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金融システムの闇の超起源 その14

 投稿者:Legacy of Ashesの管理人  投稿日:2014年11月 1日(土)02時39分6秒
  通報 返信・引用 編集済
  http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11908052895.html

≪R.D. Willing 著『マネー/金融システムの闇の超起源』より抜粋(14)≫
2014-08-11 01:33:25
テーマ:R・デュアン・ウィリング
(13頁からの続き)

■金貸し業の手強い敵ルター、ヒトラーの登場

ヨーロッパ人がマネー算術の理不尽な錬金術を発見した後の一般的な流れは、ユダヤ人街の標準であった43%からの利率の低下であった。反ユダヤのマルティン・ルター Martin Luther(1483-1546)の登場によって利率は九割も削減されて4.5%となり、支払う余裕のある者だけ払えばよいことになった。1930年代には、金貸し業にとって実に気色悪い状況になっていた。ナチスは、あらゆる高利貸しにとって極悪の脅威であった。ナチスは、国の債務、金本位のマネー、市場利子率、国債株式取引による資金調達といった忌わしい概念とは絶縁した。これらの概念は自然の法則と人類の発展に向けられた経済霊の激烈な攻撃を意味したからである〔※関連資料(1『ユダヤ人と彼等の嘘について Von den Jüden und jren Lügen/On the Jews and Their Lies(1543年)』1~15・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16ナチスとバチカン・17「ルターが解剖所見して見せたパリサイ派式ユダヤ教の虚構は今日彼等が世界支配勢力となり金融と戦争と原子力を牛耳り彼らの本性を誰憚ることなく曝け出していることによりルター指針の正しさが益々逆証されている。ユダヤ教パリサイ派の社会進出を認めるとこういう結果になるということを予見していた『ルターの指摘』が輝き出している。もう一つ興味深いことがある。ルターはマイヤー・アムシェル・ロスチャイルド(1743-1812)の歴史的登場とその生態をも予見していた風がある」)〕。

■高利貸しの禁止(数千年来の伝統的美徳)を解除したイギリス下院の「大事件」

異端審問 Inquisitio による金利の秘密の追及と、高利貸しの禁止を狡猾に回避する様々なカルテル協定が行われていたにも関わらず、19世紀後半まで裁判の場では、高利貸しを商売とすることを禁止する規範が慣習法として生きていた〔※関連資料(1苫米地英人 著『魔女の鉄槌』・2・3・4・5・6・7魔女狩りと異端審問の歴史・8異端カタリ派・9)〕。イングランドの慣習法ではキリスト教徒がマネーに対して利子を取ることを違法としていた。ところが、1890年から1897年にかけて、英国議会下院の特別委員会で行われた商業の慣習法と世界貿易に関する討論の中で、高利貸しの禁止を解除する決定が成された〔※関連資料(1金本位制と新貨条例・2・3井上財政と高橋財政・4・5・6世界大戦とグローバリズム・7「EUの実質的指導者達も、各国の成長よりもその国の信用に専ら気を使っている。信用とは、国際的な金融ブローカー達に借金の返済をちゃんとしますよというシグナルの事に過ぎない。借金の返済は全てに優先するというわけなのだ」・8如何にして富が世界に貧困を齎すのか、他・9多国籍企業は何で多国籍なのか?他・10TPPの地均しとしてのアベノミクスと円安誘導と消費税増税と売国“談合”マスゴミが年次改革要望書等と共に隠蔽する輸出戻し税制)〕。1900年、下院特別委員会は、貸金業者法を通過させ、利子は、資本に対する地代・家賃であると規定した。この法律制定の時期は、当時英国ポンドとロンドンの銀行が世界の金融の中心であり標準であったことから世界規模の重要性を持ち、影響を与えることになる。そこでの議論内容は、マネーに対する利子は、市場を構成する一つの形態に過ぎず、他の様々な資産形態と比較して、許容されるべきであるというものだった。

利子は、資本の地代や家賃のようなものとして認められるべきであるという議論がなされたのである。利子の支払いは、貸したマネーを使用出来ないという貸し手の忍耐の対価であると認識された。このマネーに関する考え方と慣習の革命は、モロク神と経済霊が、取引市場・商業市場という広大な「力場(エリア)」に白昼堂々入り込んで来るのを許した極めて重大な出来事であったと思われる。そして、それは現在、人類社会の中に強(したた)かに居座っている。数千年続いていた伝統的な美徳を反転させたこの「事件」に、詐欺の徴候(エレメント)がはっきり顕現(けんげん)しているのを発見しても、今更驚くほどのことではないだろう。間違いなく法律制定者は、マネーは忍耐(自己抑制)を要するような(道義的)性質のものではなく、銀行ローンと信用の産物(実体の無い想念に過ぎないもの)であることをはっきり知っていた。

