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現代版魔女の鉄槌 その3

 投稿者:Legacy of Ashesの管理人  投稿日:2017年 3月 7日(火)22時33分25秒
  通報 返信・引用 編集済
  http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11263210935.html その3

■聖典が持ち得た2つの意味

宗教は、政治に利用されることをバネにして、勢力を拡大してきました。権力者にとって、宗教は実に使いでのある道具でした。人々を統治することはもちろん、政敵を失脚させることも容易です。「神の教えに背いている」と指弾することは、どんな嫌がらせよりも有効だったのです。

また、領土的野心を満たそうとする時にも、それは大いに役立ちました。例えば、ローマ帝国(帝政ローマ) Imperium Romanum はゲルマン人との度重なる戦いに教会の祭司達を伴い、占領地の住民にキリスト教を布教させたと言われています。

当時のゲルマン人は、文字を持っていませんでした。そこに、文字に書かれた宗教が初めて入り込んできました。もちろん、彼らはラテン語の文章を理解しようがないわけですが、それを見聞きしたゲルマン人は、たちまちキリスト教の教えに感銘し、信徒になっていきました。彼らはそうやって、ローマ皇帝とローマ軍を受け入れたのです。

文字に書かれた宗教は、ゲルマン人の目にどのように映ったのでしょうか。私は、そのとき正典が持つ意味は、2つあったと思います。

1つは、圧倒的な文明としての力です。私達は、自分達よりも遥かに進んだ文明に出合うと、それを拒否するよりも進んで受け入れようとする傾向を見せます。(中略)ゲルマン人にとって、書かれた宗教は、これと同じような働きを持ったことでしょう。

2つ目は、文字によって教義が定着していることの意味です。

ゲルマン人も当時、原子的な宗教を持っていました。その教義は、祈祷師(きとうし)や巫女(みこ)といった人々が口伝に語られていたものであり、キリスト教で使徒パウロが行ったように、教義の本質を定式化するというプロセスを経てはいませんでした。口伝の教義は、語り手の性格によって、様々なバリエーションを持ったでしょうし、それ故に、宗教の輪郭もおぼろげだったことでしょう。

ところが、彼らの目の前に現れたキリスト教の聖典は、文字として書かれ、それを伝える人間の性格や地域性に左右されない、形式的に普遍化されたものだったわけです。たとえ、それを理解することが出来ないとしても、教義が記述され、紙に定着していることの威力は絶大だったに違いありません。


■「マーダーとキルは違う」という論理

さて、話はキリスト教の開祖の話にもう一度戻ります。

今私達がキリスト教と考えている宗教には、2つの大きな流れがあります。1つはカトリック Catholicus(英:Catholic)です。これは既に述べたように、ローマ帝国が国教化したキリスト教であり、ローマ法王を頂点とするものです。もう1つは、御存じのようにプロテスタント Protestant です。実はプロテスタントにも、コンスタンティヌス大帝(コンスタンティヌス1世) ConstantinusⅠ(272-337)とは別の開祖がいます。

宗教を論じる際に、私が時々紹介するエピソードの1つに、『ラリー・キング・ライブ Larry King Live(L.K.L)』(1985~2010、CNNの看板トーク番組)の話があります。(中略)9.11同時多発テロが起こり、その影響でイラク戦争が始まった頃、この番組で戦争の是非を巡る討論が行われました。出演者は、ユダヤのラビ(宗教指導者)、イスラムの宗教指導者、カトリックの神父、プロテスタントの牧師、そしてインド人のニュー・エイジ系指導者の5人です。

その時、視聴者から電話で「何故戦争では人を殺していいのですか」という質問が寄せられ、ラビが「マーダー(murder)とキル(kill)は違う」と答えました。戦争で行う殺人はキルであって、それは許されるという意味です。

この発言の裏には、宗教的な論理があります。つまり、神は「汝、人を殺すなかれ」とマーダーを禁じています。人間が人間を殺すのが「マーダー」で、これは条件が付けられていません。つまり「マーダー」は絶対に許されないはずです。

