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なぜアサド政権は倒れないのか

 投稿者:Legacy of Ashesの管理人  投稿日:2015年 2月 6日(金)16時40分52秒
  通報 返信・引用 編集済
  http://synodos.jp/international/4734

管理人注:レバノンのヒズブラー議長とのインタビュー(全文は下)

http://6707.teacup.com/gamenotatsujinn/bbs/3124



2012/04/17 に公開

Hezbollah urged the Syrian opposition to engage in dialogue with Assad's regime, but they refused. Hezbollah leader Sayyid Nasrallah confirmed this in his first interview in 6 years, the world premiere of Julian Assange's 'The World Tomorrow' on RT.

READ MORE http://on.rt.com/ndqs1x

OFFICIAL VIDEO PAGE http://assange.rt.com

管理人注:ハマスとヒズブラー(Hamas & Hesbollah)はサタン・ルシファー軍団の一員

http://megalodon.jp/2009-0524-1059-27/www.vaticanassassins.org/kolvenbach.htm

アサジンとロスチャイルドの関係.....こういう記事を頭に入れたうえでヒズブラー議長とのインタビューをご覧ください

http://search.yahoo.co.jp/search;_ylt=A2RhPBdSgNRUOFoAQPiJBtF7?p=Wikilease%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%81%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%89%E7%B3%BB&search.x=1&fr=top_ga1_sa&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=&oq=&afs=

2013.07.02 Tue
なぜアサド政権は倒れないのか? ―― シリア情勢の現状と課題

髙岡豊 / 現代シリア政治

2013年6月、アメリカのオバマ大統領は「シリア情勢の悪化」に懸念を表明するとともに、アサド政権が化学兵器を使用したと主張、反体制派向けの支援強化を発表した。

たしかにシリアの情勢は悪化している。しかし、この段階でアメリカをはじめとする西洋諸国や報道機関が言う「情勢の悪化」は、シリア人の生活や権利の状況が客観的に悪化していることを意味するのではなく、シリアの反体制派にとっての状況や戦況の悪化を意味している点に注意が必要である。

これを受け、6月22日にドーハで開催された11カ国閣僚会合は反体制派への武器供給をはじめとする支援の強化で合意したが、その意図は現在の政府軍優位の戦況を反体制側が有利になるよう変更し、それを待って危機打開のための国際会議を開催しようというものである。

ただし、反体制派への支援の強化により、戦況が反体制派有利に転換する保証は皆無であるし、反体制派の誰がそうした支援の受け皿になるのかについても確たる展望があるわけでもない。要するに、反体制派を支援する各国が満足するまで、シリア危機の政治的解決のための努力としての国際会議は開催されず、その間、反体制派への武器支援の充実により現場では破壊と殺戮に拍車がかかるのである。


現状:目途が立たない「アサド政権打倒」

シリアでの紛争は、2011年3月にチュニジアやエジプト、リビアでの反体制抗議行動と、統治者の放逐運動に影響を受け、こうした運動のスローガンや動員の手法を模倣して拡大した。この危機は、「悪の」独裁政権であるアサド政権に対する「善良な」国民による民主化運動であると理解されがちだが、実態はこれとは大きく乖離している。

たしかに、紛争は当初政治改革を要求する人々が、インターネットなどを媒介として自然発生的に起こしたものとして、いわゆる「アラブの春」のイメージに合致するかたちで展開した。しかし、アサド政権がこれに徹底弾圧で臨むと、反体制運動は次第に既存の政治エリートによる政治闘争、武装集団による運動の軍事化、欧米諸国、湾岸諸国、トルコなどが干渉する国際問題へと転換していった。

そして、現在では紛争に過激なイスラーム主義を信奉する外国人戦闘員や、アサド政権とも反体制派とも異なる政治目標をもつと思われるクルド民族主義運動も当事者として参入する、単なる二項対立に収まらない多極的な状況となっている[青山 2012 35-38]。

この状況は、2013年6月にレバノンのヒズブッラーがアサド政権を支援して本格的に「参戦」すると、これに対しサウジ、カタル、エジプトで著名なイスラーム法学者がシリアでのジハードを呼びかけるなど、紛争があたかも宗派紛争であるかのような印象までも付与された。

アサド政権は、シリアの社会のなかでは少数派であるアラウィー派(*1)の政権であり、これを打倒して人口的な多数派であるスンナ派の者が政権に就くことが「民主化」、「民主的である」とのプロパガンダは、1970年代のムスリム同胞団をはじめ、アサド政権に対する反体制運動の常套句である。

(*1)シーア派の一派とされるイスラームの少数宗派で、シリアの宗派別人口の12%程度を占めている。シリア国内では、海岸地方の山岳部が歴史的な居住地である。ただし、伝統的には彼らをムスリムとみなさない見解が強く、反体制派のなかには蔑称として「ヌサイリー派」との呼称を用いる団体も多い。