イングランドで高利貸しの禁止が解除されたことは、即座に米国に伝わった。1895年、スティーヴン・グラバー・クリーブランド Stephen Grover Cleveland(1837-1908 大統領任期:1885~1889・1893~1897)大統領は、南北戦争以来続いていた国の債務無きグリーンバック通貨 United States Note(1862~1879)の伝統と決別した。クリーブランド政権はいわゆる「一般大衆向け」ローンを存続させ、エイブラハム・リンカーン Abraham Lincoln(1809-1865暗殺 大統領任期:1861~1865)によって確立された原則に基づいて政府の財源を確保することを請願された。しかし、クリーブランド大統領は代わりに、ウォール街の著名人ジョン・ピアポント・モルガン John Pierpont Morgan, Sr.(1837-1913)〔※関連資料(1広瀬 隆 著『億万長者はハリウッドを殺す 下巻』・2・3)〕とオーガスト・ベルモント August Belmont, Sr.(1813-1890)/Jr.(1853-1924)のところに行き、金(ゴールド)を借りて、利付きの米国債を発行して支払いに充てた〔※関連資料(1アメリカ政府紙幣の歴史1~2・2・3・4ケネディと政府紙幣 Executive Order 11110の真実 9・5グリーンバックと金本位制)〕。民衆第一のグリーンバックの思想が立脚したのは、国家は信用と呼ばれる厳格に服従してはならないという姿勢だった。如何なる国家も国民も、生活に必要なものを得る為にマネー市場の許可を得て借金をする必要は無い。自治体債を発行することで地方政府の資金調達をすることは、非アメリカ的と考えられ、多くの司法管轄で違法であったことは、今日の多くの投資家にとって驚きの事実であろう。


■傲慢な法人の誕生、モロク神・経済霊の商売の因果なサイクル

高利貸しの禁止を取り消し、マネーの利子という形態で高利貸しを許した行為は、ローマ帝国時代の初期キリスト教徒以来の道徳的伝統を事実上否定した。キリスト自身による至高の命令は、高利を付けずに貸すことであった。高利の否定を暗示する「我々が債務者を赦すように、我々の債務も赦してください」(新約聖書 マタイ伝 6章12節)という要請は、イングランド慣習法の修正と米国大統領の政治行為によって否定された。

この「否定」は、キリストなる人物像によって説かれた基本的条件を変えた。キリスト以前の者も、高利貸しは自然と社会の秩序に対する攻撃であると説いている。高利貸しは、貧しい者から「不公正」な方法で僅かな金品をも奪い取る力を持つ、有害な力であると考えられた。汗水垂らす生産活動に従事すること無く高利によって永続的に報酬と利益を得る様は、明らかに「不公正」と見なされる一因となっている。モロク神の性質と、ダーウィン主義(弱肉強食、優勝劣敗)的な経済霊の性質からは、公正さへの配慮が高利貸しの教義の中心ではあり得ないことは自明である。19世紀後半に、モロク神の要望を満たすものが大半整えられたことに注目すると、興味深いものがある。1886年の判決で、米国の最高裁判所は、米国憲法に表現された個人の諸権利の概念を持ち出し、それを企業の権利として拡大適用(悪用)した。裁判所はモロクの申し出に応じ、株式会社(法人)に個人と同じ法の前の諸権利を与え、更に有限の責任と無限の生命を与えた。これによって、法の前に、企業全体は極めて大きな保護を得たことになる。そして、企業は、高利によって本物の人間達に重荷を負わせ、永遠に栄える力を持つのである。