ただ、旧約聖書の神は創世記の「ノアの箱舟」の話で代表されるように「悪を行う人」には大量殺戮を行う神です。「正しい人」ノアは救われ、その子孫は「正しいこと」を続ける限り、絶滅させられない契約を守らない人間は、人類の為に滅ぼされなければならないという論理が生れます。故にキルは許される、という結論に辿り着くのです。(中略)

ここで私が問題にしたいのは、彼らのおかしな論理のことではありません。「マーダー」は許されないが「キル」はその限りではないという彼らの解釈を、たとえ百歩譲って由としても、一体その聖書は誰が書いた聖書なのか、という点です。イエス・キリストも、パウロも、アタナシウスも、そしてコンスタンティヌス大帝も、「マーダー」と「キル」の使い分けなど一切していないのです。

〔資料〕ローマ帝国(帝政ローマ) Imperium Romanum:キリスト教 - Wikipedia
http://de.wikipedia.org/wiki/R%C3%B6misches_Reich

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E5%B8%9D%E5%9B%BD

〔資料〕Catholicus(英:Catholic) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%88%E
3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF


〔資料〕Protestant - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%86%E3%82%B9%E3%8
2%BF%E3%83%B3%E3%83%88


〔資料〕CNN『Larry King Live(L.K.L)』(1985~2010) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%
A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%A9%E3
%82%A4%E3%83%96


http://ukmedia.exblog.jp/16446227

〔資料〕メタトロンの魔力 - LEGACY OF ASHES 2009年8月14日 ※聖書における神の殺人命令、Vatican:Vatis=Diviner and Can=Serpent(蛇)から由来
http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/22.html

■キングジェームズ1世

≪≪長い年月の間に、聖書は、英語をはじめフランス語やドイツ語など、世界の国々の言葉に翻訳されてきました。

海外旅行先のホテルなどに置いてある聖書は、大抵は英語です。キリスト教に馴染みのない日本人はその理由を「英語人口が多いから」と考えるかも知れませんが、英語の聖書が備えられていることにはもっと根本的な理由があります。

英語の聖書というのは、通常イギリス国教会の聖書です。KJV聖書と言われます。プロテスタントの聖書は英語で書かれたものであり、それ以外は正しい聖書ではないとさえ言えるのです。実はカトリックの聖書も英語の聖書はKJV聖書をベースにしています。(中略)このKJVとは King James Version の略です。

元々『新約聖書』はギリシャ語で書かれていました。それがラテン語に翻訳され、各地に広まっていきましたが、ローマンカトリック教会が正式に聖書と定めているのは、今でもラテン語で書かれた聖書のみなのです。それと同じ意味において、多くのプロテスタント教会が聖書と定めているのは、英語で書かれた聖書のみなのです。

とすれば、誰が英語の聖書を翻訳し編纂したのかが決定的に重要なポイントになるでしょう。

プロテスタントの英語聖書を作ったのは、スコットランド、イングランド、アイルランドを治めたジェームズ1世 JamesⅠ(Charles James Stuart 1566-1625)です。彼は1611年に、イギリス国教会の典礼に使うという理由から、『欽定訳聖書(KJV聖書)』を作りました。

実は、『欽定訳聖書』が誕生する14年ほど前、ジェームズ1世は『デモノロジー(悪魔学) Daemonologie』(英:Demonology、1597年刊行)という書物を著しています。この本は、先に紹介した『魔女に与える鉄槌』の系譜を汲み、イギリスにおける魔女狩りの指南書の役割を果たしました。つまり、イギリスの魔女狩りを主導した王が、現代に受け継がれるイギリス国教会の聖書を作ったのです。

さて、『欽定訳聖書』以前、イギリスには『ジュネーブ聖書 Geneva Bible』(1560年)と呼ばれる英語訳聖書が普及しており、人々に親しまれていました。これは宗教改革運動への迫害を逃れてジュネーブに渡ったカルヴァン派 Calvinism の神学者達によって翻訳されたものです。