たしかに、アサド政権はバッシャール・アサド(B.アサド)大統領やその父であるハーフィズ・アサド(?.アサド)前大統領ら、政権の要人・有力者がアラウィー派である。しかし、それだけでアサド政権をアラウィー派による宗派政権と決めつけることはできない。なぜなら、アサド政権は世俗的なアラブ民族主義を信奉するバアス党を与党とする政権であり、B.アサドはシリア・アラブ共和国の大統領であるとともに、バアス党の書記長でもある。

このため、アサド政権の政策は、アラウィー派の宗教的な信条や教義を反映したものではなく、むしろ宗教や民族にもとづく亀裂を克服し、シリア社会の統合を図ることによって政権の正統性を求めるものであった。また、ヒズブッラーや同党とともにアサド政権を支援するイランにしても、彼らがアサド政権を支援する動機は地域やレバノン国内における自身の地位と権益の維持拡大や、アメリカやイスラエルとの対抗のような、彼らの宗派的帰属や信条は本質的な動機ではない。

一方、反体制派を支援する諸外国にとっても、各国がシリア紛争に介入する最大の原因は各々の内政・外交上の利益であり、「自由」、「民主主義」、「宗派」などの用語は自らのために資源を動員するためのフレームに他ならない。たとえば、「少数宗派」のアサド政権を打倒し、「多数宗派」のスンナ派を政権につける、というフレーズは一見「自由」や「民主主義」を実現するかのような錯覚を覚えさせるが、不正確な推計をもとに宗派毎に政治的権益を配分することが、「自由」や「民主主義」だけでなく、短期的な政局の安定すら実現できない事実は、すでにレバノンやイラクで証明されている。

また、伝統的にムスリムが当事者となる世界各地の紛争戦闘員を「輸出」してきたサウジアラビアに加え、チュニジア、リビアはいわゆる「アラブの春」を経てかえって戦闘員の送り出しが盛んになった。戦闘員の送り出しには、国内の不満分子を追い出すほか、自国での反体制運動を志向する勢力と、他の地域への戦闘員の送り出しを行う活動とのあいだで資源の奪い合いを生じさせ、国内での反体制運動を衰退させるという効果がある。それゆえ、反体制派を支援する諸国は、その大義名分とは裏腹に、実践ではシリア人民の意志や将来についての配慮をいちじるしく欠いているとも言えるのである。

また、外部の要素としてアサド政権を支援する諸当事者を忘れてはならないが、安保理での対シリア決議採択を阻みつづけるロシアや中国の態度は、両国がシリアに持つ権益や利害関係ではなく、欧米諸国が恣意的に特定の政府の適否を判定し、それを打倒する、という事例が定着するのを阻むという、より利己的で本質的な動機によって決まっている。

繰り返しになるが、イランやヒズブッラーについても、彼らがアサド政権を支援する理由は、地域における敵対者であるイスラエルとアメリカとの勢力争いや防衛上の判断が主な理由であり、一般に想像されるような宗派主義的な動機ではない。じつは、教理上は、イランとヒズブッラーが奉じる12イマーム派のシーア派から見れば、B.アサド大統領らが属するアラウィー派は異端宗派に他ならない。

一方、シリアの反体制派は政治活動家も武装勢力も大同団結に失敗し、空中分解・解体状態にあり、アサド政権に対する有効な闘争も、諸外国の利己的で恣意的な関与に対しシリアの将来像を提示して自己主張することも、できないでいる。

紛争が長期化するにつれ、その当事者は、世俗的な当事者、宗教的な当事者、クルド人のような民族主義的な運動、そして外国人戦闘員のようなシリア人の生命・財産やその将来を一顧だにしない者まで多様化した。こうした雑多な反体制派の大同団結のため、2011年9月には「国民評議会」、2012年末には「国民評議会」の業績に不満を抱いたアメリカの肝いりにより「国民連立」が結成されたが、いずれも大同団結に失敗し、「国民連立」に至っては事態打開のための国際会議への態度だけでなく、当座の代表者すら決定できない状態に陥っている。

また、武装反体制派は、当初注目された「自由シリア軍」が、さまざまな集団が国内を含むさまざまな場所で「司令部」が乱立して統制を失い、要員の士気と規律の低下により2012年夏過ぎにはかなり広範囲で人心の離反を招いた。そして、これに代わり士気・規律そして装備が比較的良好なイスラーム過激派が戦闘の主役となった。

しかし、イスラーム過激派も、2013年4月に主力を担ってきた「ヌスラ戦線」が、イラクでの日本人殺害などの陰惨な実績に事欠かない「イラク・イスラーム国」の一部に過ぎなかったという実態が明らかになり、シリア人民だけでなく武装勢力の戦闘員や、武装反体制運動の支援国からも不興を買った。すなわち、反体制派は政治面でも軍事面でも、シリア人民の民心をつかんでいない上、外部から寄せられる支持の受け皿ともなりえていないのである。

こうした状況を受け、紛争勃発当初から「アサド政権は時間の問題」との予測を立てた専門家や政策立案者たちは、見通しの修正を迫られているが、アサド政権の崩壊/打倒を前提とした予測や分析は、じつは具体的に「いつ」、「どのように」アサド政権が倒れるのかについて筋書きをもたない、現実性を欠いたものに終始している。