「投資活動を通じて資本が稼動する」という現代では不動となっている教条(ドグマ)は、マネーの利子に反対する古来の様々な議論を有無を言わせず黙らせてきた。株式市場、抵当権付ローン、過剰なまでの金融商品の数々とデリバティブ(金融派生商品)が、価値の尺度として、そして、価値を貯蔵する手段として提供されている。現代の商業的グローバル主義は、黙示録の「大商人達」そっくりの姿で公共の領域にやって来た。いわゆるグローバル経済とは、伝説のバベルの塔が寓話的に再現したものではないかという考えが過(よぎ)る。商業と高等金融の極僅かな世界人達が、モロク神、経済霊と高利貸しの「高貴な王子達」として活動しているのを見ると、彼らこそが聖書の大商人の現代版と呼ぶに最も相応しいようだ。ユダヤ・キリスト教のヴェールは次第に剥(は)がれ落ちていると見ている人もいる。モロク神が最終的に公共の場に姿を現し、人々を支配しているのは明らかであろう。高利貸しの禁止を抹殺した英国下院の立法は、モロク神の意策略を猛スピードで急発進させる決定的な行為であった〔※関連資料(1魔術から近代科学へ1~17⇒Categories・2近代科学の源流1~5⇒Categories・3ルネサンスの科学(魔術)1~10⇒Categories・4金融工学とマンハッタン計画・5・6)〕。

マネー経済の精神によって大商人を衝き動かすモロク神の力は、高利を燃料として火焔を広げ、被創造物である自然を破壊している。この大商人達は、しばしば自分達が社会的な義務から免除されていると勝手に思い込んでいるが、彼らはアブラム Abram として聖書に記述されているものと同等の、注目に値する能力・地位を現代において持っている。聖書の予言的な書物である黙示録〔※一部関連資料(1死海文書・2・3・4・5・6・7ナグ・ハマディ文書・8・9『ロスチャイルド写本』・10苫米地英人 著『現代版 魔女の鉄槌』より抜粋・11・12・13ヘブライ語新約聖書が原典?「新約聖書の最も古い写本はギリシャ語で書かれたものである」)〕に伝えられているように、大商人達は甚大な失敗をする性癖を持っていることを聖書は先刻認知している。モロク神と経済霊の商売の因果なサイクルのことが、後世の子孫の為に伝えられている。



黙示録 18章3節 地球の商人達は、富で満たされた・・・・・・
黙示録 17章13節 一つの思考(頭)を持ち・・・・・・
黙示録 18章17節 一時の間で、大富豪達は無一文になる・・・・・・
黙示録 18章11節 商人達は悲しみ嘆くだろう・・・・・・




■平均以下の社会層に残忍な「大商人のパトロン聖者」カルヴァン

特権と情報収集力を備えた才能豊かな世界人集団と頭の良い超エリート達で構成される大商人達が、この聖書の諸節に示されたような破滅的な状況に陥ることはもはやあり得ないと我々は信じ込まされている。商業と金融の政界の権威である彼らは、高利貸しの禁止などという古臭い概念は、株式市場に究極的に体現されている現代の複雑な金融手法の発明によって陳腐化されたと言うであろう。彼らは巧妙で洗練された言葉で合理化する。先述した改革派長老教会の父であり有名なジャン・カルヴァン Jean Calvin(1509-1564)は、現代の大商人のパトロン聖者であると言えるだろう。カルビンは高利貸しに反対する議論について、聖書解釈の観点と哲学的な観点から批評している。彼の英知により、「ローンの利子は、貸し手と借り手の双方にとって有益であり、取引当事者だけでなく社会全体にとって役に立つものであり、各地の法律で定める利率を超えるものでないならば、正当である」と判断した(Dillon,1996,P.17)。

カルヴァンを引導している認識は社会全体というものの本当の性質を完全に取り違えているようである。社会全体の半分は平均以下である。カルヴァンは、社会の多数派の支援に常に依存しているその平均以下の社会の層に対して残忍である。明らかにカルヴァンは、八割の商業活動と利益は二割の人口から齎(もたら)されるという現実に知らぬ顔である。カルヴァンの理屈というのは、「勤勉は聖なる人生の証拠であり、天国で行く場所は前もって決まっており、地上の物質的な豊かさによって示される。貧しい人間は自分自身のせいである。怠惰、欲深さ、浪費が原因で貧しいのである。個人の意思の問題であり、社会が悪いのではない」(Lodge,George C.,The New American Ideology,Alfred Knopf,NY,NY,1975,P.117)というものだ。キリスト教の伝統が発達して強化されたこの観念の進化には、キリストなる人物も唖然としたであろうが、モロク神はカルヴァンの理屈に称賛すべきものを多く見出したことだろう。