聖書の英訳にも興味の尽きない歴史があります。

最初の英訳は、ジョン・ウィクリフ John Wycliffe(1328-1384)による『ウィクリフ版聖書 Wycliffe Bible』(1408年)、それに続くのがウィリアム・ティンダル William Tyndale(1492?-1536)による『ティンダル版聖書 Tyndale Bible』(1525年)です。

ウィクリフ、ティンダル共に宗教改革のリーダー的存在でした。それ以後は、『マシュー版聖書 Matthew Bible』(1537年)、『ジュネーブ聖書』(1560年)という具合に次々と刊行されていきますが、『欽定訳聖書(KJV聖書)』はティンダル版聖書に大きな影響を受けています。

ジェームズ1世に改めて英訳聖書を作ることを決意させた詳しい事情は分かりません。ただ、国王達が自分に服従しないと感じたジェームズ1世は、それまでの聖書をひどく嫌ったと言われます。時代はまさに、宗教改革の波に洗われ、イギリスの政治の歯車が大きな音を立てて回り始めた時でした。自らの力で新しい聖書を定めることが権力を最大化する道だと、ジェームズ1世が考えたことは想像に難くありません。

ハンプトン・コート宮殿 Hampton Court Palace でジェームズ1世とピューリタン Puritan の主教達との会議が開かれ、その場で或る神学者が新しい英訳聖書を作ることを提案します。すると、その提案にジェームズ1世は、直ちに同意したと伝えられています。

この神学者は、オックスフォード大学コーパス・クリスティ・カレッジ University of Oxford, Corpus Christi College の学寮長だったジョン・レイノルズ John Rainolds(or Reynolds 1549-1607)という人物です。

彼は、自分と同じようなことをジェームズ1世も考えていたと、然(さ)も偶然に意見の一致を見たかのように述懐しています。しかし、現代の政府が諮問委員会を体よく利用するのと同じで、レイノルズがジェームズ1世の意を受けて動いたと見るほうが自然です。≫≫

■キングジェームズ1世の悪訳

≪≪『聖書英訳物語』(Benson Bobrick著, 千葉喜久枝, 大泉尚子 翻訳, 永田竹司 監修、柏書房 2003年刊行)は、この翻訳に関わった54人の神学者達が傾けた情熱と努力を活写しています。読み応えがあるこの本は、歴史物語としては一級品と言えるでしょう。但し、欽定訳聖書誕生の正当性を謳い上げ、それを読み手に巧妙に刻み付けるという点で、私は読後に一抹の不安を感じました。

著者ベンソン・ボブリック Benson Bobrick(1947-)が組み立てる説得力は、勤勉で努力を尊ぶピューリタン気質に富んだ人々を大いに勇気付け、今日と同じ勤勉と努力を明日も捧げるように促すからです。それは、「十有五にして学に志す・・・・・・」というフレーズが私達に齎す心地よい作用に似ています。

54人の神学者達がどれほど正典の教えに忠実であろうとしたにせよ、彼らはジェームズ1世の政治的野望の手のひらで踊らされていたに過ぎません。実際ジェームズ1世は、聖書に自分に都合のいい言葉をそっと忍び込ませました。

例えば、“汝殺すことなかれ”で知られるマタイ(Matthew)19:18はカトリック教の聖書では、ラテン語とギリシア語に忠実に“Thou shalt do not kill”となっていますが、『欽定訳聖書』では“Thou shalt do not murder”となっており、“kill”が“murder”に変っています。

元々のギリシア語では、“φονεύω(phoneuo)”という単語は kill を表す一般名詞です。神の認める“kill”は“murder”ではないという、まさに魔女狩りや十字軍の論理が聖書の解釈ではなく、聖書の文字に表されました。

イギリス国教会から、アメリカに移住したピューリタンまでが、この聖書を使いました。インディアンの虐殺もまさに“murder”と“kill”は異なり、神は“murder”は禁じても“kill”は禁じていないという論理で行われたのでしょう。原爆投下の論理もそう感じられます。

「そんな馬鹿な」と思うかも知れませんが、『ラリー・キング・ライブ Larry King Live(L.K.L)』(1985~2010、CNNの看板トーク番組)で行われた議論が示すように、現実は確かにそうなっています。そして、就任式に臨むアメリカの歴代大統領は「キル」を肯定するバイブルを片手に置き、「ヘルプ・ミー・ゴッド(So Help Me God)」と宣誓を行うのです。