UP-Bulletin:0096] 速報944号:ヒズブッラー議長: ハサン・ナスルッラー -アサンジ連続インタビュー「明日の世界」第2回配信

アサンジと語る「明日の世界」エピソード1(TUP速報第2回配信)

ジュリアン・アサンジが監修しホストを務めた連続インタビュー番組「明日の世界」は、4月中旬に開始され、7月3日に今期シリーズの幕を閉じた。毎週火曜日にRT(ロシアの公
共放送機関)その他のテレビ・ネットワークやユーチューブなどインターネットを介して、多言語、世界規模[注*]で12回のエピソードが放映された。
アサンジ連続インタビューの初回を飾ったゲスト、サイェド・ハサン・ナスルッラー。彼
の名前を聞いてピンと来ない人でも、「ヒズブッラー」と聞けばなんらかのイメージが浮かぶのではないだろうか。それはどんなイメージだろうか。
漠然としたイメージは浮かんでも、ヒズブッラーというグループが何を目指しているのか、そのリーダーであるナスルッラーがどのような人物なのか、それを具体的に知る外国人は
多くない。ヒズブッラーがイスラエルに敵視されている以上、イスラエルは米国政治経済
界に強い影響力を持つことから、西側諸国や日本のマスコミで流される情報や印象はイス
ラエル寄りになりがちだ。
また、レバノンの文化や社会について無知と思われる筋からの話がまことしやかに流され、
その間違った情報を元にヒズブッラーやナスルッラーのネガティブなイメージが広められ
ていくということがしばしば見受けられる。このインタビュー中にも出てくる例として、
テイクアウトの食事はレバノンでは贅沢品ではなく比較的安価な食べ物であること、シル
クの服は特にイスラム教徒の男性は好まないことなど、レバノンの文化的背景を知らない
と思われる人物の流した情報がアメリカ大使館の外交公電として流れている。結果として、
ヒズブッラーに対するレバノンはじめアラブ世界の人々の印象と西側諸国の人々の平均的
な印象とには、大きなギャップがありそうだ。
以下、その状況を鑑みて、このインタビューの背景理解への助けになることを願い、いく
つかの基礎的な、アラブの人々にとっては常識と言える事実を述べる。
まず、ヒズブッラーは、レバノンで民主的な選挙によって選ばれた国会に議席を持つ一政
党、それも、現在レバノンで連立政権の一部を形成している主流政党の一つである。すな
わちレバノン民衆の支持を集めている政党であり、なかでもリーダーのナスルッラーはレ
ジスタンスの闘士として人々に人気がある。
人気の理由のひとつに、ナスルッラーは常にクリーンで庶民の近くにあり続け、 そして今
もそうであることが挙げられる。これはナスルッラー支持の人もそうでない人も認めざる
を得ない事実であり、汚職が当たり前で自分たち一族の利益を優先し、権力にしがみつく
ことしか考えないアラブの政治家が多い中、際立った点と言える。
一例として、ナスルッラーは、自分の息子をレジスタンスの戦士たちと共に前線へと送り
出したことが挙げられる。多くのアラブのリーダーたちにとって、自分の子弟は安全な海
外へ留学させたり贅沢させたりすることが当たり前であることを考えれば、これは稀有な
決断である。その息子はイスラエル軍に殺され、かつ遺体を返還してもらえない状況にな
ったが、ナスルッラーは決して自分の息子だけ有利になるよう遺体返還交渉をすることは
なかった。あくまで他のレジスタンスの仲間と同じように扱い、彼らと一緒でなければ自
分の息子の遺体を返してもらおうとはしなかった。死後息子のことを美化してプロパガン
ダに使うこともなかった。

また、ナスルッラーは約束したことは実行する人物としても名高い。2006年のイスラ
エル・レバノン戦争の際、テレビで演説中に海上にいるイスラエル軍の船を攻撃すると言
い放ち、その直後に生中継で本当に爆撃した。またこの時の戦争で被害を受けた家々をヒ
ズブッラーの責任で新しく再建すると約束し、それを実行した。レジスタンス活動で父親
や夫を失った子どもや未亡人に対する保護も厚い。本来は政府の役割であるべきことなが
ら、現実には政府が何もしない中、ヒズブッラーが実行している。
ヒズブッラーのイデオロギーや手法を支持するかしないかは、レバノン人の間でも意見が
分かれる。ヨーロッパ人の間でも意見が分かれる。最近、ヒズブッラーをテロ組織として
指定して欲しいというイスラエルの要求を、EUが加盟国間の合意が得られないとして拒否
した。誰がテロリストで誰がそうでないのか、何を基準に誰がそれを決めるのか。
話し合いによる問題解決や非暴力不服従の考えにより親しみを感じる人ならば、ヒズブッ
ラーの武器を使ったレジスタンスに納得できない部分もあるだろう。ただ、これらの手法
が可能であればヒズブッラーは生まれなかったと言っても過言ではないと筆者は考える。
実際、ヒズブッラー率いるレジスタンスが武器を取るまでに払った犠牲や辛抱の大きさや、
レバノン人がイスラエルから受けて来た仕打ちに対する国際社会の無視・無関心が語られ
ることは少ない。
ヒズブッラーの手法すべてに賛成できなくても、いやむしろ理解できない部分があればあ
るほど、その主張に注意深く耳を傾けることに意義があるのではないだろうか。レバノン
国内においてもアラブ世界においても、彼らがキープレーヤーの一つであることは確かな
のだから。
メディアの作り話を鵜呑みにするのではなく直接当事者に話を聞きたい、とアサンジ自身
が述べているように、ヒズブッラーとナスルッラーの素顔に触れる貴重な機会、日本語情
報としては尚更です。書き起こし全文を邦訳してお届けします。