カルヴァンとその同時代の人々は、マネーの力が最終的には法律の制定をも支配することになる現実が迫っていることを見逃していたようである。カルヴァンは、レビ記にある人権剥奪の解釈に影響を受けていたに違いない。「兄弟が貧しくなり、生活が維持出来なくなったら、外国人及び一時滞在者として一緒に暮らすがよい。彼から利子を取ってはならないし、利子を加算してもいけない。利子付きでマネーを貸してはならない。利益を得る為に食糧を与えてはならない」(旧約聖書 レビ記 25章36節~37節)。生活が貧しく不幸な者に対して外国人であると宣告するところは、カルヴァン的な宿命の考え方と一致している。この神学理論によれば、神は前もってより多くを与えるに値すると決めている者に多くを与えると考えられる。高利貸しの禁止によって意図されたこととほぼ完全に正反対のことになるが、利子付きのマネーから利益を得る凄腕は、神の祝福を受けている証拠になるようである。近親の家族であっても高利貸しの達者な者には服従することになる。モロク神は、ユダヤ・キリスト教のヴェールの背後で、大胆かつ上品に、活動している。

大商人達は神学上の有利な適用除外を奇貨とし、「社会は精霊と魂に従う生命体ではなく機械である」と妄信して、その勢力を存分に拡大した。かつて「神聖なる(モロクの)ハーバード・スクール」として知られていた経営学科で学んだポール・クルーグマン Paul Robin Krugman(1953-)教授でさえ、市場の力はどことなく「人間的でない」と認めている。「経済霊には元々倫理観は備わっていない」と教授は判断した。「ただ機能している」(Dillon,1996,P.18)のだ。ユダヤ・キリスト教基盤の道徳や倫理は、従業員に対して就職時や仕事を続ける為に要求されるが、市場における企業の行動はそれとは全く別物である。アヘンの密輸、奴隷貿易、大波で他の船舶から金銀を略奪する、そんな「商行為」と全く同質のビジネスなのだ。この道徳とは露ほど関係無い歴史が、現代の地球規模の大商人達の経済的慣習の基盤であり、株式市場の役割の起源である。多くの人々は余り心配していないようであるが、このように考察していけば自ずと行き着く先は、束縛と隷従の形態であり、最終的に社会に悲惨な結末を齎(もたら)す。この結末は全ての人口には当て嵌(は)まらない(一握りの超富豪は除外される)が、大部分の人にとっては統計的に真実である。つまり、何度も繰り返すが、利子付きマネー債務によって人生を過酷に支配されているのだ。

先述の通り、多くの人々について技能レベルと知的水準の順位付けをすれば、必ず人口の半分は平均以下という結果になる。マネーに関する諸規則を管理する能力という観点で一般大衆の技能を考えれば、まさにこの事実が当て嵌まる。更に、パレート曲線から推測すれば、ほんの人口の二割だけが商売で利益を出すことに秀でていることになる。株式取引市場に大勢の人々が参加するお蔭で、利率が社会に役立ち得るという発想を持ち出すことは実に馬鹿げている。利率計算の技能に優れ、経済霊の力を得た僅かな者達、情報を得ることができ表に姿を出さない僅かな者達に対峙して、統計学的には八割もの人口が不利益を被(こうむ)ることになる。


■人口の2.73%だけが高利マネーの恩恵に浴する

市場の構造と金融の神話に攪乱(かくらん)された状況で、自然と調和しながら繁栄するという共通の善が、如何に高利貸しによって突き崩されているか。残念ながら、このことに常人が気付くことは、殆んど不可能となっている。聖書の命令は根本から覆され、逆立ち状態である。高利貸しの禁止は、通常は貧しい者を保護する為に求められていると理解されているが、本当はもっと大きな意味がある。高利貸しの法則は極めて僅かな人間だけが理解している。人口の2.73%(カルト273との符合)だけが高利マネーの深遠な儀式を完全に習得することが出来ると言ってもよい。国際マネー市場の実態を見ると、高利貸しの熟練者達は、利子を支払うことを、市場の力の支配下に貶(おとし)められた金融奴隷人間の「神聖不可侵の義務」にしたことを示している。そして今、債務に束縛されている大多数の人間には、どんな逆境があっても、人名や自然環境を犠牲にしてでも、金貸し業者を守ることが強要されている。高利の力は、「貧しい者が富める者を守ることが出来る」ことを確かにしている。