また、元々教会は英語で congregation と言いますが、これをイギリス国教会を指す church と変えたのはジェームズ1世です。プロテスタントの開祖は、ジェームズ1世と言ってもいいぐらいです。≫≫

私は、訳語改変の理由が、ジェームズ1世の個人的事情から生れたはずだと考えているのですが、その話は次の章で明らかにしていきます。

〔資料〕欽定訳聖書(KJV聖書) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%BD%E5%AE%9A%E8%A8%B3%E8%81%96%E6%9B%B8

〔資料〕JamesⅠ(Charles James Stuart 1566-1625) - Genealogy
http://www.geni.com/people/King-James-I-of-England-and-VI-of-Scotland/4104684

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA1%E4%B8%96_(%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E7%8E%8B)

〔資料〕『悪魔学』(1597年) 訳注~承前~ By 荒川吉孝(PDF、全11頁)
http://ci.nii.ac.jp/els/110007124474.pdf?id=ART0009062170&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=
&no=1338194878&cp=


〔資料〕『悪魔学』(1597年) 訳注 By 荒川吉孝(PDF、全6頁)
http://ci.nii.ac.jp/els/110004629003.pdf?id=ART0007341660&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=
&no=1338193705&cp=


〔資料〕『悪魔学 Daemonologie』(1597年) - Masashi Tanaka Official Website
http://m34tanaka.jimdo.com/demonology-witch/%E8%BF%91%E4%B8%96%EF%BD%
89-%E6%82%AA%E9%AD%94%E5%AD%A6%E8%AB%96%E6%9B%B8/king-james-vi-daemonologie/


〔資料〕田中雅志 著『魔女の誕生と衰退―原典資料で読む西洋悪魔学の歴史』(三交社 2008年刊行)
http://www.amazon.co.jp/%E9%AD%94%E5%A5%B3%E3%81%AE%E8%AA%95%E7%94%9F%E3%81%A8%E8%A1%B0%E9%80%80%E2%80%95%E5%8E%9F%E5%85%B8%E8%B3%87%E6%96%99%E3%81%A7%E8%AA%AD%E3%82%80%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E6%82%AA%E9%AD%94%E5%AD%A6%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2-%E7%94%B0%E4%B8%AD-%E9%9B%85%E5%BF%97/dp/4879191728

http://kuir.jm.kansai-u.ac.jp/dspace/bitstream/10112/1030/1/KU-1100SS-20090131-04.pdf

〔資料〕悪魔学 Demonology - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94%E5%AD%A6

〔資料〕英語訳聖書 English translations of the Bible - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E8%A8%B3%E8%81%96%E6%9B%B8

〔資料〕翻訳聖書特集 By 市川美知代 - 清泉女子大学
http://www.seisen-u.ac.jp/lib/books/collection/c_bible.htm

〔資料〕『Geneva Bible』(1560年初版刊行) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8D%E3%83%BC%
E3%83%B4%E8%81%96%E6%9B%B8


〔資料〕John Wycliffe(1328-1384) - Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/John_Wycliffe

〔資料〕William Tyndale(1492?-1536) - Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/William_Tyndale

〔資料〕Hampton Court Palace - Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Hampton_Court_Palace

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88%E5%AE%AE%E6%AE%BF

〔資料〕Puritan - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%85%E6%95%99%E5%BE%92%E9%9D%A9%E5%91%BD

〔資料〕John Rainolds(or Reynolds 1549-1607) - Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/John_Rainolds

〔資料〕Matthew 19:18 - Biblos.com
http://bible.cc/matthew/19-18.htm

■宗教は検証されない

≪≪さて、ここまでの話で重要な点は、宗教の教義は、いつも権力者に都合がいいように書き残されているということです。そして、文字として書かれた教義は、科学論文のように査読され検証されることなく、いつの間にか人々の心に刻まれていきます。