[注:全世界100カ国以上におけるこの番組の対象視聴者は、RTの契約者5億3000万人。
番組放映日には一日中、二時間おきに放送され、インターネッ ト上でも同時に視聴可能だ
った。この契約者数には8500万人の米国ケーブル視聴者(タイムワーナー、コムキャスト)
が含まれており、全世界のケーブル・ テレビ視聴者の25%。放送後1日ほど経つとインタ
ーネットでユーチューブに番組全体がアップロードされ、この視聴回数は世界各地で少な
くとも7億回を超えた。]

RT放送日:2012年5月1日(火)(12回シリーズの第1回)
RTリンク: http://assange.rt.com/nasrallah-episode-one/
ユーチューブ・リンク:http://www.youtube.com/watch?v=GDLXPpooA18
公式リンク:http://worldtomorrow.wikileaks.org/episode-1.html/

(訳注/岡真理、前書き・翻訳/宮地葉月:TUP)
────────────────────────────────────────

「The World Tomorrow(明日の世界)」は、世界で最も興味深い人物たちとジュ リアン・
アサンジとの対話をお届けする12回シリーズのインタビュー番組です。こ の番組は、国
内放送局および国際放送機関に対するライセンス供与を行って います。お問合わせは配給
会社Journeyman Picturesまで電子メールmark@journeymanpictures.comにてご連絡く
ださい。

**表示-非営利-改変禁止(CC BY-NC-ND)"CC non-commercial noderivatives" license
2012年2月[番組ナレーション] :私はジュリアン・アサンジ、ウィキリークスの編集長だ。
我々は世界の秘密事項を暴いてきたため、権力者たちから攻撃を受けている。私は現在何
の罪状もなしに500日間拘束されているが、そんなことで我々を止めることはできない。
我々は明日の世界を変えることができる革命的なアイデアを追求する。

今週お迎えするゲストは、レバノン国内の秘密の場所から参加してもらっている。中東で
最もたぐい稀な人物の一人で、イスラエルと何度も戦火を交え、今シリアをめぐる国際闘
争に巻き込まれている人だ。私が知りたいのはこういうことだ。なぜ彼は何百万人もの人々
に自由の戦士と呼ばれ、同時に他の何百万人にはテロリストと呼ばれているのか。200
6年のイスラエル・レバノン戦争以来、彼が欧米メディアのインタビューに応えるのはこ
れが初めてのことだ。彼が属する政党、ヒズブッラーはレバノンの連立政権のメンバーで
ある。そのリーダー、サイェド・ハサン・ナスルッラーをお迎えしよう。

ジュリアン・アサンジ(以下JA):
準備はいいですか?イスラエルとパレスチナの将来について、あなたのビジョンはどんな
ものでしょう?ヒスブッラーにとって勝利とは何ですか?それと、もしその勝利を手にし
たら武装解除しますか?

サイェド・ハサン・ナスルッラー(以下SHN):
イスラエルは違法な国家で、他の人々の土地を占領することによって、つまり、他の人々
の土地を強奪することによって建国された国です。他人の土地を力ずくで統治し、追い出
されたパレスチナ人の虐殺に手を下しましたが、被害者のパレスチナ人にはイスラム教徒
もキリスト教徒も含まれていました。ですから、正義は・・・正義は十年経とうともパレ
スチナ人の側にあり、歳月が経ったからといってその正義を否定することなどできないの
です。もしこれが私の家だったら・・・(それとも)あなたの家だったら・・・私がそこへ
行ってあなたの家を力ずくで占拠しても、ただ単に私があなたより強くてその家を占拠し
続ける力があるという理由だけで、その家が50年や100年経ったら私の家になるとい
うわけではないでしょう。それは私があなたの家の所有権を合法的に主張できる根拠にな
どならないのです。少なくとも、これが私たちのイデオロギー的見解であり法的な見解で、
パレスチナはパレスチナ人のものだと信じています。でもイデオロギーと法律、そして政
治的な現実を総合して実際の状況に即して考えると、唯一の解決策は―私たちは誰も殺し
たくないし、誰にも不正義を強いたくない、ただ正義を取り戻したいだけです―そうする
と、唯一の解決策はひとつの国家を作ることだと思われます。パレスチナの地にイスラム
教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒が平和に民主主義的に暮らせる国を。これ以外の解決策
は、どう考えてもうまくいかないし長続きもしないでしょう。

JA:
イスラエルはヒズブッラーがイスラエル市街地に向けてロケット弾を発射したと言ってい
ますが、本当なんですか?