マネーや債務、投資として表現される現代の高利貸しは、主に株式市場指数を通じて公共の場に出てくる。この我欲を擽(くすぐ)る想念は、マネーが種子の数量であった時代から、才能豊かな極少数の人間の賛助によって進化してきた。マネー以前の原初の時代では、市場には利益を求めるという動機は共有されておらず、商品が他の商品と交換されていた。資本には名前が付いていなかっただろう。人々は、神々の声に耳を傾け、一般的な家系の配意で慎(つつ)ましく生活していた。現代の失業に相当するような概念は無かった。中央銀行という無慈悲で無責任な仲介者が交換の媒体(マネー)を創造するということも無かった。聖職者が生活資源を割り当て、田畑を耕したり、種を蒔いたり収穫したり、と季節毎の生業(なりわい)の記録を取っていた。聖職者は最低限の生き残りの為と、必要に応じて発生する交換の為に種子を生産し、管理した。人々の需要は、物質の数量で賄(まかな)われた。マネー価格が操作され、必需品が入手出来ないという概念は存在しなかった。「社会を導くマネーによって動かされる神秘の市場には力がある」とは、馬鹿げた妄想であるだけでなく、「反逆の神」が存在する動かぬ証拠と思われたことであろう。

原初期の神殿による種子の分配を調査すると、これはマネーの分配の原初的な形に過ぎない。しかし、高利貸しの禁止は、実践的な生活者である人間の本性に基づいた、極めて健全な判断であったことが発見出来た。明らかにその禁止の目的は、神殿で神に仕える聖職者だけに、種子の分配とローンの計算を確実に出来るように限定したかったからである。このように聖職者の役割が保証され、穏当な社会目的がローンと分配の取り決めに漏れなく反映された。非人間的なI=P×R×Tの計算式が生命を支配するという劣悪な発想は古代の聖職者にとっても既知(きち)のことであったに違いないが、決して採用されることは無かった。

高利貸しの商売が発達した不吉な形態が、今日である。多くの人間が少数の人間の利益の為に完全にコントロールされ隷従している。現在、遺憾(いかん)ながら、才能豊かな少数の人間は、社会正義と道徳、説明責任を果たす責任を免除されている。経済霊を通じて算術知識を注入された少数者達は、逆神モロクから並々ならぬパワーを与えられた。この初期の危険な状態を見て、神々は、即座に高利貸しを禁止しなければいけないと思ったに違いない。こうした高利のパワーに対する原初の懸念が発生したのは、種子が交換手段であった時代であると言える。その時、凶悪な鬼子(おにご)となるマネーはまだ存在していなかった。


   ◇


〔Fritz Springmeier著, 太田 龍 訳『イルミナティ悪魔の13血流―世界を収奪支配する巨大名家の素顔』 第10章 ロスチャイルド家 より P.376-P.382〕


■スプリングズ家ロスチャイルドと“第13血流”のペイサー家

「悪魔の精選血統育成計画」は、公の目を逃れ何世代にも亘(わた)って続けられてきている。アメリカにおけるロスチャイルド血流の最強一族の一つがスプリングズ家である。同家は1700年代半ばアメリカにやって来て、ニューヨークとニュージャージーに居を構えた当初はスプリングシュタイン家と言っていた。その後身元を隠す為にスプリングシュタインからスプリングズに名を変えたのである。

そして同家のリーロイ・スプリングズはL・C・ペイサーに雇われた。ここで、L・C・ペイサーとは誰か疑問に思うアメリカ人が殆んどだろう。北米で最も神秘的で有力な一族の一つがペイサー家である。同家は非常に有力で、その富と権力を隠し他の悪魔崇拝一族を代理人として使うことが出来るほどである。ペイサー家は“13番目の血流”(第13章参照)の一つなのだ。アメリカにやって来た最初のペイサーはフランスの前皇太子ダニエル・ペイサー(1785-1860)であった。1805年ごろ合衆国に渡りスザンナ・キサーと14年後に結婚。アダムとジョナス(1819-1884)という二人の息子を儲け、ジョナスはハリエッタ・スミスと結婚しルイス・キャス・ペイサー(1850-1939)が誕生した。彼こそが、ロスチャイルド血流であるスプリングズ家を雇い、自家の会社多数の経営を任せた人物である。