何故検証しないのかと言えば、宗教は元々検証出来ないものだからです。検証され、「この部分は正しいけど、全体的には間違っている」ということになれば、もはやそれは盲従する信徒達の救いにはならないのです。

救いを求める人ほど、騙し易いものはありません。金に困り、喉から手が出るほど金が欲しいと思っている人ほど、詐欺にころりと騙されるというのは、いつの時代も変らぬ事情です。同じことが、救いを求める人にも言えるのです。

何故書かれた教義を盲目的に信じる心が生まれるのかと言えば、それは、他人を信じていないにも関わらず、信用出来る対象が欲しいと考えているからです。全てのことを疑う心を持てば、信用に足る対象が欲しいという浅薄な気持ちは、直ぐに消えて無くなります。それが消えてしまえば、自らの判断で信用出来るものを受け入れようと前に出る自信が、逆に心に満ちてくるはずです。

猜疑心と不満。その満たされない心に作用するのは、常に宗教であり、言葉でした。そしてその作用を強化、増幅させたのは、書かれた言葉であり、印刷された言葉でした。

一般に、グーテンベルクによる印刷術の発明は、近代的知性の発展という文脈で語られます。確かに、人間が知識を獲得する上で、それは極めて大きな役割を果たしました。その反面、印刷術は、中世ヨーロッパの人々の心に、誤った固定観念を植え付ける役割も果たしました。

印刷された言葉が繰り返し複製されることによって、誤っているはずの固定観念が正しいものとして広められていくという、負の側面も存在したのです。

『魔女に与える鉄槌(てっつい) Malleus Maleficarum』(1487年刊行)は、まさにその役割を果たしました。もちろん、権力者、そして宗教は、そこに印刷された文字が人々に及ぼす効果を利用しました。この書物が版を重ねるに連れて、魔女狩りの流行がいよいよ猛々しく盛っていくのは、決して偶然ではありません。

『魔女に与える鉄槌』が大ベストセラーになると、魔女に関する書物は次々と生み出されていきました。その1つがジェームズ1世 JamesⅠ(Charles James Stuart 1566-1625)の手になる『デモノロジー(悪魔学) Daemonologie』(英:Demonology、1597年刊行)です。

19世紀になると魔女狩りの流行は終息しますが、デモノロジー(悪魔学)の系譜は残ります。ボードレール Charles-Pierre Baudelaire(1821-1867)の『悪の華 Les Fleurs du mal』(1857年刊行)などの悪魔文学は、まさにそれを受け継ぐものでした。或いは、フロイト Sigmund Šlomo Freud(1856-1939)が精神分析学を確立したのも、自分は魔女であると自称する人々の心理を解明しようと考えたことが発端でした。

その意味で、魔女狩りはヨーロッパ社会の形成を左右した非常に大きな試金石だった、という指摘もあります。

〔資料〕Charles Baudelaire著『悪の華』:書評 - 松岡正剛の千夜千冊 2003年5月14日 ※ポーによる影響
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0773.html

〔資料〕Edgar Allan Poe(1809-1849) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%BC

〔資料〕≪Arthur Rimbaud著, 小林秀雄 訳『地獄の季節』、他(1~3)≫|MelancholiaⅠ ※ボードレール、他
http://arsmagna.jimdo.com/melancholiaⅠ-roentgenium-資料保管庫-目次/

〔資料〕Sigmund Šlomo Freud(1856-1939) - Genealogy
http://www.geni.com/people/Sigmund-Freud/315773591250001676

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%88

〔資料〕≪Edward Bernays著、中田安彦 訳・解説『プロパガンダ教本』 より抜粋(1~3)≫|MelancholiaⅠ
http://arsmagna.jimdo.com/melancholiaⅠ-roentgenium-資料保管庫-目次/

■何故、現代に魔女が生まれるのか?