SHN:
過去ずっと、1948年にパレスチナの地にイスラエル国家が建国されて以来ずっと、イ
スラエル軍は市民を砲撃してきました。レバノン人市民を、レバノンの町々を、レバノン
の村々を。1982年から92年のレジスタンス時代、この10年間のレジスタンスの後、
私たちは反撃し始めたのです。でもそれは純粋に、私たちの市民に対するイスラエルの砲
撃を止めさせるため、唯一、そのためだけに行われたものです。それから1993年にな
ってレジスタンス勢力とイスラエルの間に間接的な暗黙の了解ができ、それが1996年
に再認識されたのですが、その了解は双方が市民への砲撃はしないという明確なものでし
た。私たちは常々、「あなたたちが我々の村や町を攻撃しないのであれば、我々もあなたた
ちの村や町に攻撃は加えない」と宣言していました。ですからこのヒズブッラーの手法は、
レバノン人市民に対する長年の武力攻撃の後に取られたもので、イスラエルによるレバノ
ン人市民の殺戮を食い止めるための抑止力を働かせる、という目的のみに使われているの
です。

JA:
レバノンのアメリカ大使館からウィキリークスに流れた情報によると、あなたはヒズブッ
ラーのメンバーがどんなに汚職にまみれているかを知ってショックを受けたそうですね。
あなたが「我々はなんて者に成り下がってしまったんだ」と言ったのは、ヒズブッラーの
メンバーたちが、SUV(スポーツ用多目的車)や大型車を乗り回し、シルクの服を着て、
テイクアウトの食べ物を買ったりしているからだと言われています。これはヒズブッラー
が(レジスタンス活動から)レバノン国内における選挙政治へと主眼を移した当然の帰結
でしょうか?

SHN:
まずはじめに、この現象について彼らが言っていることは正しくないですね。これは彼ら
がヒズブッラーの評判をおとしめ、イメージダウンを図るための噂のひとつに過ぎません。
私たちに対するメディア戦争の一部なんです。彼らがヒズブッラーのことを、マフィア組
織だとか、世界中で麻薬取引組織を運営しているとか、そういった噂をしているのはご存
知でしょう。でもこういったことは我々の宗教やモラルからしても完全に忌むべきことで
あって、私たちが戦うべき項目のひとつなんですよ。彼らは根拠のない噂をたくさんしま
すが、私がまず念を押しておきたいのは、これは正確な情報ではないということです。二
つ目に、彼らが最近言及した現象についてですが、これは非常に限られたものであって、
こういうことが起きる理由として、以前はヒズブッラーやその方向性、イデオロギー、方
針を支持していなかった裕福層の中に、今はヒズブッラー支持の人たちがいるということ
です。ご存知のように、レバノンのレジスタンスとヒズブッラーが―そしてヒズブッラー
はレジスタンスの主力だったわけですが―2000年に南レバノンを解放することに成功
した時、それは奇跡のように思われ、レバノン社会に衝撃を与えました。それに、(200
6年のイスラエルとの戦争で)ヒズブッラーのように小さな勢力が中東で最も強大な軍隊
を相手に、打ち負かされることなく33日間対峙できたなんてどういうことだ、というわ
けです。ですからレバノン社会にはこの後ヒズブッラー支持に回り始めた人がいて、彼ら
の中にはその経済力に見合った裕福な生活をしていた人もいました。この現象がヒズブッ
ラーにも顕著になってきたと言われますが、それは正しくありません。私はこれを自信を
持って言えますし、私の持ちうる情報からしてもヒズブッラーに巣食う改善しなければな
らない現象というわけではありません。

JA:
あなたは、チュニジア、イエメン・・・エジプト、そして他のアラブ諸国のアラブの春を
支持してきたのに、なぜシリアだけはしないんですか。

SHN:
それには明白な理由があります。まず、私たちは他のアラブ諸国の内政に干渉しないこと
を基本姿勢としていますし、これは常に私たちのポリシーでした。(でも今)とても切実で
重大な事態がアラブ世界では展開されていて、誰であれ、どんな運動や政党であれ、これ
らの出来事に関して何らかの立場を取らずにいることはできないのです。シリアでは、バ
ッシャール・アル=アサド政権がレバノンのレジスタンスを支持し、パレスチナ人のレジ
スタンスを支持してきたことは誰もが知っています。イスラエルやアメリカの圧力に屈す
ることがない現政権は、パレスチナ人の大義のためには適任です。私たちがシリアに呼び
かけているのは、対話、改革、そして改革案の実行です。なぜなら、シリア国内の多様性
やシリア情勢のデリケートさを考えると、その他の代案はシリアを内戦へと追いやること
になり、それはまさにアメリカとイスラエルが望んでいることだからです。

