と神々が、メルエンプタハによって復権されたか、もしくは、メルエンプタハの周囲に「イスラエル」に敵対する聖職者勢力が形成されたか、どちらかであることを示している。国中に平和が取り戻され、王子達は再び以前の神々に服従することになったという要約の中に彼らの勝利が記述されている。石碑のメッセージは「カナンの地は略奪された」(Wilson,Ian,Exodus,the True Story,Harper&Row,New York,1985,P.25)と言っている〔※関連資料(1イスラエル碑文和訳・2・3金 治権 著『オリエント史と旧約聖書 第2巻エジプト』)〕。

石碑は次のように宣告している。



イスラエルは荒地となった。彼の種は存在しない。
パレスチナはエジプトの未亡人となった。
全ての地は一つとなり、平和が戻った。
絶え間なく動き回っていた人々は皆、縛り付けられた。(前掲書 P.25)



この碑文から、「イスラエル」という名前は物理的な場所のことを指しているのではなく、退位させられ陵辱されたイクナートンの信仰体系の名称であった事実が推定出来る。その当時、イクナートンと「イスラエル」の名前は同義語として使用されていた可能性もある。更に、パレスチナ Palestine という名前は、平定された地理的な範囲を指すものであることも確実である。この地域は、断固として、「イスラエル」とは呼ばれてはいなかった。また、カナンの地という言い方も物理的な位置を必ずしも意味するものではなく、イクナートンのカルトの信者がその地域に及ぼしていた影響が終焉したことを意味するようである。

「カナン Canaan」という言葉には特別な秘儀的な意味があり、パレスチナのような物理的な土地や、イスラエルとは全く別物である。「カナン」という言葉は、高いところからの命令、究極の義務のことである。旧来の秩序にあったエジプトの聖職者達にとって、イクナートンの「イスラエル」の息の根を止めることが究極の義務であると考えられたとしても不思議ではない。より大きな秘儀の次元においては、「カナン」という言葉は、全人類に対する高いところからの命令のことを意味する。「カナン」という言葉によって表現される究極の精神は、人間の地球統治における地球の世話人としての義務である。聖書の契約でのカナンは「人類が果たすべき偉大なる征服の追求」(Suarés,Carlo,The Cipher of Genesis,Shambala Publications,Boulder and London,1978,P.153-155)を意味している。これについて本書では、元々の地球の世話人契約において要請されている、自然と調和した繁栄を追求することであると解釈する。

この石碑のメッセージは、イクナートンのカルトの特徴であった本来の「イスラエル」に対する撲滅キャンペーンのことを記述しているという、驚くべき結論が得られた。このキャンペーンは、パレスチナとエジプトという物理的に実在する場所で実施された。イスラエルとカナンは地名ではないが、イクナートンの宗教を排除するという意味で、宗教的・心霊的な重要性を備えた秘儀的な意味を持つ。いとも容易に旧体制の宗教が復活することが出来たのは、イクナートンが肉体的に消滅したからであろう。当地の考古学的な調査によれば、イクナートンの政権が消滅したのは、大規模な自然災害によるものが大きいことが示されている。テラ火山 Thera〔※関連資料(1・2破局噴火・3・4・5ベテルギウス)〕の恐ろしい爆発によって火山灰と有毒ガスが噴出し、ヘリオポリスにあるイクナートンのイスラエルの首都アケトアテン Akh-Et-Aten(現在のアマルナ Amarna)を襲ったのかも知れない(Wilson,Ian,Exodus,the True Story,Harper&Row,New York,1985,P.94)。

このパニックと首都からの脱出は余りに急であった為、王室の犬は犬小屋の鎖に繋(つな)がれたまま取り残された。出エジプト記で有名な炎の柱と煙の柱は、エジプト北部と地中海東部で実際に目撃され経験された、この火山噴火を伝えたものであることが、十分に考えられる。この時期(紀元前850年頃)に、火山の神「ヤハウェ YHWH」が、中東の語彙(ごい)に加わったことは注目すべき事実である。学者の議論は続いているものの、テラ火山が爆発した時期も、およそこの時期と一致する〔※関連資料(1ヤハウェ信仰の地と火山・2ベドゥル火山とシナイ山)〕。この時期に前後して、連続した火山爆発があった可能性もある。

聖書の出エジプト記は、決して歴史的事実ではないものの、実際にあった火山噴火の経験に基づいて巧妙に作り上げられた形跡がある。聖書の出エジプト記の道程では、寓話のモーセはパレスチナに向かって東に進む。その道は、最も火山灰が大量に降り注いだ地域を通っている。パレスチナに向かって逃走しようとした人々は死の行進を経験したに違いない。理屈的には、イクナートン(モーセ)と家来達は、リビアに向けて西に進めば、致死的な火山灰の降下と有毒ガスから離れることが出来た。首都ヘリオポリス Heliopolis(ギリシャ語)/Iunu(エジプト語)/On or Awen(ヘブライ語)にあったイクナートンのイスラエル政権は、火山灰が直接降り注いだ範囲から僅かに西に外れており、危険を避ける為には、パレスチナに向かって東に行くのではなく、西に逃げようとしたはずである。

イクナートンのイスラエル人が西方ルートに逃避しようとしたことは、石碑の文章だけでなく、1962年のリビア Libya での発見によっても裏付けられている。石碑はイスラエルの殲滅(せんめつ)について語っている。考古学者達がリビアで発見したことによると、「丸天井の部屋に骸骨が逆さに吊り下げられていた。何百という頭蓋骨や骨が床に散乱していた。ファラオ達は、人間を逆さ吊りにして首を刎(は)ねていた」という(Neubert,Otto,Tutankhamun and the Valley of the Kings,Mayflower Books,London,1957,P.76,119)。他の多くの聖書の記述の出典も含めて言えることであるが、メルエンプタハの石碑が伝える出来事が、聖書の出エジプト記として編集された出来事の原型ということは、十分にあり得ることであろう。リビアの遺跡は、西に向かって逃走していたイクナートンのイスラエル人が、旧来の宗教の信者によって追跡され捕らえられ、終焉を迎えた場所ではないかと思わせる。

イクナートンのイスラエル人がどの方角に行ったとしても、イスラエルの名前が人類の記憶に残り続けているのは、人間が経験したドラマチックな出来事の結果であることは間違いなかろう。
 
 
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