ペイサー家はアイザック・クルームやウィリアム・H・ビーティーと共に初期大鉄道王国の一つを作るが、アイザックの妻はウィルアムの妹であったとくれば、こうしたパワーエリートの血流全体が、お互いどんなに絡み合っているか読者にもお分かりだろう。ともあれ、L・C・ペイサーがリーロイ・スプリングズを雇って自分の会社多数を運営させたことを記憶に留めておいていただきたい。リーロイ・スプリングズの父はA・A・スプリングズで、このA・A・スプリングズはあのアブラハム・リンカーンの秘密の親だからだ。


■錬金術魔術に始まる流れとアブラハム・リンカーン

1808年、マクアーデン一族のスコットランド家血筋であるナンシー・ハンクスはノースカロライナ州リンカントンに要る一族何人かを訪ねた。そしてスプリングズ家を訪ねた際、その時にA・A・スプリングズがナンシーを妊娠させ、生まれた子はアブラハム・リンカーンと名付けられた。アブラハム・リンカーンのロスチャイルドの血は極秘とされていたが、アブラハムは立派に成長して著明な弁護士となり、薔薇十字会の隠れた指導者も務め、更には合衆国大統領となった。この事実に対して体制派陰謀団が何も無いところからトーマス・リンカーンという人物をでっち上げたのだと思われる。実際のところアブラハム・リンカーンの初期の経歴は伝説や神秘の中に隠されており、或る百科辞典が書いているように「リンカーンの母、ナンシー・ハンクス・リンカーン方の家柄については殆んど分かっていない」のである。

弁護士時代アブラハム・リンカーンは、これまたパワーエリートの血筋であるドイツ国王レオポルドの私生児エリザベスと密通した。1856年アブラハム・リンカーンとエリザベスの間にエラとエミリーという双子の娘が生まれたが二人とも養子に出された。実のところリンカーンにはかなりの数の私生児がいる。さて、リーロイ・スプリングズとアブラハム・リンカーン双方の生物学上の父であるA・A・スプリングズは、息子のアブラハム・リンカーンに対して現在のアラバマ州ハンツヴィルに広大な土地を残した。アラバマ州ハンツヴィルというと新世界秩序体制活動の温床となっているところである。諜報機関がずっと行っているマインド・コントロール研究の一部はハンツヴィルで行われている。

ロスチャイルド家はアブラハム・リンカーンに因(ちな)んで一族の男子の一人にリンカーン・ロスチャイルドという名まで付けている。しかし、強力な神秘学的血を隠し持ってはいたが、(中略)JFK同様、リンカーンはイルミナティの指示に従うことを拒むだけの強い性格の持ち主であった。そして、遠い親戚でヨーロッパの国際銀行家ロスチャイルドがアメリカに対して望んだ進路を行くことをリンカーンは拒んだ。イルミナティの目標はアメリカを支配しやすいように二つの国に分けてしまおうというものであった。同じくイルミナティの13血流の一つの出であるJFKの場合と同じように、国防総省長官など政府の役人を巻き込む大規模な陰謀がリンカーン暗殺の為に企てられた。ロスチャイルド家が裏でリンカーン暗殺に関わっていたことを指摘している事実は沢山ある。

話を戻して、13番目の血流のペイサー家の為に働いていた者には、更にアンドリュー・カーネギー、J・P・モルガン、ヴァンダービルト家、ジフォード・ピンコット、ジョン・D・ロックフェラーがいる。彼らがペイサー家の会社を経営するよう選ばれたのは悪魔崇拝エリートの一員であるという理由からであった。そして、その結果は連邦準備制度の創設に狙いがあった。

連邦準備制度については後述するとして、ペイサー家での結集は当項冒頭にも触れた「悪魔の精選血統育成計画」を含めた悪魔主義そのものにもあったろう。ペイサー家についてはここでは、マイケル・ベイジェント他著の『レンヌ・ル・シャトーの謎―イエスの血流と聖杯伝説』(邦訳:林 和彦 訳、柏書房)などの一読をお勧めして先を急ぎたい(詳細は第13章に後述)。