JA:
サイェド、この週末には100人以上の人々が(シリアの)ホムスで殺されて、その中に
は私が1年前に一緒に食事をしたジャーナリストのメアリー・コルヴィンも含まれている
んです。何の目的もなく国を破壊するのではなくて、できれば改革するほうがずっといい、
というあなたの論理は分かります。でもヒズブッラーには、越えてはならない一線はある
んですか?例えば10万人が殺されたらとか、百万人が殺されたらとか、ヒズブッラーは
いつ、もうこれで十分だと声を上げるんでしょうか。

SHN:
そもそもシリアで一連の出来事が起こり始めてからずっと、私たちは(シリア政権と)連
絡を―コンスタントな連絡をね―取り続けて来たんです。友人としてシリアの指導層と話
をして、はじめからずっと改革を実行することの重要性についてお互いにアドバイスし合
って来ました。個人的には、アサド大統領は抜本的で重要な改革を実行する意志があった
と思っているし、私たちがシリアを信頼する理由もそこにあったわけです。一度ならず、
私は公の場で、これと同じことをスピーチでも言って来ました。レバノンや他のアラブ諸
国の政治リーダーたちとのミーティングでも同じことを言って来ました。それは、アサド
大統領は改革をしたいと思っているし、改革を―現実的で真摯な改革を―すると私は信じ
ているというものですが、反政府勢力は話し合いに応じなければなりません。更に付け加
えましょう―これを言うのは初めてですが― シリア政権との話し合いを促し、仲裁するた
めに、私たちはシリアの反政府勢力にも連絡を取ったのです。けれども彼らは話し合いを
拒み、その一方ではじめから改革と話し合いに応じる用意のある政権があったわけです。
話し合いに応じるつもりもなければ、どんな改革も受け入れるつもりのない、政権を打倒
することしか頭にない反対勢力がいるというのは問題です。それから、シリアで起こって
いる出来事は片目でなく両目で見なければなりません。シリアの(反政府)武装勢力は、
多くの民間人を殺しています。

JA:
シリア情勢はどういう方向に向かうと思いますか。シリアでの流血を止めるにはどうすれ
ばいいんでしょうか。あなたは話し合い、というけれど、それを言うのはとても簡単です
ね。シリアで起こっている流血を止めるのに、現実的な方策はありますか。

SHN:
前の質問の時に言わなかったことがあるので、ここで加えたいことがあります。お金や武
器を提供して、シリア国内の戦闘に油を注いでいる国々があることは確かです。アラブの
国もあれば非アラブの国もあります。これがひとつ。確認されているとても重大な問題と
しては、アル=カーイダのリーダー、アイマン・アル=ザワーヒリー博士が、武器を取っ
てシリアで戦うよう呼びかけ、様々な国からシリアへ集まったアル=カーイダ戦士たち、
更にそれに続く者たち、こういう者たちがシリアを戦場と化そうとしています。ですから、
武器やお金を提供している国々は、話し合いのテーブルについて政治的な解決策を目指そ
うとしている反政府グループを買収することができるのです。これは数日前にも言ったこ
とですが、アラブ諸国の中にはイスラエルと政治的な対話を今後十年単位でする用意をし
ているところもあるんですよ、イスラエルが今まで中東でしてきた数々の蛮行にも関わら
ず、です。でもこれらの国々は、シリアに対しては一年や二年、いえそれどころか数ヶ月
の政治的解決の猶予も与えないんです。こんなことは理に叶っていないし、不公平でもあ
ります。

JA:
これらの反政府勢力とアサド政権の仲裁をするつもりはありますか。あなたはアメリカや
サウジアラビア、イスラエルの手先ではないと信用されていますが、あなたがアサド政権
の手先でもないということを人々は信用すると思いますか。もし彼らが話し合いに応じる
ことに合意したら、平和の仲裁役を買いますか。

SHN:
ヒズブッラーの30年に渡る経験が、私たちはシリアの友人であり、手先ではないことを
証明しています。レバノン政治において、ヒズブッラーとシリアの関係があまりよくなか
った時期もありました。私たちの間に問題があったのです。それが今となっては、かつて
レバノンにおけるシリアの政治的影響力によって利益を得ていた人々が私たちに反対を唱
えているわけですが、私たちはかつてシリアの圧力下にあったのですよ。つまり、私たち
は(シリアと)友人なんです、手先ではなく。シリアの反対勢力自身、そして中東のすべ
ての政治勢力はこのことを知っています。我々は友人なんです。これが第一点。二点目に、
私たちが政治的解決を支持すると言った場合、その目的を達するためにはあらゆる努力や
協力を惜しみません。私たちは(反政府の)政党に連絡を取ったと言いましたが、政権と
の話し合いを拒否したのは彼らなのです。ですから、シリア政権と話し合いを持ちたいと
思っているあらゆるグループの仲介は喜んでしますが、他の人たちも政治的解決のために
努力をして欲しいと言っているのです。

JA:
もしあなたがシリアのアサド政権に対して、我々にも限界があるのだと告げたら、これら
反政府勢力にとってヒズブッラーの役割はより信頼できるものになると私は思います。ヒ
ズブッラーとしては、シリア政権は何をするのも自由だと思っているのでしょうか。それ
ともヒズブッラーとしてこれは受け入れられない、ということはあるのでしょうか。