さて、現代における情報技術 Information Technology(IT)の発明は、ヨハネス・グーテンベルク Johannes Gutenberg(1400-1468、ドイツ人)による印刷術の発明に匹敵すると言われています。インターネットは、大量かつ多岐にわたる情報の伝達を容易にしただけでなく、それを集団で瞬時に共有することも可能にしました。(中略)

しかしながら、それは表の話であり、ヨーロッパ中世に準(なぞら)えれば、グーテンベルク聖書 Gutenberg-Bibel(四十二行聖書 42-zeilige Bibel)が齎(もたら)した世界と言わなくてはなりません。

物事には必ず表裏があるわけですが、『魔女に与える鉄槌』が中世に齎(もたら)した裏の世界は、現代においても存在しています。それが何かと言えば、専門家も含めた大勢の人々によって検証されない情報、わけてもミスリードや洗脳を目論む権力者によって行われる組織的な情報操作の世界です。

■いつの時代も情報を操作する人間が生まれる!

従来、インターネットの世界で起こるこうした情報操作に対して、情報リテラシー Information Literacy の確立を目指す教育やキャンペーンが行われてきました。情報リテラシーとは、誤った情報に惑わされない為には、情報の1次ソースに遡(さかのぼ)って確認することや、反対意見を参照し複数の意見を吟味する姿勢を身に付けることだと言えるでしょう。

ところが、情報リテラシーは、悪質なサイトに騙されない、或いは金銭トラブルに巻き込まれないという程度のことには役立つとしても、権力者による意図的な情報操作に太刀打ち出来るものではありません。

何故なら、情報操作の世界は、改竄(かいざん)された1次ソース、一見すると反対意見のように読める“偽装した反対意見”、或いは、一見すると賛成意見のように読める“偽装した賛成意見”などが蔓延する情報空間だからです。

しかも、ツイッターの登場によって、こうした偽装情報は、尚更巧妙に流通しつつあります。論理を持たず、感情に訴える“つぶやき”は、反論や反証を殆んど受け付けません。誤っていることを咎めても、「つぶやいただけなんだから、いいじゃん」で終わりです。

これは、現代に魔女狩りが流行する、非常に大きな環境的条件です。これを利用する権力者は既に現れているし、その動きは今後、益々顕著になっていくでしょう。このことは先々の章で明らかにしていきますが、その為にも、ヨーロッパ中世に起こった魔女狩りについてもう少し深く論考を進めていかなければなりません。

〔資料〕情報リテラシー Information Literacy:情報リテラシーに関わる取り組みの経緯 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%BC

自己紹介

https://arsmagna.jimdo.com/

安倍晋三発狂か

http://www.asyura2.com/17/senkyo221/msg/798.html





下は安倍政権の狂犬



西田昌司という男

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E7%94%B0%E6%98%8C%E5%8F%B8

ネオナチ団体代表との写真撮影[編集]

国家社会主義日本労働者党のホームページに同団体代表の男性と西田が写っている写真が掲載されていたことが2014年9月9日に判明した[59]。西田の事務所は、2011年8月31日[59]に男性から取材を受け、写真は取材終了後に男性の求めに応じて撮ったものであると説明した[60]。また、男性は取材時にライターを名乗り、素性を隠していた[59][60]として、団体の主張に賛同して取材を受けたわけではなく[59]、ネオナチ団体であることが予めわかっていれば取材に応じなかった[60]などと釈明した。
これに関し、米ユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(本部ロサンゼルス)は2014年10月9日、「(写真を見て)首をかしげざるを得ない。こうしたことが起きないよう責任を持って対処する人はいないのか」と強い不満を表明した[61]。

国家社会主義日本労働者党

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8A%B4%E5%83%8D%E8%80%85%E5%85%9A

ウェブサイトに代表と自民党の国会議員である稲田朋美・高市早苗・西田昌司とのツーショット写真が掲載されていたことが2014年(平成26年)9月9日に判明した

以下にその写真がある

http://anchikaluto.blog.jp/archives/51985868.html

もうひとつ~https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153298



2014/05/07 に公開

ここ日本には、山田一成という国家社会主義者がいる。彼は現在のネオナチ・グループ(NSJAP)のリーダーとして活動している。今回VICEは、山田氏の一日に密着取材。民族の意思同盟と共にアメリカ大使館へ抗議にいく様子も捉えた。

検察は動かないと聞いている

http://tanakaryusaku.jp/2017/03/00015476




 
 
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