フリーメーソン運動や薔薇十字会運動の起源は中世の錬金術師達にある。フリーメーソンを代表する哲学者マンリー・P・ホールは次のように書いている。「中世の時代、錬金術は哲学や科学であると共に宗教でもあった。当時の宗教的制限に対し反乱を起こした人々はその哲学的教えを錬金の寓話の下に隠していた。このようにして錬金術師は個人の自由を守り、嘲笑はされたものの迫害は逃れた。錬金術は三要素から成る術で、その奥義は三角形によってうまく象徴されている」(『全世代の秘密の教え』)。他にも彼はその名も『魔術』と題する著作の中で「・・・・・・五角の星型である。これは中世の錬金術では割れた蹄(ひずめ)の印として知られていた・・・・・・」と語っている。

水銀(初期のアスター家が取引していたものの一つ)は錬金術の変成に使用されていた主要アイテムの一つであった。水銀を使って発生させた酸素は魔術的で神秘学的意味において神オシリスと同一視されていた。読者は既に見抜かれているかも知れないが、錬金術(アルケミー)は古代エジプトが起源の錬金術魔術を実践していた。錬金術(ヘルメティック)は本当のところ秘教である悪魔崇拝的魔法の隠れ蓑だったのである。錬金術師の第一人者はドイツ人のリチャード・バウアーで14世紀か15世紀の或る時期を生きた。リチャード・バウアーは鉛を黄金に変成することに成功した唯一の錬金術師と言われている。この噂が比喩的な意味を持つものなのか、それとも他の意味を持つものなのかは見当が付かない。ここで私が伝えようとしていることは、バウアー家が主要な錬金術一家であり中世後半に隠れて錬金術魔術を実践していたということである。

そして1837年、その年の恐慌の真っ只中にこの流れを汲むとされるオーガスト・ベルモントが合衆国にやって来た。彼がロスチャイルドの代理人であることは全ての証拠が示している。ベルモントはこの恐慌の中で公債を買い上げて成功し、遂にはホワイトハウスに上がり「合衆国大統領の財務顧問」となった。そして、ベルモントの方針に助長されて北部は南部に対抗し、あの南北戦争が起こったのである。

南北戦争中の複雑な人間関係やイルミナティの陰謀について述べると一冊の本になってしまうが、簡単に言うと、アメリカには忙しく働いているロスチャイルドの代理人達がおり、その目的は合衆国を二分するものだったということだ。そして、アブラハム・リンカーンの個性が支配するには余りに強過ぎたのと帝政ロシア皇帝から軍事援助を受けていたので、アメリカを分割するというイルミナティの計画は挫(くじ)かれたのだ。


■アメリカ連邦準備制度が画策・成立されたジキル島での出来事

前述したように、イルミナティの「金融グループ」の願いはアメリカに中央銀行を設立することであった。その為に彼らは連邦準備制度を打ち立てることを考える。先ず必要だったのは世論を連邦準備制度へと持っていく為の一連の銀行危機であった。1907年のJ・P・モルガンのニッカーボッカー恐慌を含むこうした銀行危機はイルミナティの手によって齎(もたら)された。次に必要だったのは都合のいい合衆国大統領を席に就けることだった。ロスチャイルドの代理人ハウス将軍はウッドロー・ウィルソンを選出してこれを実行した。アメリカの人々はイルミナティの思惑通りに仕向けられようとしていた。

「アメリカの銀行制度の改革」を行う為に連邦議会の全米通過委員会が設立され、ロックフェラーと姻戚関係にあるネルソン・オールドリッチがその管理を任された。二年間この委員会はヨーロッパ中を回ってイルミナティと懇談し、どのように中央銀行を立ち上げるべきかについて指示を受けた。

そして1910年に委員会は帰国し、ネルソン・オールドリッチはジョージア州ジキル島(この島はペイサー家の所有)ハント・クラブの秘密の会議に赴(おもむ)き、イルミナティ経営によるアメリカの中央銀行制定法を書いた。ジキル島会議の出席者には次のイルミナティのメンバー――A・ピアット・アンドリュー、フランク・ヴァンダーリップ(クーン・ローブ商会銀行)、ヘンリー・デビッドソン(J・P・モルガン)、チャールズ・ノートン(モルガン系銀行)、ポール・ウォーバーグ(クーン・ローブ商会、シフとは義兄弟)、ベンジャミン・ストロング(モルガン系企業)などがいた。こうした者達の殆んどがジェイコブ・シフかJ・P・モルガンと繋(つな)がっており、更にこの二人はロスチャイルド一族の代理人である。ハント・クラブはJ・P・モルガンの所有でもあった。