SHN:
ええ、もちろんバッシャール・アル=アサド大統領にも一線というものはあると思います
し、我々のシリアの兄弟たちにだって一線はありますし、私たちはみんなこの一線を守ら
なければならないと再認識しています。でも問題は戦闘が続いていて、結果的に一方が引
けばもう一方が前進する、といった具合なのです。政治的解決策への道が閉ざされている
限り、これは続くでしょう。なぜなら一方が引いても、もう一方が前進するだけのことな
んですから。

JA:
チュニジアはシリア政権をもう政権として認めないと宣言しました。チュニジアはなぜ、
このようにシリアと関係を断つような強い態度を取ったのでしょうか。

SHN:
チュニス、あるいは他のどこかでなされたこの決定は、不完全な―間違ったとは言いませ
ん、不完全なんです―証拠に基づいていたからだと思います。もちろんアラブや欧米諸国
の政府に伝わった情報には、間違いや不正確な情報もありました。シリア政権は数週間す
れば倒れるだろう、といった情報で、多くがその予測された勝利を分け合う者たちの仲間
入りをしたいと思ったのです。それに私の考えでは、彼らがこのような態度を取った理由
はおそらく、できたばかりの新しい政府は難しい試練に直面しているので、今は欧米と事
を構えている場合ではない、とりあえずなだめておいて長いものには巻かれておいた方が
よい、といったものだと思います。

JA:
ヒズブッラーは国際的なメディア・ネットワークを作りましたね。米国は国内でアル=マ
ナールが放送されるのを禁止しているにも関わらず、自分たちは言論の自由の砦だと宣言
しています。米国政府は、なぜそんなにもアル=マナールを恐れているのだと思いますか。

SHN:
米国は、ヒズブッラーはテロリスト組織で、人を殺し、殺害するのだと言えるようにして
おきたいのですが、人々に我々の言うことを聞かせようとはしません。例えば、公正な裁
判において、被告は少なくとも自分を弁護する場を与えられますが、米国政府のやり方だ
と、私たちは容疑者扱いされても自分たちを弁護して世界の人々に私たちの意見を聞いて
もらう、という最も基本的な権利さえ認められていないのです。つまり、米国は私たちの
声が世界に届くのを阻止しているのです。

JA:
サイェド、戦時中のリーダーとして、あなたはどうやって敵の砲撃を浴びている人々を団
結させたんですか。

SHN:
私たちに関して言えば、重要なのは私たちには目的があって、その目的を明確にしている
ことでしょう。この目的は人道、モラル、信仰に基づいたもので、愛国的でもあるんです。
これに議論の余地はありません。私たちの目的は自分たちの土地を占領から解放すること
です。これが本来の、そして真の、そもそもヒズブッラーが設立された理由であって、レ
バノン人の間でこれに関する議論はありません。私たちはレバノン政府に入りたいわけで
もないし、政治権力のために争いたいわけでもありません。私たちが最初にレバノン政府
に入閣したのは2005年でしたが、それは権力の分け前が欲しかったからではなく、レ
ジスタンスを守るためでした。2000年に組閣された政府がレジスタンスに対して間違
った態度を取らないように、です。そういう怖れがありましたからね。目的、正しい目的
があると、そして私はこの目的を最優先してそのためには他のすべての対立を避けるよう
にしているのですが、人々を団結させ、目的に向かって協力させることができるのです。
そこに到達できる日が来るまで、私たちはレバノン国内の抗争に巻き込まれないよう最大
限の努力をしています。レバノンには多くの、本当に多くの重大な議論や意見の違いが存
在することは知っているでしょう。私たちは時として、自分たちの見解を表明することや、
ある立場を取ることすら避けて来ましたが、これも人々とのいざこざに巻き込まれないた
めです。私たちの最優先項目は、今でも自分たちの土地の解放とイスラエルの脅威からレ
バノンを守ることです。レバノンは今でもその脅威にさらされていると私たちは考えてい
るからです。

JA:
あなたが子どもの頃の話に戻りたいと思うのですが、あなたは八百屋さんの息子ですね。
あなたが子どもの頃、レバノンの家での最初の思い出というのはどんなものですか。そし
て、幼少の頃の思い出があなたの政治思想に影響を及ぼしましたか。

SHN:
私が子どもの頃、ごく小さい子どもの頃、私が生まれ育って15年間住んだ東ベイルート
にある地区は独特の雰囲気がありましたし、もちろん環境は自然に人の性格に影響を及ぼ
します。この地区の特徴のひとつは、貧しい地区だということでした。私が子どもの頃は、
ここにはイスラーム・シーア派、スンナ派、キリスト教徒、アルメニア人、クルド人、そ
してレバノン人とパレスチナ人も両方一緒に住んでいました。私はこの非常に多種多様な
人々が混在した環境で生まれ育ちました。ですから自然にこの環境のおかげで、パレスチ
ナとパレスチナ人が被らなければならなかった不正義に気づき、関心を持つことになりま
した。私の近所のパレスチナ人はみんな、自分たちの故郷、ハイファから、アッカから、
エルサレムから、ラーマッラーから追い出された人たちでしたから、私はごく小さい時か
らこの問題について知っていました。これが私が生まれ育った環境だったのです。

JA:
イスラエルが行っている暗号化と暗号解読について、あなたが言った面白いジョークを読
みました。私の専門は暗号化で、ウィキリークスは厳しい監視下に置かれているので、私
にとっては興味深いものでした。このジョークを覚えていますか。

SHN:
ええ、私が話したのは、シンプルなことがどうやって複雑なことを打ち負かすか、につい
てでしたね。例えばレバノンにいたイスラエル軍はとても洗練されたテクノロジーを使っ
ていて、武器であれコミュニケーション手段であれ、とにかく洗練されていました。逆に、
レジスタンスは民衆によるレジスタンスですから、ほとんどの若者たちはただ普通の村の
男の子たちで、農場や小さな町、農業コミュニティから来ているのです。彼らは普通のト
ランシーバーで話をするのです。何も複雑なことはないし、とても簡単な機械です。でも
彼らは暗号化して話す時、自分の村や家族の間だけで使われている俗語を使って話すので
す。ですから盗聴機械の向こうでコンピューターを使って彼らの言葉を暗号解読しようと
しても、その村に長年住んでいないことにはその言葉の意味を探し当てるのは至難の業で
す。例えば彼らはこういう言葉を使うのです―単なる村の言葉です―鍋とか、ロバとか、
村のことわざとか、そう、「鶏のお父っつぁん」とか言った類いのものです。イスラエルの
諜報機関にもコンピューター解析の専門家にも、誰が鶏のお父っつぁんなのか、なぜその
人が鶏のお父っつぁんと呼ばれているのか、全く分からないのです。でもこれはウィキリ
ークスの役には立たないですよ!この方言を(笑)使うのはね!

JA:
ここでひとつ、とても挑発的な質問をしたいと思います、でも政治的なものじゃないです
よ。あなたは米国の覇権主義と戦ってきました。アッラー、あるいは神という観念は、究
極的な超権力(スーパーパワー)じゃないんですか。自由の戦士として、あなたは人々を
全体主義的な概念からも解放するべきなんじゃないでしょうか、つまり一神教の神から。

SHN:
私たちは全能の神が、この存在の、人間の、そしてすべての生き物の創造主だと信じてい
ます。神が私たちをお造りになった時、私たちに能力を下さり、体を下さり、心理的、精
神的な能力も下さいました―私たちはこれを本能と呼びます。孤立した人々、つまり宗教
的な枠組みから孤立した人々はこの本能だけ持っているのですが、真実を見極める本能を
持っています。彼らは、真実はよいもので嘘は悪いものだ、正義はよいもので不正義は悪
いものだ、貧しい人や不正義を受けている人を助けたり彼らを守ったりするのはよいこと
で、他の人を攻撃したり血を流したりするのはひどいことだ、ということは本能で分かり
ます。米国の覇権主義に抵抗すること、占領に抵抗すること、自分たちに対する攻撃に抵
抗すること、これらはモラルの問題、本能的な問題、人間的な問題なのです。

そして神もこのように望んでおられるのですから、モラルと人間的な理念は天の法則と合
致するのです。なぜならアブラハムの宗教 [訳注] は、心や人間の本能と矛盾するようなこ
とはひとつもないからです。それは宗教の創造主と人間の創造主は同じであるため、この
ふたつは一貫性があるからです。どこの国へ行っても、それが例え家であろうと国であろ
うとリーダーが二人いるのは破滅の元ですから、何十億年もの間こんなにも美しい調和の
中に存在してきた宇宙に、神が一人以上いるでしょうか。もし一人以上の神がいたとした
ら、宇宙はちりぢりになっていたでしょう。これが証拠です。私たちは誰かに信仰心を強
制するために戦ったりしません。預言者アブラハムは、いつも対話と証拠を示すことを好
みました。そして私たちはみんな、この預言者の教えに従っているのです。

JA:
ありがとう、サイェド。

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[訳注] アブラハムの宗教 (Abrahamic religions) :アブラハムに信仰上の起源を見出すユダヤ教、キリスト教、イスラームの、いわゆる「 セム的一神教」を指す、比較宗教学上の呼称。ユダヤ教では、ユダヤ人はアブラハムとサラの息子であるイサクの息子ヤコブ(別名
イスラエル)の子孫とされる(他方、アブラハムとエジプト人ハガルの息子イシュマエルの子孫がアラブ人とされる)。キリスト教は、そのユダヤ教の一セクトとして発祥した。また、イスラームでは神の命であれば息子(創世記ではイサクとされるが、クルアーンではイシュマエル(イスマーイール)をも殺そうとしたアブラハム(イブラーヒーム)に、ア
ッラーへの絶対的帰依(=イスラーム)の姿を見出し、イスラームは彼を「最初のムスリ
ム」と考える。
 
 
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