連邦準備法案は1913年冬こっそりと議会を通過し、ウッドロー・ウィルソン大統領がこれに署名し法律化された。イルミナティ、特にロスチャイルド家は合衆国の金融権力を奪取した。ニューヨークの連邦準備銀行の初代総裁はベンジャミン・ストロングである。また連邦準備制度理事会(当時、連邦制度準備局)の初代理事長にはポール・ウォーバーグがなっている。二人共にシフ、モルガン、そしてロスチャイルド家と繋(つな)がっていた。連邦準備制度はイルミナティの「金融グループ」の有効な手段だからだ。それは小さな恐慌を少なくした代わりに、大恐慌(1929年)を引き起こした。明らかに(連邦議会下院議員ルイス・マクファーデンによると)大恐慌のお蔭で合衆国に対する金融権力が強化され、合衆国はJ・P・モルガンのファースト・ナショナル銀行グループやシフのクーン・ローブ経営によるナショナル・シティ・バンクとロスチャイルドの銀行業務提携の支配下に置かれたと言える。また、大恐慌の結果ルーズベルトのニュー・ディール政策が生まれた。

以来、ロスチャイルド家はずっとアメリカの金融政策に影響を与え続けている。フランスのビルダーバーグ指導者エドモンド・ド・ロスチャイルドは、ロンドンのシティやマーチャント・バンカー数人と組んで、1971年8月15日の合衆国の一方的なブレトン・ウッズ金取引所からの撤退宣言を仕掛けた人物である。この宣言をした表向きの人物はリチャード・ニクソン大統領であるが、これを仕組み、世界中のドル保有者がそのドルをもう金塊に替えることが出来ないという宣言によって得をしたのはエドモンド達である〔※モルガン、ロスチャイルドのステルス性について関連資料(1広瀬 隆 著『億万長者はハリウッドを殺す 下巻』終章より抜粋・2・3)〕。

〔資料〕リンカーンとインディアン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%B3

「黒人奴隷に関しては『奴隷解放の父』と呼ばれているリンカーンだが、インディアン民族に対しては弁護士時代から大統領時代にかけて、終始徹底排除の方針を採り続け、大量虐殺を指揮している。リンカーンは米墨戦争の原因がジェームズ・ポーク大統領の『軍事的栄光―血の雨の後に出来る魅力的な虹』への野望にあるとして反戦の演説を行ったが、インディアンとは血の雨(インディアン戦争)を降らせ、その後に出来る魅力的な虹(広大な植民地領土)を手に入れている。(中略)リンカーンの有名な演説にある『人民』には、インディアンは含まれていなかったのである」

〔資料〕ダコタ戦争 Dakota War of 1862(1862年) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%B3%E3%82%BF%E6%88%A6%E4%BA%89

〔資料〕Google Books - 倉山 満 著『歴史問題は解決しない―日本がこれからも敗戦国でありつづける理由』(PHP研究所 2014年刊行) ※一見解として参照。
http://books.google.co.jp/books?id=DwIHBAAAQBAJ&printsec=frontcover&hl=ja&source=gbs_ge_summary_r&cad=0#v=onepage&q&f=false

「現在、世界中の人々が想像するような統一国家としてのアメリカが誕生するのは、リンカーンによってである。アメリカはワシントンではなく、リンカーンによって建国された国なのである。しかし、連邦離脱権を認められない爾後(じご)の政権は、ワシントンの時から統一国家であったとの歴史歪曲を必要とするのだ。南北戦争は国家連合的結合に過ぎなかったアメリカ合衆国が、国民国家的要素を保持した契機である。それだけに、こうした行為の正当化が国家の結集原理や正当性の維持に不可欠となり、その後の歴史教育の徹底、過剰なまでの国旗・国家への忠誠を中心とする愛国心を必要とするのである」

〔資料〕揺らぐアメリカの連邦制 - 田中 宇の国際ニュース解説 2009年2月18日 ※4月26日記事「二つのアメリカと二つの日本と『自殺する日本』」他、4月11日記事【THRIVE~世界支配の計画を暴く~】を併せて参照。
http://tanakanews.com/090218UnitedStates.htm

〔資料〕広瀬 隆 著『アメリカの経済支配者たち』(集英社 1999年刊行)より【図1~4】|Winterlandschaft mit Kirche~Roentgenium 資料保管庫・別館~
http://arsmagna2.jimdo.com/アメリカの経済支配者たち-図1-4/

 
 
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